中学受験を控えた小学6年生へ
2学期から学校を休む日・家庭で過ごす時間が増えたときの学習について
小学6年生の2学期になると、中学受験まで残された時間が少しずつ具体的に見えてきます。
塾の授業。
宿題。
模試。
志望校別対策。
過去問。
学校行事。
夏休みまでは何とか回っていたのに、2学期に入ると、
「時間が足りない」
と感じるご家庭も出てきます。
豊橋・豊川・田原・蒲郡・岡崎・湖西・浜松などで中学受験を考えているご家庭からも、この時期になると学習の進め方についてご相談をいただくことがあります。
その中には、中学受験を控えて学校を休む日を設けていたり、さまざまな事情から家庭で過ごす時間が増えていたりする小学6年生もいます。
最初にお伝えしておきたいのは、私は中学受験のために学校を休むことをおすすめしているわけではないということです。
学校には、勉強以外にもいろいろな時間があります。
友達との関わり。
学校行事。
生活のリズム。
学校へ行くこと自体が、その子の気持ちを整えている場合もあります。
一方で、ご家庭で話し合ったうえですでに欠席する日を設けていたり、受験以外の事情も含めて家庭で過ごす日が増えていたりするお子さまもいます。
そのような場合に大切なのは、
学校を休むことの是非を外から決めることではなく、今ある時間をその子の受験にどうつなげていくか
だと考えています。
学校を休めば、その分だけ受験勉強が進むわけではありません
学校へ行かない日であれば、朝から時間があります。
学校で過ごしていた時間を、そのまま受験勉強へ使えるようにも見えます。
でも、実際の子どもの学習は、時間の足し算だけでは進みません。
時間が増えたことで、
「何から始めればいいのか分からない」
「朝から机には向かっているけれど、あまり進んでいない」
「塾の宿題だけで一日が終わる」
「過去問を何度も解いているのに点数が変わらない」
「親が横にいないと勉強が止まる」
という状態になることもあります。
朝9時から夕方まで家にいるからといって、その時間すべてを集中して勉強できるわけではありません。
むしろ大切なのは、
その子が一日のどこなら考えられるのか。
一人でできることと、一人では止まることは何なのか。
そこを見つけることです。
勉強時間を増やす前に、勉強が動く状態をつくります。
小学6年生の2学期は、「全部やる」が難しくなります
受験が近づくほど、やることは増えます。
塾の通常授業。
塾の宿題。
模試とその復習。
志望校別講座。
過去問。
算数の弱点補強。
国語。
漢字。
理科・社会。
学校の課題。
どれも大切に見えます。
だから全部やろうとしてしまいます。
しかし、受験までの時間が少なくなってから「全部」を目指すと、かえって学習が回らなくなることがあります。
小学6年生の秋以降は、
何をするかと同じくらい、何を今はしないかを決めること
が大切です。
私は、秋になったから新しい教材を次々と増やす、という考え方はしていません。
まずは、
今使っている教材。
塾の課題。
模試。
過去問。
これまでの間違い。
を確認します。
そのうえで、
「これは続ける」
「ここは減らす」
「これは今やらなくてよい」
「ここだけは一度戻る」
と整理します。
時間が少なくなってきたからこそ、足すだけではなく、引く判断も必要になります。
過去問は、何点取れたかだけを見るものではありません
小学6年生の2学期になると、過去問に取り組み始めるお子さまも増えます。
そこで初めて、
「思ったより点数が取れない」
と気づくことがあります。
合格最低点に届かない。
算数が半分も取れない。
国語の記述が書けない。
理科・社会で知らない内容が次々出てくる。
すると、
「もっと過去問をやらなければ」
となりがちです。
でも、私はその前に見たいものがあります。
算数で点数が取れない場合
同じ30点でも、原因は一人ひとり違います。
問題文の条件を整理できていない。
図を書けていない。
基本となる考え方そのものが抜けている。
計算途中で崩れている。
時間配分を間違えている。
一度見たことのある問題なら解けるのに、少し形が変わると手が止まる。
原因が違えば、対策も違います。
国語で点数が取れない場合
国語も、「読解が苦手」の一言では分かりません。
文章を読む速度なのか。
語彙なのか。
本文のどこを探せばよいか分からないのか。
選択肢を感覚で選んでいるのか。
設問で問われていることを取り違えているのか。
記述するときに本文の根拠を言葉へ変えられないのか。
点数だけを追いかけていると、本当に直すべきところを見失うことがあります。
私は過去問を、
