中学受験国語の家庭教師
読解・選択肢・記述を、感覚ではなく本文の根拠から考えます
文章は読んでいる。
漢字もある程度は書ける。
それなのに、中学受験の国語になると点が取れない。
「文章が長くなると、何が書いてあったのか分からなくなる」
「選択肢を二つまで絞れるのに、最後に間違える」
「記述問題になると空欄にしてしまう」
「解説を読めば分かるけれど、次の問題ではまた迷う」
「国語は何を勉強すればよいのか分からない」
このような状態になることがあります。
中学受験国語では、ただ文章を読むだけではありません。
設問が何を聞いているのか。
本文のどこに根拠があるのか。
選択肢のどこが本文と合わないのか。
記述には何を入れる必要があるのか。
文章の中にある情報を、設問に合わせて使う必要があります。
「国語はセンスだから」
「読書量が足りないから」
「語彙力がないから」
という大きな言葉だけで終わらせても、次の問題で何を変えればよいかは見えてきません。
Thinking Studyでは、正解・不正解だけではなく、
その子が文章と設問をどのようにつないでいるか
を見ます。
中学受験国語で点が取れない理由は、一人ずつ違います
同じ50点でも、中身は同じではありません。
文章の内容を大まかには理解しているけれど、設問で何を聞かれているか分からない。
本文の根拠より、自分の感想で答えている。
選択肢の一部分だけを見て決めている。
二つまで絞れるけれど、最後の違いを判断できない。
物語文で人物の気持ちを想像だけで答える。
説明文で話題が変わったことに気づかない。
記述に必要な内容は分かるが、文章にまとめられない。
知らない言葉が出ると、その後の内容まで分からなくなる。
読むことに時間を使いすぎて、後半が空欄になる。
間違えることを恐れて、書こうとしない。
それぞれ必要な学習は違います。
「国語が苦手」とまとめる前に、
どの部分から得点につながらなくなっているのか
を確認します。
文章を読んでも内容が残らない子へ
長い文章を読み終えたあと、
「何が書いてあった?」
と聞かれてもうまく答えられないことがあります。
だからといって、文章全体をまったく読めていないとは限りません。
一文の意味は取れている。
短い範囲なら内容も分かる。
けれど、文章が長くなるにつれて情報がつながらなくなる。
そういう子もいます。
「読めていない」の中身を見ます
読解が難しくなる理由には、
語彙
一文の構造
指示語
接続語
段落どうしの関係
話題の変化
登場人物の関係
抽象的な表現
設問の意味
など、さまざまなものがあります。
全部を「読解力不足」として扱いません。
どこまでは理解でき、どこから意味が切れているのかを見ます。
設問の意味を取り違えていることがあります
本文の内容は分かっている。
それなのに点数にならない。
その場合、本文ではなく設問側で止まっていることがあります。
理由を聞かれているのか。
内容を説明するのか。
本文から抜き出すのか。
自分でまとめるのか。
字数制限があるのか。
前後の関係まで含めて答えるのか。
問題が要求していることと、本人が答えようとしていることがずれていれば、本文を理解していても得点にはなりません。
国語では、
何を読んだかだけでなく、何を問われているか
も大切です。
選択肢を二つまで絞れるのに、最後に間違える
これは中学受験国語でよくある状態です。
二つまで絞れているなら、文章をまったく読めていないとは限りません。
問題は、その二つの違いをどこで判断するかです。
選択肢は「だいたい合っている」では決まりません
中学受験の選択肢には、
前半は合っているけれど、後半が違う。
本文より強く言い切っている。
理由と結果が逆になっている。
本文には書かれていない内容が加わっている。
似た言葉を使っているが、意味が少し変わっている。
というものがあります。
本文と同じ言葉があるから正解。
それらしいことが書いてあるから正解。
とは限りません。
どの部分が本文と一致し、どこにずれがあるのかを見る必要があります。
消去法だけを覚えても安定しません
「なんとなく違うから消す」
という消去法では、最後の二択で迷います。
大切なのは、
なぜ、その選択肢を外せるのか
を本文に戻って確認できることです。
選択肢問題を勘ではなく、根拠を使って考えられる状態を目指します。
記述問題を空欄にしてしまう子へ
記述を見ると、
「何を書けばよいか分からない」
「文章を作れない」
「どうせ丸にならない」
と考えて、最初から空欄にしてしまう子がいます。
しかし、中学受験の記述は、自分の感想を自由に書く作文とは違います。
設問があります。
本文があります。
字数があります。
その中に、答えを作るための材料があります。
完璧な文章を頭の中で作ってから書く必要はありません
記述で止まる子の中には、
「最初から正しい文章を書かなければいけない」
と思っている子もいます。
しかし実際には、
何を答える問題なのか。
