中学受験塾についていけない子の家庭学習
宿題を終えるだけで一週間が過ぎるとき、何を残し、どこへ戻るかを考えます
塾には通っている。
授業にも出ている。
宿題にも取り組んでいる。
それなのに、
「塾の授業についていけなくなってきた」
「宿題を終わらせるだけで一週間が終わる」
「復習まで手が回らない」
「授業では分かったと言うのに、一人では解けない」
「答えを写して宿題を終わらせるようになった」
「家では解けるのに、テストでは点が取れない」
「親が横にいないと勉強が進まない」
という状態になることがあります。
中学受験塾は、決められたカリキュラムに沿って進みます。
一度理解が曖昧になっても、翌週には次の単元へ進みます。
そのため、
分からないところが少しずつ増える。
宿題に時間がかかる。
解き直しができない。
次の授業でも分からない。
という流れになることがあります。
この状態で最初に考えたいのは、
「もっと勉強させること」
だけではありません。
本人がどこまで一人で進められ、どこから学習が止まっているのか
を確認します。
Thinking Studyでは、現在通っている塾の教材、宿題、テストを使いながら、今の学習をどう進めるかを考えます。
塾を辞めることや、家庭教師を利用することを決めてから相談する必要はありません。
「塾についていけない」の中身は一人ずつ違います
同じように宿題が終わらなくても、起きていることは違います。
一問に時間がかかりすぎる
問題を読んでも、最初の一手が出ない。
図を書けばよいのか。
式を立てればよいのか。
何を使えばよいのか。
そこから分からず、一問に長い時間を使っていることがあります。
この場合、単純に宿題量だけを減らしても、学習そのもののつまずきは残ります。
授業では分かるのに、一人では解けない
塾の授業中は、
「分かった」
と言っている。
解説を聞いた直後なら解ける。
ところが、家で同じ単元を一人で解こうとすると止まる。
これは珍しいことではありません。
説明を聞いて理解したことと、自分で考え始められることは同じではありません。
どこまでなら自分で進められるのかを確認します。
答えを写して宿題を終わらせる
答えを写していると、
「やる気がない」
「楽をしている」
ように見えることがあります。
しかし、
宿題の量が多すぎる。
最初から分からない。
提出日に間に合わない。
空欄のまま持っていけない。
保護者に怒られたくない。
という状態から、答えを写すようになることもあります。
写したことだけを問題にしても、同じことが繰り返される可能性があります。
どこから自力では進めなくなっているのかを見ます。
家ではできるのに、テストでは点が取れない
家では正解している。
宿題にも丸がついている。
それなのに、塾のテストや模試では点が取れない。
この場合、
家では保護者のヒントが入っている
一度見た問題なら解ける
問題の並び順を覚えている
時間制限があると崩れる
初めて見る聞かれ方になると止まる
難しい問題に時間を使いすぎる
ということがあります。
「家ではできるのだから、本番でもできるはず」とは限りません。
普段の学習とテストで何が違っているのかを確認します。
宿題を全部終わらせることが目的になっていませんか
中学受験塾では、宿題の量が多くなることがあります。
本来、宿題は授業で学んだ内容を定着させるためのものです。
ところが、
「提出するために全部終わらせる」
ことが最優先になると、
解説を見ながら埋める。
分からない問題で長時間止まる。
保護者が横で教え続ける。
間違い直しまで進まない。
という状態になることがあります。
宿題を提出できたことと、本人の力になったことは同じではありません。
宿題を減らすかどうかも、問題を見てから考えます
「宿題が多いから減らせばよい」
と一律には考えません。
量が多いように見えても、前の内容が曖昧なために一問ごとの時間が長くなっている場合があります。
反対に、内容は理解できていても、
学校。
通塾。
習い事。
睡眠。
などを含めると、現実的に時間が足りないこともあります。
現在の教材や宿題を見ながら、
今の授業や志望校のために優先したいもの
前の内容へ戻った方がよいもの
重複しているもの
塾へ優先順位を確認したいもの
を考えます。
「全部やる」か「全部やめる」かの二択にはしません。
塾から提出を求められている課題については、必要に応じて塾へ確認することも考えます。
解き直しをしているのに定着しない場合
同じ問題を何度も解いて、できるようになることは大切です。
ただし、
同じ問題の答えや手順を覚えているだけ
ということもあります。
翌日は解けた。
一週間後も同じ問題なら解けた。
しかし、数字や条件、聞かれ方が少し変わると止まる。
その場合は、問題そのものを覚えた可能性があります。
大切なのは、
「この問題を解けたか」
だけではなく、
