この表だけで原因を決めつける必要はありません。一つの状態に、理解の不足、取り組み方、予定の立てにくさが重なっていることもあります。
通知表の数字だけを見て、「数学をもっと頑張る」と決めても、何をすればよいかは曖昧なままです。気になる教科を一つ選び、観点別評価、答案、学校ワーク、授業プリントを並べます。
学校へ確認したいのは、例えば次のようなことです。
今回の各観点は、主にどのテストや課題をもとに評価していますか。
その中で、まだ十分にできていなかったのはどの部分ですか。
次の単元で改善するために、どのような取り組みが必要ですか。
確認した内容を、本人が取り組める課題に置き換えます。評定の変更を求めることより、次の学習に使える情報を得ることを大切にします。
「ワークを進める」だけでは、終わらせることが目標になりがちです。例えば、「火曜に英語の学校ワークを3ページ進め、解けなかった問題は土曜に何も見ずに解き直す」と決めます。
数学なら、計算のどの段階で間違うのか。英語なら、単語を覚えていても文を組み立てられないのか。理科なら、用語は書けても結果の理由を説明できないのか。止まる場所によって、練習の内容を変えます。
やることが分かっていても始められない場合は、開始時刻や課題量を整えます。問題の意味が分からない場合は、説明や前の単元に戻る学習が必要です。
指導中に正解できても、翌日や学校のテストで同じように解けるとは限りません。説明や解答を閉じて解く、数日後に確かめる、条件が少し変わった問題に取り組む時間を入れます。
次の通知表を待つ間も、小テストの結果、記述の空欄、提出前の解き直しなどから変化を確かめます。予定どおりできなかったときは、量・難しさ・時間配分のどこを直せば続けられるかを一緒に考えます。
中学校の学習評価は、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点で捉えます。三つ目は、学習への粘り強い取り組みと、その中で自分の学び方を調整しようとする姿を見るものです。挙手の回数やノートの見た目だけで考えないことが大切です。文部科学省の学習評価に関する通知
家庭では、「間違えた理由を確かめて解き直す」「先生の助言を次の課題に生かす」「分からないところを質問できる形にする」といった学び方を練習できます。
ただし、家庭での取り組みがそのまま学校の評価材料になるとは限りません。また、3観点を「テスト・提出物・授業態度」と一対一で割り当てることもできません。実際の評価方法は、学校・教科からの説明を確認します。
合計点が高くても、記述問題、小テスト、レポートなどに課題が残っている場合があります。「何点だから評定は4」と予想する前に、観点別評価と、評価のもとになった学習を確認しましょう。
答案では、知識を思い出せなかった問題と、知っていても使えなかった問題を分けます。点数だけでは見えない違いが、次の練習を決める手がかりになります。
テストは取れるのに内申点が低いときの詳しい確認方法
期限や提出方法など、学校の指示を守ることを確認したうえで、「完成したか」と「学習内容が身についたか」を分けて見ます。
正答を赤で写して終わっているなら、解答を閉じてもう一度解く時間を作ります。締切直前にまとめて終えているなら、分からない問題を質問し、解き直す日が残るように進めます。すでに使っている学校ワークを、次のテストにも使える教材にしていきます。
提出物を出しても内申点が上がらないときの学校ワークの見直し方
音楽・美術・保健体育・技術・家庭も、課題の条件、提出期限、テスト範囲、先生からの助言を早めに確認します。家庭教師では、レポートの進め方や学習予定を整理できます。実技・作品そのものの評価は、学校の教科担当の先生が行います。
欠席がある場合は、受けられるテストや取り組める課題について、担任・教科担当へ相談してください。別の方法で評価材料を用意できるかは学校の判断になるため、家庭だけで決めつけないことが大切です。
学習は、今の授業につながる内容や、進路に必要な教科から順番を決めます。
豊川市の不登校・昼間の学習支援について
愛知県公立高校の全日制一般選抜では、9教科の評定合計は最高45で、それを2倍した最高90点が「評定得点」です。学力検査は5教科合計で最高110点。各高校が選ぶⅠ〜Ⅴの方式によって、評定得点と学力検査得点の重みが異なり、その数値などをもとに総合的に校内順位が決まります。愛知県教育委員会・入学者選抜に関するQ&A
内申点だけ、当日の点数だけに絞らず、志望校の方式と現在の学力を並べて考えます。中3であれば、今後の学校の評価日程も確認し、学校の課題・定期テスト・入試対策をどう進めるか整理しましょう。
制度の詳しい計算や確認方法は、次のページにまとめています。
愛知県公立高校入試と内申点|評定の計算・当日点との比重
※制度の記述は2026年9月4日時点で確認した公表資料に基づきます。受検する年度・高校・学科の最新情報を確認してください。
豊川市の学校の教材を使い、本人のつまずきから考えます
東部・南部・中部・西部・代田・金屋・一宮・音羽・御津・小坂井など、豊川市内の中学生のご相談に対応しています。
同じ市内でも、授業の進み方、課題、テスト範囲、評価についての説明は、学校・学年・教科によって異なります。お子さまが実際に使っている教材と学校からの連絡をもとに進めます。
指導では、問題文を読んだところで止まるのか、考え方は分かっていても手順を選べないのか、途中で分からなくなるのかを、取り組む様子から確かめます。相談時に見た答案や教材を、同じ家庭教師が指導へつなげます。
保護者の方には、できたこと、まだ一人では難しいこと、次回までに取り組むことをお伝えします。
豊川市の中学生向け家庭教師|定期テスト・高校受験・学校ワーク
評定を決めるのは学校のため、上昇を保証することはできません。学校の評価方法を確認しながら、本人の理解、解き直し、課題への取り組みを具体的に改善していきます。
相談できます。まず一教科の通知表、答案、学校ワークから確認する方法もあります。全部の資料がそろっていなくても構いません。
大丈夫です。塾で学べていることと、家庭で止まっていることを分けて考えます。教材や宿題が多すぎる場合は、さらに増やす前に優先順位を整理します。
塾に通っても成績が上がらないときの見直し方
継続指導の料金・交通費は、料金ページで確認できます。家庭教師の利用を検討する初回相談については、お問い合わせ・初回相談をご覧ください。
入会を前提とせず、答案や教材を詳しく見て第三者の意見を聞きたい場合は、有料の学習相談・セカンドオピニオンもあります。
「次に何をすればよいか分からない」段階からご相談ください
LINEまたはフォームの案内に沿って、学年、お住まいの地域、気になっていることをお知らせください。「提出物は出しているのに内申点が上がらない」という段階でも構いません。最初から学校名や詳しい成績をすべて整理する必要はありません。
その後、相談内容に応じて、通知表の観点別評価、テストの答案、学校ワーク、テスト範囲表などを確認します。資料は手元にあるものからで大丈夫です。
「もっと頑張る」で終わらせず、お子さまが次に取り組めることを一緒に考えます。