中学受験の小学5年生

算数・宿題・家庭学習を、小学6年生になる前に立て直す

小学4年生までは、なんとか塾の授業についていけていた。

ところが小学5年生になってから、

「算数が急にわからなくなった」

「塾の宿題が毎週終わらない」

「復習まで手が回らない」

「テストの点数が下がってきた」

「勉強しなさいと言うたびに親子喧嘩になる」

このような状態になる子は少なくありません。

小学5年生は、中学受験の学習が本格化する時期です。

算数では、割合・比・速さ・図形など、その後の入試問題につながる重要な単元が増えます。

国語では文章が長くなり、書かれている内容を追うだけでなく、根拠を探し、選択肢を比べ、記述する力が求められるようになります。

さらに、塾の日数や宿題の量も増えます。

学習内容が難しくなっただけではありません。

授業を受け、宿題を行い、間違いを直し、次の授業へ備えるという学習の流れそのものが複雑になる時期です。

Thinking Studyでは、中学受験を目指す小学5年生に対し、現在通っている塾の教材やテストを確認しながら、算数・宿題・家庭学習の立て直しを行っています。

小学5年生で中学受験が苦しくなる理由

小学5年生で成績が下がると、

「勉強量が足りない」

「もっと集中しなければならない」

「本人のやる気がない」

と考えてしまうことがあります。

しかし、学習時間を増やすだけでは解決しないこともあります。

小学5年生では、次のような問題が重なりやすくなります。

小学5年生の学習不振は、単純な努力不足ではありません。

学習内容、勉強方法、家庭での時間の使い方が、今の子どもに合わなくなっている可能性があります。

小学5年生の算数で起こりやすいつまずき

割合の意味がわからない

割合は、公式だけを覚えても安定しません。

「比べる量」

「もとにする量」

「割合」

という言葉を覚えていても、問題文の中からそれぞれを見つけられなければ、式を作ることができません。

割合が曖昧なまま進むと、速さ、比、濃度、売買損益などにも影響します。

比を式だけで処理している

比の問題では、数字を簡単にする操作だけを覚えてしまうことがあります。

しかし、中学受験では、

「何と何を比べているのか」

「全体はいくつに分かれているのか」

「一つ分はいくつなのか」

を考える必要があります。

比を意味として理解できていないと、文章題や図形問題で使えません。

速さの公式は覚えたが使えない

速さ、時間、距離の公式を暗記していても、問題文の状況を整理できなければ解けません。

旅人算、通過算、流水算など、名称を覚えることが目的ではありません。

誰が、どこから、どちらへ、どの速さで動いているのかを、図や表へ置き換える必要があります。

図形問題で手が止まる

図形問題は、見ただけで解き方が浮かぶ子ばかりではありません。

補助線を引く、同じ長さを探す、面積比を考える、図形を分けるなど、見る場所を一つずつ整理する必要があります。

解説の補助線だけを覚えても、別の問題では使えないことがあります。

特殊算を丸暗記している

つるかめ算、和差算、過不足算、差集め算など、特殊算の名前と解き方を覚えても、聞かれ方が変わると使えないことがあります。

大切なのは、

「何が同じなのか」

「何が違うのか」

「差はどこから生まれるのか」

を理解することです。

Thinking Studyでは、特殊算を一つずつ独立した技として覚えさせるのではなく、その後の数学にもつながる数量関係として扱います。

算数が苦手なのではなく、問題文を整理できていないこともあります

計算はできる。

基本問題も解ける。

それでも文章題になると手が止まる。

このような場合、算数そのものではなく、問題文の読み取り方に原因があることがあります。

算数の文章題では、国語力という大きな言葉で片づけるのではなく、どの情報を読み取れていないのかを具体的に確認します。

塾の宿題が終わらない小学5年生

宿題を全部終わらせることが目的になっていませんか

中学受験塾の宿題は、授業内容の理解と定着を目的として出されます。

しかし、宿題の量が多くなると、

「とにかく空欄を埋める」

「答えを見ながら進める」

「保護者が横で教え続ける」

「わからない問題に長時間止まる」

という状態になりやすくなります。

これでは、宿題を提出できても、内容が身につかないことがあります。

宿題を終わらせることと、学力をつけることは同じではありません。

すべての問題を同じように解く必要はありません

今の子どもにとって、宿題の中にはさまざまな問題があります。

これらを区別せず、最初から最後まで同じように取り組むと、時間が足りなくなります。