何を手がかりに考えたのか
です。
すぐに難しい問題を増やすのではなく、現在の理解がどこまでつながっているのかを見ます。
算数で止まっている場合
中学受験算数では、
割合。
比。
速さ。
図形。
場合の数。
規則性。
特殊算。
など、前に学んだ内容を使って考える問題が増えます。
一つの公式を覚えれば終わるものではありません。
問題を読んだとき、
何を求めるのか。
何が分かっているのか。
どの数量が関係しているのか。
を整理できないと、手が止まります。
算数そのものの学習については、
もご覧ください。
国語で止まっている場合
国語では、
文章は読めているのに答えがずれる。
選択肢を感覚で選んでいる。
記述問題が空欄になる。
設問が何を聞いているのか分からない。
ということがあります。
「本を読んでいないから」
「国語力がないから」
だけでは、次に何をすればよいか分かりません。
本文と設問のどこがつながっていないのかを確認します。
国語の読解・選択肢・記述については、
もご覧ください。
小学5年生と小学6年生では、見直す順番が違います
小学5年生
小学5年生では、割合、比、速さ、図形など、その後の算数にもつながる内容が増えます。
塾の宿題が急に重くなり、
「これまでと同じ勉強方法では回らない」
ということが起こりやすい時期です。
すべてを最初からやり直すのではなく、これからの学習へ影響するところから確認します。
小学6年生
小学6年生では、
通常授業。
宿題。
模試。
志望校別講座。
過去問。
が重なります。
残された時間が違うため、小学5年生と同じようには考えられません。
すべてを埋め直すのではなく、志望校や過去問を見ながら、今直せる失点と優先順位を考えます。
塾を変えれば解決するとは限りません
塾についていけなくなると、
「今の塾が合っていないのではないか」
と考えることがあります。
実際に、進度、宿題量、授業形式が本人に合っていない場合もあります。
しかし、
前の単元の理解が曖昧。
家庭学習が回っていない。
解き直しができていない。
授業を聞けば分かるが一人ではできない。
という状態なら、塾を変えても同じ問題が起こる可能性があります。
反対に、
今の塾から得られているものは残し、家庭学習だけを変えることで進みやすくなる場合もあります。
転塾するかどうかを先に決めるのではなく、
今の塾で何が得られていて、何が不足しているのか
を見ます。
親が教えると喧嘩になる
塾の授業や宿題が回らなくなると、家庭で保護者が教える時間が増えることがあります。
「宿題を終わらせなければ」
「次の授業までに理解させなければ」
「テストでまた下がったらどうしよう」
と心配になるほど、声をかける回数も増えていきます。
一方、子どもから見ると、
「家でも塾の続きが始まる」
「分からないと言うとまた説明される」
「宿題が終わるまで休めない」
という状態になることがあります。
親が教えること自体が悪いわけではありません。
ただ、
勉強を教える
宿題の進み具合を見る
丸つけをする
テスト結果を確認する
塾との連絡をする
志望校について考える
本人を励ます
まで、すべてを保護者が担うと、親子ともに苦しくなることがあります。
家庭で続けることと、本人に任せること、塾へ確認すること、第三者へ任せることを分けます。
親が全部教え、全部管理しなければ中学受験が続かない状態を目指す必要はありません。
まだ大きな衝突にはなっていないものの、親がどこまで関わればよいか迷っている場合は、
をご覧ください。
すでに勉強の話をするたびに親子でぶつかっている場合は、
をご覧ください。
塾、宿題、模試、志望校など、中学受験そのものが家庭全体の負担になっている場合は、
もあります。
発達特性や、読む・書くことの困りごとが重なる場合
診断の有無にかかわらず、学習についてご相談いただけます。
たとえば、
読めているように見えるが内容が残りにくい。
口頭なら答えられるが、書くと止まる。
複数の指示を一度に受け取ると混乱する。
課題へ取りかかるまでに時間がかかる。
紙面や問題形式が変わるとできなくなる。
ということがあります。
診断名だけで、
「中学受験に向いている」
「向いていない」
と判断することはありません。
実際の学習場面を見ながら考えます。
Thinking Studyでは、今の塾を使いながら考えます
Thinking Studyは、指導歴30年以上、600人以上の学習を見てきた個人契約の家庭教師です。
中学受験塾の代わりに、もう一つ別のカリキュラムを重ねることだけを目的にはしていません。
まず、
現在使っている塾教材
宿題
小テスト
模試
ノート
家庭学習の様子
を確認します。
1.今の塾でできていることを残します
今の塾ですべてがうまくいっていないとは限りません。
授業。
教材。
模試。
受験情報。
学習習慣。
など、すでに得られているものがあります。