本文のどこが関係しているのか。
どの内容を入れる必要があるのか。
というところから考えます。
最初から満点の文章を作ることだけを目標にしません。
字数が埋まらないことにも理由があります
40字、60字、80字などの記述で、極端に短い答えになる場合があります。
これは単純に文章を書く力だけの問題とは限りません。
設問が求めている要素を一つしか拾えていない。
原因は書いたけれど結果がない。
人物の気持ちは書いたけれど、そのきっかけがない。
本文から必要な情報を選べていない。
ということもあります。
記述量だけを増やすのではなく、何が不足しているかを見ます。
物語文が苦手な子へ
物語文では、
「登場人物の気持ちを想像しなさい」
と言われることがあります。
しかし、入試国語は自由な想像を採点するものではありません。
人物の行動。
会話。
表情。
周囲との関係。
出来事。
情景。
その前後で起きた変化。
本文にある情報をもとに考えます。
「自分ならどう思うか」と「本文の人物がどう感じたか」は違います
本人なら腹が立つ。
本人なら悲しい。
本人なら気にしない。
それは本人自身の感想です。
問題で聞かれているのは、本文中の人物についてです。
自分の経験を使って文章を理解することはありますが、最終的な答えは本文へ戻します。
気持ちが直接書かれていないこともあります
人物の心情が、
「悲しかった」
「うれしかった」
と直接書かれているとは限りません。
行動や会話の変化などから読み取る問題もあります。
だからこそ、雰囲気だけではなく、本文の情報を根拠に考えます。
説明文・論説文が苦手な子へ
説明文では、物語文より抽象的な言葉が増えます。
読み進めているうちに、
「結局、何の話だったのか分からない」
となることがあります。
ここでも、文章全体を一度で完璧に理解することだけを目標にはしません。
話題のつながりを見る
説明文では、
同じ話を続けているのか。
反対の考えを出しているのか。
具体例を示しているのか。
前の内容を言い換えているのか。
理由と結果を説明しているのか。
といった関係があります。
文章を一文ずつ独立して読むのではなく、そのつながりを見ます。
具体例だけ覚えても、文章の中心は分かりません
具体例は分かりやすいため、子どもの記憶に残りやすい部分です。
しかし、具体例そのものが筆者の結論とは限りません。
「この例は、何を説明するために書かれているのだろう」
と考えることで、文章の中心へ戻ります。
語彙が少ないから国語ができないのでしょうか
語彙は大切です。
知らない言葉が多ければ、文章を読むことは難しくなります。
ただし、
「語彙が増えるまで読解はできない」
とも考えません。
読解問題の中で言葉の意味が分からなくなっているのか。
設問自体の語彙が分からないのか。
抽象語が続いたときに止まるのか。
日常では使わない表現に弱いのか。
どのような言葉が理解を妨げているかを見ます。
読書をしないから国語ができない、とも限りません
読書経験は語彙や背景知識を広げる助けになります。
本を読むこと自体にも大きな意味があります。
ただし、
本をたくさん読む子が必ず中学受験国語で高得点を取るわけではありません。
逆に、読書量が多くないから国語は伸びないとも限りません。
入試問題では、
設問を理解する。
本文から根拠を探す。
選択肢を比較する。
記述へまとめる。
といった学習も必要です。
国語の宿題に時間がかかる場合
一つの文章題に非常に長い時間がかかることがあります。
文章を何度も読み直している。
選択肢を決められず止まっている。
記述を完成させようとして長時間考えている。
分からない一問から動けない。
この場合、
「もっと速く読みなさい」
だけでは変わらないことがあります。
どこに時間を使っているのかを確認し、本人が考える必要のあるところと、必要以上に止まっているところを分けます。
塾の宿題全体が回らなくなっている場合は、
をご覧ください。
家では解けるのに、模試では国語が取れない場合
家庭学習では時間をかければ解ける。
ところが模試になると点数が下がる。
その場合、
文章を丁寧に読みすぎている。
一問で長く止まっている。
難しい記述へ時間を使いすぎている。
後半まで到達していない。
緊張すると文章の内容が入りにくい。
普段は保護者や先生から助けを受けながら解いている。
など、日頃とは違う条件が影響していることがあります。
模試では合計点だけでなく、
時間のある家庭学習と、制限時間のあるテストで何が変わるのか
も見ます。
小学5年生の中学受験国語
小学5年生では、文章が長くなり、設問も複雑になります。
この時期に、
本文をなんとなく読む。
選択肢を感覚で選ぶ。
記述を解説から写す。
間違えた理由を確認しない。
という状態が続くと、小学6年生になってから国語の点数が安定しにくくなることがあります。
小5では、正解数だけを見るのではなく、
文章と設問の関係を捉えられているか。