大切なのは、宿題を減らすことではありません。

今、どの問題を使って、どの力を身につけるのかを決めることです。

答えを写してしまう子にも理由があります

答えを写すと、勉強していないように見えます。

しかし、

「量が多すぎて終わらない」

「何を聞かれているかわからない」

「怒られたくない」

「空欄のまま提出できない」

「一問目から難しくて進めない」

という状態かもしれません。

答えを写したことだけを叱っても、同じことが繰り返されます。

まずは、どの段階で自力では進めなくなっているのかを確認します。

小学5年生の家庭学習を立て直す

学習時間を増やす前に、今の一週間を確認します

家庭学習が続かない場合、最初から理想的な学習計画を作っても実行できません。

まずは、現在の一週間を確認します。

中学受験だけで生活を埋めるのではなく、無理なく続けられる形を考えます。

一週間の学習を分けます

宿題を締切直前にまとめて行うと、間違い直しまで進みません。

例えば、

というように、役割を分けます。

ただし、すべての子に同じ予定を当てはめることはしません。

集中できる時間、塾の曜日、学校生活、本人の特性に合わせて調整します。

解き直しの方法を変えます

間違えた問題の解説を読み、赤ペンで正しい答えを書いただけでは、解き直しにならないことがあります。

必要なのは、

「なぜ間違えたか」

「次は何を確認するか」

「もう一度、自分だけで解けるか」

を確かめることです。

計算ミス、読み違い、考え方の不足、公式の混同、時間不足では、次に行うことが異なります。

毎日長時間勉強することだけを目標にしません

長時間机に向かっていても、手が止まっている時間が長ければ、本人には疲労だけが残ります。

短い時間でも、

という学習のほうが続きやすいことがあります。

小学5年生でテストの点数が下がってきたら

点数だけを見て、勉強量を増やす前に、答案を確認します。

同じ点数でも、原因は異なります。

点数を上げるためには、テストの受け方だけでなく、日頃の学習のどこを変えるかを考える必要があります。

クラスが下がったときに考えたいこと

塾のクラスが下がると、本人も保護者も不安になります。

しかし、クラスが下がったことだけで、中学受験に向いていないと決める必要はありません。

今のクラスで基本を固めたほうがよい場合もあります。

一方で、クラスを戻すことだけが目標になると、理解が不十分なまま大量の課題をこなすことになります。

確認したいのは、

という点です。

親が教えると喧嘩になる場合

小学5年生になると、勉強内容も難しくなり、保護者が教える時間も長くなります。

保護者が一生懸命になるほど、

「どうしてさっき説明したことができないの」

「問題をちゃんと読みなさい」

「このままでは受験できないよ」

という言葉が増えてしまうことがあります。

子どもも、

「わからないと言うと怒られる」

「間違えてはいけない」

「勉強を始めるとまた何か言われる」

と感じるようになります。

親子喧嘩が増えたからといって、保護者の関わり方が悪いとは限りません。

親子という関係の中で、毎日勉強を教え続けること自体が難しいのです。

学習部分を第三者へ渡し、保護者には生活や気持ちの支えへ戻ってもらうことも、一つの選択です。

小学5年生で塾を変えるべきでしょうか

算数についていけない。

宿題が終わらない。

成績が下がってきた。

この状態になると、転塾を考えるご家庭もあります。

ただし、すぐに塾を変えれば解決するとは限りません。

塾を変えても、

が変わらなければ、同じ状態になることがあります。

反対に、今の塾の授業や教材を生かしながら、家庭学習だけを立て直せることもあります。

Thinking Studyでは、塾を続けることや転塾を一律に勧めることはありません。

現在の教材、授業の進度、子どもの理解度、志望校、家庭での負担を確認して考えます。

Thinking Studyの小学5年生への指導

1.現在の教材と答案を確認します

新しい問題集を追加する前に、今使っているものを確認します。

正答率だけでなく、解く順番、途中式、書き込み、空欄、消した跡も見ます。

2.実際に問題を解く様子を見ます

答案だけでは、なぜ間違えたのかわからないことがあります。

実際に解いている様子を見ることで、

を確認します。

3.今後に影響する単元から戻ります

すべてを最初からやり直すわけではありません。

小学6年生以降に影響しやすい、

などから、必要な部分を選びます。

4.塾の宿題に優先順位をつけます

宿題を代わりに終わらせるのではありません。

今の子どもが取り組むべき問題を選び、

「一人で解く問題」

「一緒に確認する問題」