できた・できなかったを確認するだけではなく、「どこで考え方が止まったのか」を見つける材料
として使います。
平日の昼間だからこそできる学習もあります
学校へ行かない日があるからといって、その時間すべてを受験勉強で埋める必要はありません。
家庭教師との指導も同じです。
長時間ずっと一緒に勉強することが目的ではありません。
家庭教師と一緒に考えた方がよいところ。
一人で進められるところ。
塾で扱った方がよいところ。
学校の課題をする時間。
休む時間。
それぞれを分けます。
例えば午前中に、
算数で止まっている単元を一つ確認する。
過去問で解けなかった問題を一緒にたどる。
国語で、本文のどこを見るべきだったのかを確認する。
その後は、一人で漢字や理科・社会を進める。
午後は学校の課題や休息に使う。
夜は塾へ行く。
そのような組み方もできます。
一人では止まりやすいところだけを一緒に通して、
その先は自分で進められるようにする。
平日日中の時間は、そのような使い方ができます。
塾に通いながらの家庭教師も可能です
中学受験では、塾が大きな役割を持っています。
カリキュラム。
模試。
志望校情報。
志望校別の対策。
同じ目標を持つ子どもたちとの環境。
家庭教師を利用するからといって、塾をやめる必要はありません。
私は、
「塾か家庭教師か」
の二択で考えていません。
塾で進めてもらう方がよいことは塾で。
一対一で立ち止まった方がよいことは家庭教師で。
役割を分ければよいと思っています。
特に小学6年生の秋以降は、塾の授業と宿題をこなすことで精いっぱいになり、
その子自身がどこで止まっているのかを確認する時間
がなくなることがあります。
そんなときは、塾の進度とは別に、その子の学習を見ます。
必要であれば、小学5年生以前の内容へ戻ることもあります。
受験直前に戻ることへ不安を感じるかもしれません。
でも、分からないところを抱えたまま問題を繰り返すより、必要なところだけ戻ってつなぎ直した方が早いことがあります。
志望校によって、秋からやることも変わります
「中学受験」と一言でいっても、目指す学校によって必要な準備は異なります。
愛知県内の私立中学を目指すのか。
海陽中等教育学校を目指すのか。
名古屋方面の難関私立中学を目指すのか。
静岡県西部の私立中学を考えているのか。
首都圏・関西圏など県外の学校を受験するのか。
公立中高一貫校も含めて考えるのか。
同じ小学6年生の秋でも、残された期間に取り組む内容は変わります。
過去問を中心に進めるべきお子さまもいれば、その前に基礎へ戻った方がよいお子さまもいます。
一律に、
「この時期だからこれをやる」
とは決めません。
志望校と現在地の間に何があるのかを見て、優先順位を考えます。
お住まいの地域から、中学受験について詳しく見る
中学受験は、住んでいる地域によっても選択肢が変わります。
通える学校。
利用できる塾。
毎日の移動時間。
名古屋方面・浜松方面への通学。
寮制の学校を選ぶかどうか。
公立中高一貫校を含めるかどうか。
受験できる学校だけではなく、入学後に6年間続けられる生活まで考える必要があります。
お住まいの地域ごとの中学受験については、こちらで詳しく整理しています。
[豊橋からの中学受験|私立中・時習館中・海陽・全国の学校選び]
[豊川からの中学受験|愛知県内私立・海陽・全国の学校選び]
[田原からの中学受験|通塾・通学距離も含めた学校選び]
[蒲郡からの中学受験|海陽・愛知県内・全国の学校選び]
[岡崎からの中学受験|愛知県内私立・附属岡崎中・県立中高一貫]
[湖西からの中学受験|浜松方面・愛知県方面の学校選び]
[浜松からの中学受験|静岡県西部・愛知県私立・海陽・全国の学校選び]
地域によって受験の形は違っても、まず見るのは同じです。
今のお子さまがどこまでできているのか。
どこで止まっているのか。
そして残された時間の中で、何を優先するのか。
そこから考えます。
こんな状態なら、一度学習を整理してもよいと思います
次のような状態が続いている場合は、勉強時間をさらに増やす前に、今の学習を一度整理してもよいと思います。
学校を休む日が増えたのに、思ったほど勉強が進んでいない
朝から机に向かっているのに、一日の終わりに何をしたのか分からなくなる
塾の宿題を終わらせるだけで精いっぱいになっている
過去問を何年分も解いているが、同じようなところで間違える
模試の偏差値は分かるが、何を直せばよいのか分からない
算数の苦手分野が多く、どこから戻ればよいのか決められない
国語が「もっとよく読みなさい」で終わっている
親子で勉強の話をするたびにぶつかる
