不登校の時期に、保護者の方が最も不安になることの一つが学習の遅れです。
授業を受けていない。
学校のワークが進んでいない。
定期テストを受けられていない。
内申点や進学に影響しないか心配。
このまま勉強しなくなってしまうのではないかと不安。
その気持ちは自然です。
ただ、不登校の時期に、学校と同じ量・同じ速さで学習を進めようとすると、かえって本人の負担が大きくなることがあります。
大切なのは、今の本人の状態に合う学習量と進め方を考えることです。
今日は何分なら取り組めるか。
どの科目なら抵抗が少ないか。
学校の課題を優先するべきか、基礎に戻るべきか。
本人が話を聞ける状態か。
進学に向けて、最低限どこを押さえる必要があるか。
こうしたことを見ながら、学習の入口を作ります。
不登校の時期でも、学びを完全に止めないことは大切です。
ただし、それは無理に詰め込むこととは違います。
今できる一歩を積み重ねる。
できなかった部分を責めず、次に考える材料にする。
本人が「少しならできる」と感じられる状態を作る。
そこから学習は少しずつ動き出します。
不登校と一言でいっても、完全に学校へ行っていない場合だけではありません。
週に数日は行ける。
午前だけ行ける。
保健室や別室なら行ける。
テストの日だけ行ける。
行けた翌日に疲れて休んでしまう。
学校に行く日はあるけれど、授業内容がつながっていない。
このような五月雨登校の状態では、保護者の方も判断に迷いやすくなります。
「今日は行けたから大丈夫なのか」
「また休んだから、やはり厳しいのか」
「学校の授業についていけているのか」
「休んだ日の内容をどう補えばよいのか」
五月雨登校の場合、学習の抜けが見えにくいことがあります。
学校に少し行けている分、本人も周囲も「何となく続いている」と感じやすいからです。
しかし、授業内容が途中で抜けていると、英語や数学のような積み上げ科目では大きなつまずきにつながります。
家庭教師としては、登校状況だけで判断せず、実際に何が分かっていて何が抜けているのかを確認します。
学校に行ける日は学校を優先する。
行けない日は家庭で学習の抜けを整える。
課題やワークの優先順位を決める。
定期テストや進学に必要な範囲を確認する。
本人の疲れ方も見ながら、無理のない学習量にする。
五月雨登校のお子さまには、「行けたか行けなかったか」だけではなく、学びがどこまでつながっているかを見ることが大切です。
不登校や五月雨登校が続くと、学校の課題がたまっていくことがあります。
ワーク。
プリント。
レポート。
提出物。
定期テストの範囲。
休んだ日の授業内容。
量が増えすぎると、本人も保護者の方も、どこから手をつければよいか分からなくなります。
この状態で
「全部やりなさい」
と言っても、動けないことが多いです。
まず必要なのは、課題を整理することです。
提出期限が近いもの。
成績や単位に関わるもの。
今の本人でも取り組みやすいもの。
後回しにしても大きな影響が少ないもの。
やるより先に、基礎に戻った方がよいもの。
すべてを同じ重さで扱うと、本人は圧倒されます。
家庭教師としては、学校の課題を見ながら、優先順位をつけます。
そのうえで、必要な部分は一緒に進め、理解が抜けているところは戻って説明します。
課題を終わらせることだけが目的ではありません。
課題を通して、今の学習状態を確認し、次につながる形にすることが大切です。
不登校の背景に、朝起きられない、午前中に体が動かない、起立性調節障害のような体調面の問題が関係していることもあります。
このような場合、本人の気合いや根性だけで登校や学習を戻そうとしても、うまくいかないことがあります。
朝は動けない。
昼過ぎから少し頭が働く。
夕方になると会話ができる。
夜になると元気に見える。
でも、翌朝また動けない。
このリズムを見て、保護者の方が戸惑うこともあります。
家庭教師は医療的な判断をする立場ではありません。