選択肢の違いを考えられているか。
記述を最初から諦めていないか。
といったところを確認します。
宿題や家庭学習全体も含めて見直す場合は、
小学6年生の中学受験国語
小学6年生では、志望校の出題形式も無視できません。
選択肢中心の学校。
長い記述が多い学校。
文章量が多い学校。
漢字・語句の比重が高い学校。
複数の文章を扱う学校。
学校によって国語の作りは異なります。
残された時間も限られるため、
国語全体を一から作り直すのではなく、
現在繰り返している失点。
志望校で必要になる問題。
比較的改善しやすい部分。
時間がかかる部分。
を見ながら考えます。
過去問の国語は、点数だけを見ません
過去問で50点だった。
合格者平均に届かなかった。
それだけでは、次に何をすればよいかは分かりません。
漢字・語句で失点している。
前半の文章に時間を使いすぎている。
選択肢で同じような間違いを繰り返している。
記述が空欄になっている。
本文は読めているが、設問の要求とずれている。
学校特有の問題形式に慣れていない。
同じ点数でも、中身は異なります。
過去問を採点して終わるのではなく、
その答案から、今後どこを確認する必要があるのか
を考えます。
Thinking Studyの中学受験国語指導
現在使っている教材と答案を見ます
新しい国語教材を次々に追加することを前提にはしません。
現在使っている、
塾のテキスト。
宿題。
小テスト。
公開模試。
過去問。
ノート。
漢字・語句教材。
などから現在地を確認します。
点数だけでは判断しません
同じ不正解でも、
本文をほとんど理解できていない場合。
本文は理解しているが設問を取り違えた場合。
最後の二択で根拠を比較できなかった場合。
記述の一部は書けていた場合。
では違います。
反対に正解していても、根拠が曖昧なまま選んでいることがあります。
正解数だけではなく、本人がどのように考えているかを見ます。
読解・選択肢・記述を別々の技として扱いすぎません
設問の意味が取れなければ、本文のどこを読むか決まりません。
本文の根拠を捉えられなければ、選択肢も記述も安定しません。
語彙が分からなければ、文章の理解そのものが止まることがあります。
国語の問題は互いにつながっています。
「記述だけのテクニック」
「選択肢だけのテクニック」
を増やすことより、その子がどこで文章と設問をつなげられなくなっているかを見ます。
必要な語彙や文法も確認します
読解だけを続ければよいとは限りません。
漢字。
語句。
文法。
指示語。
接続語。
主語と述語。
必要な基礎が不安定なら、その部分も確認します。
ただし、基礎教材だけを延々と続けることを目的にはしません。
実際の文章を読む力につながることを大切にします。
保護者には「国語が苦手」より具体的にお伝えします
「国語が弱いです」
だけでは、家庭でどう考えればよいか分かりません。
本文の理解で止まっているのか。
設問把握なのか。
選択肢なのか。
記述なのか。
語彙なのか。
時間なのか。
現在どの部分が得点を不安定にしているかを整理します。
国語を教えるということ
国語の指導は、
家庭教師が毎回答えの理由を説明し、
子どもが「なるほど」と納得することだけではありません。
それでは、次の文章に変わったときにまた説明を待つことがあります。
大切なのは、
本文のどこを見ればよいか。
何を根拠に考えればよいか。
自分の答えが設問に合っているか。
を本人自身が考えられるようになることです。
すぐに正解を渡すより、
次の文章でも自分から考え始められる読み方
へつなげます。
算数はできるのに、国語だけ取れない子もいます
中学受験では、
算数は得意。
理科もできる。
でも国語だけ偏差値が安定しない。
ということがあります。
この場合も、
「国語のセンスがない」
と決める必要はありません。
文章そのものが読めていないのか。
語彙なのか。
設問把握なのか。
選択肢なのか。
記述なのか。
時間なのか。
状態を分けて考えます。
反対に、国語は安定しているけれど算数で止まっている場合は、
をご覧ください。
国語が苦手だから、中学受験に向いていないとは限りません
国語の成績が低いと、
「中学受験に向いていないのでしょうか」
と心配になることがあります。
国語は中学受験で重要な教科です。
ただし、
現在国語で困っていることと、
中学受験そのものが本人に合わないことは、
同じではありません。
何につまずいているのか。
志望校でどの程度の国語が必要なのか。
ほかの教科との関係はどうか。
本人は中学受験をどう考えているのか。
分けて考えます。
親が国語を教えると喧嘩になる場合
国語は、保護者から見ると、
「本文に書いてあるでしょう」
「どうしてこれが違うの?」
「もっとちゃんと読みなさい」
と言いたくなりやすい教科です。
大人には違いが明らかに見えても、子どもにはその違いが見えていないことがあります。
本人も、
「読んでいるのに分からない」