それをすべて捨てて最初からやり直すとは考えません。
2.どこから一人では進めなくなるかを見ます
授業中にできるかだけではなく、自宅で本人が問題へ向かったときの状態を見ます。
一人で進められるところ。
少し確認すれば進めるところ。
前の内容へ戻る必要があるところ。
を分けます。
3.今の教材をどう使うか考えます
新しい問題集を追加する前に、現在使っているものを確認します。
塾教材だけでも十分な場合があります。
教材を増やしたことで、かえって復習する時間がなくなっていることもあります。
4.家庭学習の優先順位を考えます
毎日の宿題を全部終えることだけではなく、
次の授業までに何を残したいのか。
どこを確認するのか。
テスト後に何を見直すのか。
を考えます。
5.指導中にできたことだけで判断しません
家庭教師と一緒なら解ける。
説明を聞いた直後ならできる。
それだけでは、本人が一人で使えるようになったとは限りません。
次に本人だけで問題へ向かったとき、どこまで進めるかも見ます。
よくあるご質問
塾を続けたまま家庭教師を利用できますか
はい。
今の塾の授業や模試を生かし、不足している部分だけを補う方法もあります。
転塾を先に決める必要はありません。
塾の教材をそのまま使えますか
はい。
現在使っているテキスト、宿題、テスト、模試などを確認します。
必要がなければ、新しい教材は増やしません。
授業では分かるのに、家では解けません
授業中に説明を聞いて分かったことと、一人で問題を解けることは同じではありません。
どこまで一人で進められるのか、どこで手が止まるのかを確認します。
宿題の答えを写してしまいます
答えを写したことだけでは判断しません。
量が多すぎるのか。
最初から分からないのか。
提出に間に合わせようとしているのか。
など、背景を確認します。
家では解けるのに、テストになると点が取れません
時間制限、問題の並び、初めて見る聞かれ方、緊張など、家庭学習とは違う条件があります。
答案と普段の学習を比べ、何が変わったときに解けなくなるのかを見ます。
宿題を全部終わらせてもらえますか
宿題を提出するためだけに全問を埋めることを目的にはしません。
何を優先するかを考え、本人の学習につながる形で取り組みます。
塾を変えた方がよいか相談できますか
はい。
最初から転塾を勧めるものではありません。
現在の教材、宿題、答案、一週間の学習時間などを確認し、今の塾でできていることと、家庭で補いたいことを分けて考えます。
子どもが家庭教師に会いたがりません
最初は保護者の方だけで相談することもできます。
本人の状態や気持ちを見ながら、その後の方法を考えます。
発達特性があっても相談できますか
学習面のご相談に対応しています。
診断名だけで方法を決めず、実際にどのように問題へ取り組んでいるかを見ながら考えます。
相談だけでも利用できますか
はい。
転塾するか、家庭教師を利用するか、まだ決めていない段階でもお問い合わせいただけます。
また、
塾の教材
毎週の宿題
テストや模試の答案
家庭での解き直し
一週間の学習時間
現在の志望校
などを一度詳しく確認し、
何を優先するか、宿題をどう扱うか、今の塾をどう利用するかを考える、継続指導を前提としない一度だけの有料相談
も利用できます。
現在の塾を続けたままでも構いません。
相談だけで完結できます。
相談後にThinking Studyの家庭教師を始める必要はありません。
本人の努力不足だけにしないために
塾についていけなくなったように見えると、
「もっと勉強しなければ」
「集中力が足りない」
「宿題をきちんとやっていないからだ」
と考えたくなることがあります。
しかし、
授業では分かったのに、一人になると解けない。
宿題が多すぎて、答えを写すようになった。
家では解けるのに、テストでは結果が出ない。
前の内容が曖昧なまま、次の単元へ進んでいる。
このような状態は、本人の努力だけでは解決しないことがあります。
まず見るのは、
今の塾で何を学び、家庭でどこから回らなくなっているか
です。
塾を辞めることや、家庭教師を追加することを先に決める必要はありません。
転塾や家庭教師の利用をまだ決めていない段階では、現在の状況についてお問い合わせいただけます。
塾の教材、宿題、答案、一週間の学習時間、現在の志望校などを一度詳しく確認し、
何を優先するか
どの宿題を重点的に取り組むか
何を今は深追いしないか
解き直しをどう考えるか
今の塾をどう利用するか
家庭でどこまで担うか
を考えたい場合は、継続指導を前提としない、一度だけの有料の中学受験セカンドオピニオンを利用できます。
現在の塾を続ける。
塾へ優先順位を確認する。
家庭学習だけを変える。
教材を減らす。
そのような結論でも構いません。
相談だけで完結できます。
相談後にThinking Studyの家庭教師を始める必要はありません。