ただ、学習面では「今の体調でどの時間帯なら取り組めるか」を一緒に考えることができます。
午前が難しければ、昼前や午後から始める。
短時間から学習に触れる。
学校の授業をすべて追うのではなく、必要な部分を選ぶ。
進級や進学に関わる学習を優先する。
本人が動ける時間帯を使って、学びを止めない形を作る。
学校の時間に合わせられないからといって、学習そのものを諦める必要はありません。
今動ける時間を使って、できることから整えていきます。
不登校が続くと、通信制高校やサポート校、転校、進路変更を考える時期が来ることがあります。
通信制高校やサポート校は、お子さまによっては大切な選択肢です。
環境を変えることで、気持ちが楽になり、学習や生活が動き出すこともあります。
掛川市から通信制高校やサポート校を考える場合、掛川市内だけでなく、菊川市、袋井市、磐田市、浜松市方面なども含めて学校を検討されるご家庭があると思います。
ただ、学校を変える前に確認しておきたいこともあります。
家庭で学習に向かえる状態があるか。
一人で課題やレポートを進められるか。
英語や数学の基礎がどのくらい残っているか。
進学を考える場合、どの教科を優先すべきか。
本人が将来についてどこまで考えられているか。
保護者の方が何に一番不安を感じているか。
通信制高校に進んでも、家庭でまったく学習できない状態だと、レポートがたまったり、生活リズムが崩れたりすることがあります。
だからこそ、進路を決める前に、家庭での学び方を一度整えておくことは意味があります。
学校を変えるか、今の学校で様子を見るか、通信制高校を選ぶか。
その判断の前に、本人がどのような学び方なら動けるのかを確認します。
通信制高校やサポート校に通っている場合も、家庭での学習支援が必要になることがあります。
レポートが進まない。
提出期限が近づくと焦る。
スクーリング前だけ慌てる。
分からない問題を後回しにしてしまう。
サポート校には通っているが、家庭での学習が回らない。
大学受験や専門学校進学を考えたいが、何から始めればよいか分からない。
通信制高校では、全日制高校よりも自分で動く力が求められます。
自由度が高い分、学習が本人任せになりやすいところもあります。
家庭教師としては、まず学校のレポートや教材を確認します。
どこで止まっているのか。
内容が分からないのか。
読むことが負担なのか。
量が多くて動けないのか。
提出期限の管理が難しいのか。
卒業後の目標が見えず、勉強の意味が感じられないのか。
原因によって、必要な支援は変わります。
ただ答えを埋めるのではなく、必要な部分は説明し、本人が次に似た問題へ向かえるようにします。
通信制高校のレポートを進めること。
中学内容や高校初期の抜けを学び直すこと。
大学受験や進学に向けた学習を始めること。
この三つは、重なる部分もありますが同じではありません。
お子さまの状況に合わせて、優先順位を決めながら進めます。
中学生の不登校では、高校進学への不安が大きくなります。
内申点はどうなるのか。
定期テストを受けられない場合はどう考えるのか。
英語や数学の遅れをどう戻すのか。
高校受験に間に合うのか。
全日制、定時制、通信制など、どの選択肢が合うのか。
中学生の場合、特に英語と数学の抜けを放置すると、その後の学習に影響します。
英語は、単語、文法、文の作り方が積み重なっています。
数学は、計算、方程式、関数、図形など、前の内容が分からないと次に進みにくい教科です。
不登校の時期には、学校の進度をそのまま追うよりも、必要なところまで戻った方がよい場合があります。
どこまで戻るべきか。
どの単元を優先するか。
学校ワークを使うか、別教材で立て直すか。
定期テストや高校受験に向けて、何を最低限押さえるか。
こうした判断をしながら進めます。
掛川市から高校進学を考える場合、掛川市内だけでなく、菊川市、袋井市、磐田市、浜松市方面の高校や通信制高校・サポート校も含めて選択肢を考えるご家庭があります。
