中学受験で、親はどこまで関わればよいのでしょうか
中学受験を考え始めると、
「親が勉強を教えられないと難しいのではないか」
「塾へ入れれば、あとは任せてよいのか」
「宿題や丸つけは、どこまで見ればよいのか」
「共働きでも中学受験はできるのか」
といった疑問が出てきます。
中学受験は小学生の受験なので、保護者の支えが必要な場面があります。
一方で、
毎日の宿題。
丸つけ。
解き直し。
教科指導。
スケジュール。
模試。
志望校。
まで、すべて保護者が抱えなければならないわけではありません。
Thinking Studyでは、
親が全部管理するか、子どもへ全部任せるか
という二つだけでは考えません。
本人ができること。
家庭だからできること。
塾へ任せること。
第三者へ任せてもよいこと。
を分けて考えます。
親が全部管理するか、何もしないかの二択ではありません
中学受験では、
「親の伴走が必要」
と言われることがあります。
確かに、小学生だけで受験全体を管理することは難しいと思います。
学校を調べる。
説明会へ申し込む。
塾を選ぶ。
模試を申し込む。
受験日程を確認する。
出願する。
生活や体調を見る。
こうした部分は、大人の支えが必要です。
ただ、
毎日何を勉強するか。
どの問題から解くか。
間違えた問題をどう直すか。
分からない問題をどう考えるか。
まで、すべて親が決め続けると、本人が自分の学習を扱う機会が少なくなることがあります。
必要なのは、
「関わる」「関わらない」
ではなく、
何に関わるか
を考えることです。
親にしかできないことがあります
塾や家庭教師がいても、家庭にしかできないことがあります。
たとえば、
本人が中学受験をどう感じているか聞く
学校見学へ一緒に行く
通学や生活を現実的に考える
睡眠や食事、体調を見る
家庭として学校へ何を求めるか考える
最終的な出願や進学について本人と話す
といったことです。
学校を選ぶときも、偏差値だけでは決まりません。
公立中学校へ進むのか。
私立中学校を考えるのか。
中高一貫校の環境に魅力を感じるのか。
本人がどのような6年間を過ごしたいのか。
家庭がどのような教育環境を望んでいるのか。
を考える必要があります。
親が背負わなくてもよいこともあります
一方で、
教科の内容をすべて教える。
塾の宿題をすべて横で見る。
毎日すべての問題を丸つけする。
模試の答案を細かく分析する。
勉強を始めるたびに声をかける。
といった役割まで、必ず家庭が担う必要はありません。
親が中学受験の算数を解けなくても、受験できないわけではありません。
国語の記述を毎回答案添削できなくても構いません。
塾へ通う場合には塾へ任せられることがあります。
家庭学習で進める場合にも、教材や外部の支援を使う方法があります。
大切なのは、
誰が何を担うのかを最初から一人へ集めないこと
です。
宿題はどこまで見ればよいのでしょうか
塾へ通い始めると、宿題の量が増えることがあります。
そこで保護者が、
「全部終わった?」
「まだこれが残っているよ」
「この問題もやり直して」
と毎日確認する状態になることがあります。
もちろん、最初は一緒に確認する必要がある子もいます。
ただし、宿題を全部終わらせることだけが目的になると、
分からない問題を答えで埋める。
解き直しが作業になる。
夜遅くまで終わらせる。
という状態になることがあります。
宿題を見るときには、
全部終わったかだけでなく、
本人が一人で進められる部分。
説明が必要な部分。
今の段階では難しすぎる部分。
を分けて考えます。
丸つけは、親が全部しなくても構いません
低学年や受験を始めたばかりの時期には、丸つけを一緒に行う意味があります。
ただ、学年が上がっても毎回、
保護者が採点する。
間違いを指摘する。
解き直しを命じる。
ところまで続くと、
子どもにとって、
「間違えると親に何か言われる」
という時間になることがあります。
自分で丸つけできる部分は本人へ移す。
塾へ確認できるものは塾へ戻す。
理解そのものを確認する必要がある問題は、第三者へ任せる。
という方法もあります。
本人が、
「どこを間違えたか」
「何が分からないか」
を自分で扱えるようになることも、中学受験の先につながります。
スケジュールは、最初から本人だけでは難しいことがあります
小学生が、
塾。
学校。
宿題。
模試。
習い事。
遊び。
睡眠。
をすべて自分で調整するのは難しい場合があります。
特に受験を始めたばかりなら、大人が一緒に整理する必要があります。
ただし、
何時に何をする。
何ページやる。
何時までに終わらせる。
まで毎日すべて大人が決めていると、本人は予定に従うだけになりやすくなります。
最初は一緒に作る。
次に本人へ選ばせる部分を増やす。
慣れてきたら、自分で予定を考えさせる。
というように、少しずつ役割を移していく方法があります。
親が勉強を教える必要はあるのでしょうか
中学受験では、学校で扱わない内容も出てきます。
算数では、比、速さ、場合の数、図形などで、保護者自身が解き方を忘れていることも珍しくありません。
それでも問題ありません。