と感じています。
そこで同じ説明を繰り返すと、親子双方が疲れてしまいます。
保護者が毎回国語の問題を解説できなくても、中学受験を支えられないわけではありません。
親がどこまで関わればよいか迷っている場合は、
すでに勉強の話をすると衝突する場合は、
宿題・管理・成績・親子関係まで含め、受験そのものが苦しくなっている場合は、
これまでの中学受験指導
Thinking Studyは、指導歴30年以上、これまでに600人以上の学習を見てきた個人契約の家庭教師です。
中学受験では、
東海中学校。
滝中学校。
南山中学校男子部。
海陽中等教育学校。
桜丘中学校。
などの指導経験があります。
小学6年生で偏差値35前後の状態から、海陽中等教育学校・滝中学校への合格につながった指導例もあります。
ただし、過去の合格例と同じ方法を、別の子へそのまま当てはめることはありません。
文章の読み方。
語彙。
書くことへの抵抗。
現在の塾。
志望校の出題形式。
残された期間。
一人ずつ違います。
現在の本人の学習から考えます。
対応地域
豊橋市、豊川市、蒲郡市、田原市、新城市、湖西市、浜松市、岡崎市、幸田町、西尾市、安城市、刈谷市、知立市、豊田市、磐田市などへ訪問しています。
地域や現在の指導状況によって、訪問可能な曜日・時間は異なります。
愛知県内の私立中学校、公立中高一貫校、浜松市内の中学校、名古屋・関西・関東方面の中学校を考えているご家庭からもご相談いただいています。
よくあるご質問
国語だけお願いできますか
はい。
中学受験国語のみの指導も可能です。
ただし、宿題量や他教科との時間配分が国語に影響している場合は、学習全体も確認します。
塾の教材を使えますか
はい。
現在通っている塾のテキスト、宿題、模試、過去問などを利用できます。
必要がなければ、新しい教材を増やしません。
読書をしない子でも国語は伸びますか
読書経験は役立ちます。
ただし、読書量だけで中学受験国語の得点が決まるわけではありません。
設問把握、本文の理解、選択肢、記述など、入試問題として確認できる部分があります。
語彙が少なくても相談できますか
できます。
語彙がどの程度読解を妨げているかを確認し、必要な部分を考えます。
記述だけ見てもらえますか
可能です。
ただし、記述が書けない原因が本文理解や設問把握にある場合は、その部分も確認します。
選択肢問題だけ苦手です
選択肢だけを見ていると改善しないことがあります。
本文のどの部分を根拠に判断しているのかも含めて確認します。
小学6年生からでも相談できますか
相談できます。
志望校、現在の得点、過去問、入試までの期間によって優先する内容は変わります。
状態を確認せず「間に合います」とは言いません。
親が国語を教えなくてもよくなりますか
保護者が毎回すべての問題を解説する必要はありません。
一方、小学生の受験なので、生活や進路面で保護者の支えは必要です。
発達特性や不安が強い子も相談できますか
対応経験があります。
診断名だけで学習方法を決めず、実際の文章の読み方、設問の受け取り方、書くときの様子などから考えます。
家庭教師を始めるか決めていなくても相談できますか
はい。
家庭教師を継続して頼むかまだ決めていない段階でも、ご相談いただけます。
また、現在使っている国語の教材や、模試・過去問の本文、設問、答案などを一度詳しく確認する単発の有料相談も利用できます。
本文の理解。
設問の受け取り方。
選択肢。
記述。
語彙。
時間配分。
などを見ながら、今どこを優先して取り組むかを考えます。
現在の塾を続けながら家庭学習だけを見直すことも、国語だけを補うこともできます。
継続指導を前提としないため、相談だけで完結できます。
相談後にThinking Studyの家庭教師を始める必要はありません。
国語を「なんとなく読む教科」で終わらせないために
国語は、答えが曖昧な教科に見えることがあります。
しかし、入試問題には、
設問があります。
本文があります。
答えの根拠があります。
本人の感想だけで答えるのではなく、
何を聞かれているのか。
本文のどこが関係するのか。
選択肢のどこが違うのか。
記述に何が必要なのか。
を考えることができます。
そして、その考え方は一つの文章だけで終わるものではありません。
答えを覚えるのではなく、
次の文章でも自分から根拠を探せる国語
を目指します。
国語の勉強を、何から見直せばよいか迷っている方へ
家庭教師を始めるか決めていなくても、ご相談いただけます。
単発の有料相談では、現在使っている国語の教材や、模試・過去問の本文、設問、答案などをもとに、どこでつまずいているのかを確認します。
本文の理解、設問の受け取り方、選択肢、記述、語彙、時間配分を見ながら、今優先して取り組むことを考えます。
今の塾を続けながら家庭学習を見直す。
国語だけを補う。
現在の教材をそのまま使う。
そのような形でも構いません。
継続指導を前提とせず、相談だけで完結できます。