公立中・私立中・中高一貫、どう考える?
合格できるかだけでなく、入学後の生活から考えます
中学校を考え始めると、
地元の公立中学校。
私立中学校。
公立中高一貫校。
国立大学附属中学校。
など、さまざまな学校が候補に入ってきます。
「中学受験をした方がよいのか」
「公立中学校でもよいのではないか」
「中高一貫校にはどんな良さがあるのか」
「私立へ行く意味はあるのか」
と迷うこともあると思います。
どの学校が一般的に優れているか、という話ではありません。
見るのは、
本人がどのような中学校生活を送りたいか。
家庭として、どのような環境を選びたいか。
です。
まだ中学受験をすること自体を決めていない場合は、
をご覧ください。
地元の公立中学校へ進む、という選択
中学受験をしなければ、基本的には地域の公立中学校へ進むことになります。
それを、
「受験しなかった場合の選択」
とだけ考える必要はありません。
地元の友人と一緒に進学する。
自宅から近い。
通学時間が短い。
地域の中で生活できる。
高校受験で改めて進路を選ぶ。
という特徴があります。
一方で、公立中学校もすべて同じではありません。
学校の規模。
部活動。
行事。
校風。
学習環境。
地域との関わり。
などには違いがあります。
「公立だからこういう学校」と一括りにせず、実際に進む可能性のある学校の生活も見ておきます。
地元の公立中学校から高校受験へ進む道も、中学受験をする道と同じように、一つの進路として考えます。
私立中学校を考える場合
私立中学校は、それぞれ学校法人が設置し、教育方針や学校生活に学校ごとの特色があります。
授業。
学校行事。
部活動。
宗教教育。
語学教育。
理数教育。
大学との連携。
中高6年間の教育。
など、学校によって違います。
私立中学校を選ぶときは、
偏差値。
大学合格実績。
だけでなく、
その学校で本人が毎日どのように生活するのか
を見る必要があります。
学校によっては高校までつながった教育を行っていますが、私立中学校だから必ず同じ形の中高一貫教育になるわけではありません。
学校ごとに確認します。
「公立・私立・国立」と「中高一貫」は、別の軸です
学校を考えるとき、ここは分けて見る必要があります。
一つは、誰が学校を設置しているかです。
公立
私立
国立
という区分です。
もう一つは、中学校と高校がどのようにつながっているかです。
中学校卒業後に高校受験をする
中学校と高校を接続した教育を行う
中高6年間を一体的に学ぶ
併設する高校への内部進学制度がある
内部進学に条件がある
など、学校によって仕組みが違います。
つまり、
私立にも公立にも中高一貫教育を行う学校があります。
また、「附属」と名前についていても、高校への進学方法は学校によって異なります。
特に国立大学附属中学校は、
附属高校があるのか。
中高一貫教育を行っているのか。
高校へ内部進学できるのか。
内部進学にどのような条件があるのか。
が学校ごとに違います。
「附属」「中高一貫」という名称だけで、高校までそのまま進めると判断しないことが大切です。
実際に候補校を考えるときは、その学校の公式情報で、
中学校と高校の関係。
高校進学の方法。
内部進学の条件。
募集方法。
を確認します。
中高一貫校だからよい、とは決まりません
中高一貫教育には、
高校受験を間に挟まず学べる。
6年間を見通した授業を組みやすい。
高校内容へ早く進む学校もある。
学校独自の教育を長期間受けられる。
といった特徴があります。
一方で、
授業の進度が速い。
一度つまずくと、そのまま先へ進みやすい。
入学後に学校との相性が合わなくても環境を変えにくい。
ということもあります。
「高校受験がないから楽」
とも限りません。
受験の時期が変わるだけでなく、入学後の学習や生活まで含めて考えます。
通学は、毎日のことです
学校説明会へ行く日は、
「少しくらい遠くても大丈夫」
と思うことがあります。
ただし、入学すれば毎日の通学になります。
朝何時に家を出るのか。
乗り換えは何回あるのか。
雨の日はどうなるのか。
部活動後は何時に帰宅するのか。
帰宅してから宿題をする時間があるのか。
を考えます。
片道の時間だけでなく、
その通学を6年間続けたときの生活
を想像します。
学校そのものに魅力があっても、通学によって睡眠や家庭生活が大きく削られる場合があります。
費用は、受験時だけではありません
私立中学校などを考える場合は、受験料や入学金だけでなく、入学後の費用も確認します。
授業料。
施設費。
教材費。
制服。
学校行事。
研修や旅行。
通学費。
部活動。
場合によっては寮費。
などがあります。
学校によって費用の構成は違います。
反対に、公立中学校であっても生活や学習に費用がかからないわけではありません。
塾や習い事、高校受験の準備を含めると、家庭によって費用の使い方は変わります。
単純に、
「私立は高い、公立は安い」
だけではなく、
中学校から高校まで、家庭としてどのような教育環境に費用を使うのか
という見方をします。
校風は、資料だけでは分かりにくいものです
学校案内を見ると、
自主性。
探究。
国際教育。
面倒見。
自由。
規律。
など、さまざまな言葉があります。
同じ言葉でも、学校によって実際の姿は違います。
可能なら、
学校説明会。
文化祭。
学校公開。
体験授業。
などで、実際の学校を見てみます。
先生の説明だけでなく、
生徒の様子。