志望校対策と基礎のやり直しのどちらを優先すべきか迷っている
受験まで数か月なのに、学習の優先順位が決まっていない
当てはまるものがあるからといって、何か問題があるということではありません。
頑張っているのに前へ進みにくいときには、
努力量ではなく、学習の組み方を変えた方がよい場合があります。
「学校を休んだのだから勉強しなさい」にはしたくありません
学校を休む日を設けたとき、
「学校まで休んだのだから」
という言葉が、いつの間にか子どもにも保護者にも重くのしかかることがあります。
今日は何時間勉強した。
これだけしかできなかった。
学校へ行っている子より勉強しなければ。
休んだ分だけ結果を出さなければ。
そのような考え方になってしまうと、家庭で過ごす時間そのものが苦しくなります。
受験まで必要なのは、机に向かった時間の長さだけではありません。
昨日できなかった一問ができた。
問題文を自分で整理できた。
間違えた理由を説明できた。
過去問で同じ失敗をしなくなった。
次に何をすればよいか、自分で考えられた。
そうした変化も大切です。
家庭で過ごす時間が増えたからといって、子どもが一日中「受験生」でいなければならないわけではありません。
学校を休むかどうかを決めるための家庭教師ではありません
「中学受験のために学校を休ませた方がよいでしょうか」
と聞かれても、家庭教師が簡単に答えを出すことではないと思っています。
その子にとって学校がどのような場所なのか。
本人はどう思っているのか。
生活のリズムはどうなのか。
友人との関係。
学校との関係。
家庭の考え。
志望校。
現在の学習状況。
いろいろなものが関係します。
私は、学校を休むかどうかを決めるために指導するわけではありません。
ただ、
すでに家庭で過ごす時間が増えているのであれば、その時間の学習について一緒に考えることはできます。
学校へ通いながら受験する場合も同じです。
その子が今持っている時間の中で、受験までどう進むかを考えます。
小学6年生の秋からは、「どこまでできるか」を現実的に考えます
秋以降のご相談では、
「今からでも間に合いますか」
と聞かれることがあります。
私は、状況を見ないまま「大丈夫です」とは言いません。
志望校。
現在の学力。
これまでの学習。
塾での状況。
過去問。
残された期間。
一人ひとり違います。
できることには限りがあります。
だからこそ、最初に現在地を確認します。
そのうえで、
志望校までどのくらい距離があるのか。
どこを伸ばすと得点につながりやすいのか。
どこへ時間を使うべきか。
何を今は後回しにするのか。
どの教材を使うのか。
塾をどう利用するのか。
家庭学習をどうするのか。
順番を考えます。
すべてを完成させるのではなく、
残された時間の中で、合格に必要なところをできるだけつないでいく。
小学6年生の秋以降は、その判断がとても大切になります。
豊橋・豊川・田原・蒲郡・岡崎・湖西・浜松での中学受験指導
平日日中を含め、中学受験を控えた小学6年生の家庭教師指導に対応しています。
主な対応地域は、
豊橋市・豊川市・田原市・蒲郡市・岡崎市・湖西市・浜松市
です。
このほかの地域についても、ご依頼内容や移動距離などを確認したうえで対応できる場合があります。
学校を休む日があるお子さま。
家庭で過ごす時間が増えているお子さま。
学校へ通常通り通いながら中学受験を続けているお子さま。
いずれも対応しています。
学校への通い方そのものではなく、
今のお子さまに必要な学習は何か
を見ます。
平日日中の指導について
家庭で過ごす時間が増えた小学6年生については、平日日中の指導も可能です。
ただし、長時間の受験勉強を監視したり、一日中勉強させたりするための指導ではありません。
現在使っている教材。
塾の状況。
模試。
過去問。
志望校。
これまでの学習。
などを確認し、
今どこで止まっているのか
から学習を組み立てます。
必要であれば塾との併用もできます。
受験までの期間が短い場合には、できることだけでなく、難しいことについてもお話しします。
無理に授業回数を増やすことを前提にはしていません。
中学受験について相談する
「学校を休ませるべきか」を相談するための窓口ではありません。
すでに家庭で過ごす時間が増えている場合も、学校へ通いながら受験している場合も、
これから受験までの学習をどう組み立てればよいのか
についてご相談いただけます。
現在の学習状況、志望校、通塾状況、過去問の状況など、分かる範囲でお知らせください。
まだ家庭教師を依頼するか決めていない段階でも構いません。