親が塾講師になる必要はありません。
説明できる問題を少し手伝うことはできます。
ただ、
毎日のように親が教えなければ宿題が進まない。
説明しても理解できず、親子双方が苛立つ。
塾とは違う解き方になって混乱する。
という状態なら、家庭が教科指導まで担う形を見直すことができます。
親が教えると喧嘩になる場合
親子だからこそ、教えることが難しくなることがあります。
保護者は、
「昨日もやったでしょう」
と思う。
子どもは、
「分からないから聞いている」
と思う。
説明する言葉が増えるほど、問題そのものより感情が前に出る場合があります。
すでに勉強の話をするたびに衝突するようになっている場合は、
をご覧ください。
まだ喧嘩というほどではなくても、
受験の話ばかりになった。
宿題や模試で家庭全体が疲れてきた。
という場合は、
で、受験全体の負担を整理しています。
共働きでも中学受験はできますか
仕事をしている保護者の方から、
「毎日宿題を見られない」
「塾の送迎や丸つけまでできない」
「平日は帰宅が遅い」
という相談があります。
仕事をしているから中学受験ができない、とは考えません。
ただし、
家庭が毎日担うことを前提とした学習方法では、負担が大きくなることがあります。
塾へどこまで任せられるのか。
家庭で確認することは何か。
本人が一人でできることは何か。
送迎を含めて一週間が現実的に回るのか。
を受験開始前に見ておく意味があります。
塾へ通うことを前提にする必要があるのか迷っている場合は、
をご覧ください。
まだ受験を始めていない家庭へ
中学受験を考え始めた段階では、
学校も決まっていない。
塾へ行くかも決まっていない。
本人も受験をよく分かっていない。
ということがあります。
それでも構いません。
最初から、
「受験する」
と決める必要はありません。
まず、
どんな学校があるのか。
通える範囲はどこか。
本人は何に興味を持っているのか。
現在の学習はどのような状態か。
家庭として、どの程度の時間と負担なら続けられそうか。
を見ていくことができます。
「そもそも、うちの子が中学受験を考えてよいのだろうか」
という段階なら、
をご覧ください。
具体的に何から調べればよいか分からない場合は、
から順番を確認できます。
学校選びと、親の関わり方は別々ではありません
学校によって、
通学時間。
宿題量。
学習進度。
学校行事。
部活動。
教育方針。
は違います。
受験勉強だけを見て学校を選ぶと、
入学後の家庭生活まで考えられていない場合があります。
保護者がどこまで支えられるかだけでなく、
本人がその学校でどのような生活を送りたいかを見る必要があります。
学校選びそのものから整理したい場合は、
をご覧ください。
中学受験をするかどうか、まだ迷っていても構いません
中学受験には、学べることもあります。
学校の勉強とは違う問題に取り組む。
自分の進路を考える。
学校を比較する。
目標へ向けて学ぶ。
一方で、
通塾。
宿題。
模試。
家庭学習。
学校見学。
受験料や学費。
など、家庭全体で考えることも増えます。
周囲が中学受験を始めたから。
塾へ誘われたから。
という理由だけで、急いで決めなくても構いません。
まだ受験すること自体を迷っている場合は、
をご覧ください。
親の役割を減らすことは、受験から離れることではありません
家庭教師や塾へ任せる部分を増やすと、
「親が何もしなくなる」
ように感じることがあります。
そうではありません。
むしろ、
教科を教える。
宿題を管理する。
間違いを毎日指摘する。
という役割を外へ分けることで、
保護者は、
本人の気持ちを聞く。
生活を見る。
学校選びを一緒に考える。
体調を支える。
という、家庭でしかできない役割へ戻りやすくなります。
Thinking Studyが見るのは、家庭がどこまで管理したかではありません
Thinking Studyでは、
「親がもっと管理してください」
「全部本人へ任せてください」
という一つの方法へ当てはめません。
見るのは、
本人が一人でできること。
助けがあればできること。
まだ難しいこと。
塾で学べていること。
家庭に負担が集中していること。
です。
必要な支えは入れます。
ただし、支え続けることそのものを目的にはしません。
少しずつ、
本人自身が扱える部分を増やしていきます。
現在の受験の形を一度整理したい場合
今の塾を続けるか。
家庭でどこまで支えるか。
宿題や教材の量は合っているか。
志望校や今後の受験方針をどう考えるか。
こうしたことを、継続指導を決める前に詳しく整理したい場合は、一度だけ利用できる有料の中学受験セカンドオピニオンがあります。
現在の塾、教材、答案、模試、家庭学習、志望校などを確認し、第三者の立場から現在の受験の形を整理します。
相談後にThinking Studyへ入会する必要はありません。
継続的な家庭教師指導を検討している場合や、まず現在の状況を伝えたい場合はこちらです。
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