高校進学は大切です。
ただ、進学先だけを決めればよいわけではありません。
進学後に学び続けられる状態を作ることも大切です。
高校生の不登校では、単位、進級、卒業、大学受験、専門学校進学、就職など、より現実的な問題が出てきます。
学校の授業についていけない。
数学が途中から分からなくなった。
英語の基礎が抜けている。
レポートや課題が進まない。
通信制高校に在籍しているが、学習リズムが作れない。
大学受験を考えたいが、何から始めればよいか分からない。
高校生の場合、本人が納得していない学習はなかなか続きません。
なぜ今この教材を使うのか。
なぜこの単元から戻るのか。
この学習が卒業や進学にどう関係するのか。
大学受験を考えるなら、どの教科をどの順番で進めるのか。
そこを本人と共有しながら進めます。
不登校の高校生にとって、学習は単に成績のためだけではありません。
将来の選択肢を残すためのものでもあります。
今から全部を完璧に戻すことは難しい場合もあります。
それでも、必要な教科と単元を選び、少しずつ積み上げることで、次の選択肢が見えてくることがあります。
小学生の不登校や登校しぶりでは、学習以前に、本人の安心感が大切になることがあります。
学校に行くことへの不安。
先生や友達との関係。
朝の準備で固まってしまう。
宿題を見るだけで嫌になる。
勉強が分からなくなって、学校がさらに重くなる。
小学生の場合、勉強を無理に詰め込むよりも、まず学ぶことへの抵抗を強めないことが大切です。
短い時間から始める。
国語や算数の基礎を確認する。
本人が話しやすい内容から入る。
学校の宿題を全部こなすことにこだわりすぎない。
できたことを一つずつ確認する。
この時期に「勉強は怒られるもの」「できない自分を見せるもの」と感じてしまうと、その後の学習にも影響します。
家庭教師としては、まず安心して学習に触れられる時間を作ります。
そのうえで、必要な基礎を少しずつ整えていきます。
不登校の背景に、発達特性やグレーゾーンが関係していることもあります。
集団の中で疲れやすい。
音や人の多さが負担になる。
授業中、どこを見ればよいか分からない。
先生の説明が一度で入りにくい。
問題文の情報量が多いと混乱する。
テスト用紙を見るだけで不安が強くなる。
学校では我慢しているが、家で一気に崩れる。
このような場合、学校に行けないことだけを問題にするのではなく、学校や学習のどこが本人にとって負担になっているのかを見る必要があります。
私は医療や療育の専門家ではありません。
ただ、家庭教師として長年お子さまの学習現場を見てきた中で、発達特性のあるお子さまが学習で止まりやすい場面を多く見てきました。
不登校と発達特性が重なっている場合は、学習の進め方にも工夫が必要です。
一度に扱う量を減らす。
問題の見せ方を変える。
紙面の風景に慣れる。
本人のこだわりを無理に潰さない。
得意な感覚や興味を入口にする。
苦手な部分には必要な支えを入れる。
学校に戻すことだけを急ぐのではなく、その子がどのような環境なら学べるのかを見ていきます。
不登校のお子さまの場合、保護者の方が家庭教師を検討しても、次のような不安が出ることがあります。
本人が会ってくれるだろうか。
部屋から出てくるだろうか。
勉強の話をしたら拒否しないだろうか。
家庭教師が来ることで、本人に負担にならないだろうか。
最初から勉強できる状態ではないけれど大丈夫だろうか。
この不安はとても自然です。
不登校の学習支援では、最初から長時間の勉強をする必要はありません。
まずは短く話すだけでもよい場合があります。
教材を一緒に見るだけでも、次につながることがあります。
本人が今どのように考えているかを聞くことから始める場合もあります。
大切なのは、本人を無理に動かそうとしすぎないことです。
家庭教師が入ることで、親子だけでは話しにくかった学習や進路の話が少し整理されることがあります。