授業。
掲示物。
学校全体の雰囲気。
も見ます。
保護者が感じたことと、本人が感じたことが違っても構いません。
部活動や学校行事も、6年間の生活の一部です
中学校を選ぶときには、勉強以外の生活もあります。
入りたい部活動がある。
学校行事を楽しみたい。
音楽や美術を続けたい。
科学系の活動に興味がある。
本人によって学校生活に求めるものは違います。
入試の偏差値だけでは、その部分は分かりません。
中学校生活の大部分は、入試問題を解いている時間ではありません。
合格したあと、本人がどのような毎日を送りたいか
も学校選びの材料です。
寮生活を伴う学校を考える場合
寮制の学校では、学校を選ぶことが生活環境を選ぶことにもなります。
家族と離れて生活する。
生活時間が決められている。
友人と長い時間を過ごす。
学習と生活が同じ環境にある。
という特徴があります。
学校の教育内容だけでなく、
本人が寮生活をどう感じているか。
家庭がその生活をどう考えているか。
も大切です。
「学力的に受けられるか」だけで決めるものではありません。
親子で学校を見る
学校説明会へ行ったあと、
「どうだった?」
と聞いても、
「普通」
「分からない」
と返ってくることがあります。
それでも構いません。
小学生ですから、保護者と同じ視点で学校を見るとは限りません。
保護者は、
教育方針。
大学進学実績。
授業。
費用。
を見るかもしれません。
本人は、
在校生。
教室。
部活動。
図書館。
食堂。
制服。
学校行事。
を見ているかもしれません。
どちらが正しいということではありません。
「何が印象に残った?」
「楽しそうだったものはあった?」
「自分が毎日通うとしたらどう?」
という程度から聞いてみます。
ただし、学校選びを全部本人へ任せる必要もありません。
通学。
費用。
教育環境。
進路。
といったことは、大人が調べなければ分からない部分があります。
大人が判断材料を用意し、本人が感じたことも同じように材料へ入れる。
その形で考えます。
中学受験が選択肢になるきっかけはいろいろあります
学校の勉強では特に困っていない。
算数の考える問題が好き。
本をよく読む。
もっといろいろなことを学びたそう。
そうした様子から、中学受験という選択肢を考える家庭もあります。
その場合、すぐ受験勉強を始める必要はありません。
少し広い学びに触れたり、学校を見たりしながら考えることができます。
「何年生だから遅い」だけでは決めません
学校に興味を持った時期が、小学3年生の家庭もあれば、小学5年生の家庭もあります。
学年だけで、
もう遅い。
今すぐ始めなければならない。
とは決められません。
現在の学習。
考えている学校。
入試方式。
本人の気持ち。
家庭で使える時間。
によって違います。
開始時期について考えたい場合は、
をご覧ください。
学校を考え始めたら、次に何をすればよいか
候補になる学校を知ったあと、
塾を探すのか。
学校を見に行くのか。
教材を始めるのか。
本人と話すのか。
迷うことがあります。
最初からすべてを決める必要はありません。
学校。
本人。
現在の学習。
家庭の時間と費用。
を順に確認できます。
「うちの子が中学受験を考えてよいのか」と思ったら
学校には興味がある。
けれど、
うちの子に合うのか。
受験勉強を続けられるのか。
現在の成績で考えてよいのか。
と迷うことがあります。
学校の成績だけで、向いている・向いていないを決める必要はありません。
本人が難しい問題へどう向かうか。
新しいことへ興味を持つか。
学校生活に何を求めているか。
も見ていきます。
学校を選んでから、受験方法を考えることもできます
学校を少しずつ見て、
「このような学校なら考えてみたい」
となってから、学び方を考えることもできます。
集団塾。
個別指導。
家庭学習。
家庭教師。
それぞれに役割があります。
先に塾へ入り、その塾で受けられる学校から選ぶ方法だけではありません。
学校や本人の現在地から、
どのような準備が必要かを考えることもできます。
公立か私立かを、早く決めなくても構いません
学校を調べ始めたからといって、
中学受験をすると決める必要はありません。
私立中学校を見た結果、
地元の公立中学校へ進もう。
となることもあります。
反対に、
最初は公立中学校へ進むつもりだったけれど、学校を見て中学受験を考え始めることもあります。
途中で、
「そもそも中学受験をするのか」
というところへ戻って構いません。
学校を知ることは、受験すると決めることではありません。
選択肢を知ったうえで、受験する・しないを考えるための材料を増やすこと
だと考えます。
まだ決めきれない場合は、
をご覧ください。
学校名を決める前の相談でも構いません
まだ、
私立中学校を受けるか。
公立中高一貫校を考えるか。
地元の公立中学校へ進むか。
志望校をどこにするか。
決まっていなくても構いません。
学校や受験そのものが未決定の段階でも、まず問い合わせていただけます。
一方、
現在の学校のテスト。
教材。
ノート。
塾へ通っている場合は塾教材。
模試や答案。
なども確認しながら、
現在の学習状態。
志望校の考え方。
今の塾や家庭学習。
受験方針。
まで一度詳しく整理したい場合は、継続指導を前提としない、一度だけ利用できる有料の中学受験セカンドオピニオンがあります。
相談後にThinking Studyへ入会する必要はありません。