中学受験を考え始めたら、何から始める?

塾を探す前に、まず確かめたいことがあります

中学受験が少し気になり始めると、

「まず塾を探した方がよいのか」

「問題集を買った方がよいのか」

「学校説明会へ行くのが先なのか」

「何年生から始めればよいのか」

と、最初の一歩で迷うことがあります。

けれども、中学受験を考え始めたからといって、最初から塾や教材を決める必要はありません。

まずは、次の4つくらいからで十分です。

ここから学校、塾、教材、受験方法を少しずつ具体化していきます。

まだ、

「本当に中学受験をするのか」

というところから迷っている場合は、

中学受験をするか迷っているご家庭へ

をご覧ください。

1.まず、通える学校を知る

最初から第一志望校を決める必要はありません。

まず、

自宅から通える学校。

私立中学校。

公立中高一貫校。

国立大学附属中学校。

地元の公立中学校。

など、どのような選択肢があるのかを知るところから始めます。

学校名だけでなく、

通学時間。

学校生活。

授業の進み方。

行事。

部活動。

高校・大学への進路。

なども見ていきます。

中学受験は、入試の日だけの選択ではありません。

合格したあと、その学校で何年も生活することになります。

学校の種類から整理したい場合は、

公立中・私立中・中高一貫校、どう考える?

をご覧ください。

2.学校を実際に見てみる

ウェブサイトや学校案内だけでは分からないことがあります。

説明会。

文化祭。

学校公開。

体験授業。

などへ行ける機会があれば、親子で見てみてもよいと思います。

ここで大切なのは、保護者だけで学校を評価しないことです。

校舎を見たとき。

生徒を見たとき。

授業を見たとき。

本人が何に興味を持ったのか。

反対に、何に違和感を持ったのか。

その反応も学校選びの材料になります。

3.本人と話してみる

小学生が、

「私はこの教育方針だから、この学校へ進学したい」

と最初から明確に話すとは限りません。

「制服がいい」

「図書館が大きかった」

「部活が楽しそう」

「この授業がおもしろそうだった」

というところから始まることもあります。

それで構いません。

保護者が学校に魅力を感じることと、本人がそこで生活したいと思うことは分けて考えます。

中学受験をする理由を、最初から立派な言葉にする必要はありません。

4.今の学習状態を見る

中学受験を考えると、

「受験問題を解かせてみよう」

と思うかもしれません。

ただ、その前に現在の学習を見ることができます。

学校のテスト。

ノート。

宿題。

普段使っている問題集。

読書の様子。

算数の問題への取り組み方。

を見るだけでも、分かることがあります。

点数だけではありません。

問題文を読めているか。

分からない問題でどう動くか。

途中の考えを書けるか。

間違いを直せるか。

初めて見る問題でも考えようとするか。

といった部分も見ます。

学校の学習では困っておらず、もう少し考える学びに触れさせたいという場合は、

学校の勉強では少し物足りない小学生へ

をご覧ください。

5.これまで何をしてきたかも現在地の一部です

幼児期から勉強してきたかどうかだけで、中学受験の向き・不向きは決まりません。

読み聞かせ。

本。

図鑑。

工作。

ブロック。

地図。

会話。

外遊び。

計算練習。

先取り学習。

いろいろな経験があります。

先取りをしてきた子にも、してこなかった子にも、それぞれ現在地があります。

「低学年から受験対策をしていないから遅い」

とは限りません。

これまでの学びをどう見るかについては、

幼児期・低学年の過ごし方から考える

をご覧ください。

6.何年生から始めるかだけで決めない

中学受験について調べると、

「小3から」

「小4から」

「小5では遅い」

といった情報を見ることがあります。

ただ、同じ小学4年生でも現在地は違います。

読む力。

算数の理解。

家庭学習。

これまでの経験。

志望校。

使える時間。

によって、必要な準備は変わります。

学年だけで早い・遅いを決めません。

開始時期が気になっている場合は、

中学受験はいつから?今からでは遅い?