「後日もう一度解く問題」

「現時点では後回しにする問題」

に分けます。

5.答えではなく、考え始める場所を伝えます

問題を見たとき、最初から解き方が浮かばなくても構いません。

というところから考えます。

すぐに答えを教えるのではなく、自分で動き出すための手がかりを作ります。

6.保護者へ現在地を説明します

できていないことだけではなく、

を整理してお伝えします。

小学5年生は、まだ間に合う時期です

小学5年生でつまずきが見つかったことは、悪いことばかりではありません。

小学6年生になる前に、

時間があります。

ただし、焦って教材を増やし、勉強時間だけを長くすると、子どもがさらに疲れてしまうことがあります。

何を増やすかより、何を整理するかが大切です。

このような小学5年生のご家庭からご相談ください

これまでの中学受験指導

Thinking Studyは、指導歴30年以上、これまでに600人以上の学習を見てきた個人契約の家庭教師です。

中学受験では、東海中学校、滝中学校、南山中学校男子部、海陽中等教育学校、桜丘中学校などの指導経験があります。

小学6年生で偏差値35前後の状態から、海陽中等教育学校・滝中学校への合格につながった指導例もあります。

ただし、過去にうまくいった方法を、すべての子どもへそのまま当てはめることはありません。

小学5年生の段階では、現在の成績だけでなく、

を見ながら指導します。

対応地域

豊橋市、豊川市、蒲郡市、田原市、新城市、湖西市、浜松市、岡崎市、幸田町、西尾市、安城市、刈谷市、知立市、豊田市、磐田市などへ訪問しています。

現在の指導枠や地域によって、訪問可能な曜日・時間は異なります。

愛知県内の私立中学校、県立中高一貫校、浜松市内の中学校、名古屋・関西・関東方面の中学校を目指すご相談にも対応しています。

よくあるご質問

小学5年生から家庭教師をつけるのは早いですか

早すぎることはありません。

小学5年生は、算数の重要単元が増え、家庭学習の負担も大きくなる時期です。

小学6年生になる前に学習方法を整えることで、今後の負担を減らせることがあります。

算数だけお願いできますか

算数のみの指導も可能です。

ただし、問題文の読み取り、ノートの使い方、家庭学習の進め方などが影響している場合は、その点も確認します。

塾の教材を使って指導できますか

はい。

現在通っている塾のテキスト、宿題、テスト、模試を使って指導できます。

新しい教材を増やす必要がない場合は、今ある教材を優先します。

塾の宿題を管理してもらえますか

宿題の進み具合は確認しますが、提出のためだけに終わらせる管理は行いません。

必要な問題を選び、自分で取り組める形を作ります。

親が勉強を見なくてもよくなりますか

すぐにすべてを任せられるとは限りませんが、保護者が毎日横について教え続ける状態を減らすことは目指せます。

家庭での声かけや確認の範囲も整理します。

塾を変えたほうがよいか相談できますか

はい。

現在の塾を続ける、クラスを変える、転塾する、家庭学習を中心にするなど、状況に応じて一緒に考えます。

特定の塾への変更を一律に勧めることはありません。

志望校がまだ決まっていなくても相談できますか

相談できます。

現在の学力だけで決めるのではなく、本人の得意不得意、通学、学校の特徴、今後の伸び方も含めて考えます。

発達特性や不安の強い子も対応できますか

ADHD、ASD、LD傾向、不安の強さ、場面緘黙などがある子どもの指導経験があります。

診断名だけで方法を決めず、実際の学習場面を見ながら進めます。

相談したら入会しなければなりませんか

入会を前提とした相談ではありません。

家庭教師が必要なのか、現在の塾の利用方法を変えるべきか、家庭でできることがあるのかも含めてお伝えします。

小学6年生になる前に、今の学習を確認しませんか

小学5年生で算数が難しくなった。

宿題が終わらなくなった。

テストの点数が下がった。

親子喧嘩が増えた。

それは、中学受験を諦めなければならないという意味ではありません。

今の勉強の進め方が、現在の学習内容に合わなくなっている可能性があります。

まずは、現在使っている教材、宿題、ノート、テストを確認します。

子どもが実際に問題を解いている様子を見ながら、

を整理します。

初回相談は無料です。

訪問時の交通費のみ、実費でお願いしています。

現在の空き状況によって継続指導が難しい場合もありますが、確認できた課題と今後の選択肢はお伝えします。

中学受験を、宿題を終わらせるだけの毎日にしないために

小学5年生は、受験勉強のやり方を見直せる時期です。

問題を増やす前に、今ある教材の使い方を整理してみませんか。