保護者の方が直接言うとぶつかる内容でも、第三者が入ることで受け取り方が変わることもあります。
最初から完璧な形で始める必要はありません。
今できる形を見つけるところから始めます。
私は、不登校のお子さまを無理に管理して勉強させることを目的にしていません。
もちろん、学習は大切です。
進学や卒業に向けて、やるべきこともあります。
英語や数学の基礎を放置しすぎると、その後の選択肢が狭くなることもあります。
ただ、本人の状態を見ずに
「とにかくやりなさい」
「学校に戻りなさい」
「遅れているから急ぎなさい」
と押しても、うまくいかないことがあります。
大切なのは、本人が少しずつ自分の状態を見られるようになることです。
今、何ができるのか。
何が苦しいのか。
何からなら始められるのか。
将来に向けて、どこを整える必要があるのか。
その整理を一緒にしていきます。
失敗や停滞は、終わりではありません。
次に考えるための材料です。
学校に行けない時期があっても、そこから学び直すことはできます。
今すぐ完全な答えが出なくても、少しずつよい方向を探すことはできます。
本人にとっても、保護者の方にとっても、少しでも次の一歩が見えるような関わりを大切にしています。
不登校のご相談では、どうしても「学校に戻れるか」が大きなテーマになります。
もちろん、学校に戻れることが本人にとってよい場合もあります。
少しずつ登校日数が増えることで、生活や学習が安定することもあります。
ただ、学校復帰だけを最終目標にしてしまうと、その先の学び方が見えにくくなることがあります。
学校に戻ったあと、授業についていけるか。
提出物をこなせるか。
テスト勉強ができるか。
高校や大学に進んだあと、自分で学べるか。
環境が変わったときに、また同じように止まらないか。
どの進路を選ぶとしても、家庭で学ぶ力は大切です。
私は、不登校の時期の学習支援を、単なる遅れの補習とは考えていません。
お子さまが自分に合う学び方を見つけるための時間でもあると考えています。
家庭で学べるようになることは、学校復帰にも、通信制高校にも、進学にも、その後の自立にもつながります。
掛川市への訪問指導は、現在の指導スケジュールと移動時間を確認したうえで対応しています。
掛川駅周辺、掛川市中心部、西掛川方面、桜木方面、細谷方面、大東方面、大須賀方面、掛川市北部・南部など、場所や時間帯によって訪問可否が変わります。
豊橋を拠点としているため、掛川市への定期訪問は曜日・時間帯に限りがあります。
そのため、不登校・五月雨登校のお子さまの昼間指導、午後からの学習支援、通信制高校の学習支援、進学前の学び直し、短期的な学習方針の整理など、条件が合う場合に対応可能です。
掛川市は、菊川市、袋井市、森町、磐田市方面とも進学や学習環境が重なる地域です。
高校進学、通信制高校・サポート校、塾、個別指導、大学受験などを考える場合も、周辺地域を含めて検討されるご家庭があると思います。
まずは、学年、ご相談内容、ご希望の曜日・時間帯をお知らせください。
内容を伺ったうえで、対応可能か確認させていただきます。
不登校のお子さまの学習支援では、最初から大きな計画を立てすぎないことが大切です。
現在、学校にどのくらい行けているか。
どの時間帯なら話しやすいか。
学校の課題はどのくらいたまっているか。
英語や数学のどこで止まっているか。
本人は進学や将来についてどう考えているか。
保護者の方が何に一番不安を感じているか。
こうしたことを確認しながら、今できる学習の形を考えます。
不登校の状態には、一つの正解があるわけではありません。
学校復帰が合う場合もあります。
通信制高校や別の環境が合う場合もあります。
今はまず、家庭で少しずつ学習に触れることが大切な場合もあります。
お子さまの状態に合わせて、無理のない一歩から始めます。
掛川市で不登校のお子さまの家庭教師をお探しのご家庭は、まず現在の状況をお知らせください。
学びを完全に止めない形を、一緒に考えていきます。