をご覧ください。

7.家庭で使える時間と費用を確認する

中学受験は、勉強だけを家庭生活から切り離して考えることができません。

塾へ通うなら、

通塾日。

移動時間。

宿題。

模試。

講習。

学校生活。

習い事。

睡眠。

との両立を考えます。

平日にどの程度時間があるのか。

休日をどこまで受験に使うのか。

保護者が送迎できるのか。

共働きの場合にどの部分を家庭で担えるのか。

も確認します。

また、時間だけでなく費用も一度並べておくとよいと思います。

塾や教材の費用。

季節講習や模試。

受験料。

学校見学や受験時の移動費。

入学後の学費。

通学費。

学校によって必要になるその他の費用。

などがあります。

最初から正確な総額を出す必要はありません。

ただ、

家庭として、受験準備と入学後にどの程度の時間と費用を使えるのか

を考えておくことで、学校や学び方を現実的に比較しやすくなります。

8.塾へ行くかどうかを考える

中学受験を始めることと、すぐ塾へ入ることは同じではありません。

一方で、塾には、

カリキュラム。

教材。

模試。

学校情報。

受験日程。

同じ受験を目指す子どもがいる環境。

という役割があります。

そのため、

塾へ行くか。

家庭学習を中心にするか。

個別指導を使うか。

家庭教師を利用するか。

を、本人と家庭の状況から考えます。

「中学受験なら塾は必須なのか」というところから考えたい場合は、

中学受験に塾は必要?

をご覧ください。

9.教材を増やす前に、今あるものを見る

中学受験を意識すると、

おすすめ問題集。

通信教材。

受験用テキスト。

先取り教材。

などが気になります。

けれども、最初から教材を増やす必要はありません。

今ある教材や学校の学習から、

どこまでは一人でできるのか。

どこで考えが止まるのか。

説明があれば進めるのか。

読むことと計算のどちらに負担があるのか。

を確認できます。

教材を買うことより、現在地を知ることを先にして構いません。

10.志望校は、あとから変わっても構いません

最初に興味を持った学校が、そのまま第一志望になるとは限りません。

学校見学をした。

学習を始めた。

本人が成長した。

家庭の事情が変わった。

新しい学校を知った。

そうした中で、志望校が変わることがあります。

最初から一校へ決めすぎず、

いくつかの学校を知りながら考えることができます。

受験を考え始めた段階では、

「どこへ絶対に合格するか」

より、

どのような環境を本人と家庭が望んでいるか

を確かめることが先になる場合があります。

11.親が全部できる必要はありません

中学受験は小学生の受験なので、保護者の支えは必要です。

ただし、

親が算数を全部教える。

国語を全部添削する。

毎日の宿題を管理する。

模試を分析する。

学習予定をすべて作る。

ところまで、一人で抱える必要はありません。

家庭で担うこと。

本人へ任せること。

塾へ任せること。

第三者へ任せること。

を分けていきます。

仕事との両立や、家庭でどこまで支えればよいかが気になっている場合は、

中学受験で親はどこまで関わる?

をご覧ください。

うちの子の場合は?

一般的な中学受験の情報を読んでも、

「では、うちの子はどうなのだろう」

という疑問は残ると思います。

学校の成績。

算数が得意かどうか。

読書が好きか。

性格。

だけで、中学受験に向いている・向いていないを決めることはできません。

知らない問題へ向かったとき。

少し難しいことを考えるとき。

本人がどのように動くかも大切です。

まだ、

「うちの子に中学受験という選択肢があるのか」

という段階なら、

「うちの子、中学受験を考えてもいい?」と思ったときに

をご覧ください。

受験を始めたあと、家庭全体が苦しくなってきた場合

受験を始めたあとに、

宿題が回らない。

塾の予定だけで一週間が終わる。

模試のたびに家庭の空気が悪くなる。

本人が疲れている。

親子の会話が受験のことばかりになる。

ということもあります。

その場合は、

「せっかく始めたから続ける」

「もう全部やめる」

の二つだけで考えなくても構いません。

現在の受験の形を見直すことができます。

中学受験で、子どもも家庭も疲れてきたと感じたら

家庭教師を探す前の段階でも相談できます

中学受験について調べ始めたからといって、

すぐ家庭教師を依頼する必要はありません。

まだ受験するか迷っている。

塾へ入るか決めていない。

学校も決まっていない。

という段階で、まず問い合わせていただくこともできます。

お問い合わせ

一方、

現在の教材。

学校や塾の答案。

模試。

ノート。

志望校。

家庭学習。

などを実際に確認して、

「今の学習状態はどうなのか」

「塾へ入るべきか」

「今の塾を続けるべきか」

「どのような受験準備が必要か」

まで詳しく整理したい場合は、継続指導を前提としない、一度だけ利用できる有料の中学受験セカンドオピニオンがあります。

相談後にThinking Studyへ入会する必要はありません。

中学受験のセカンドオピニオン

相談・指導の料金