幼児期・低学年の過ごし方から考える

中学受験を考える前に、これまでの学びを現在地として見ます

中学受験について調べ始めると、

「幼児期から何かしておくべきだったのでは」

「低学年から塾へ入れた方がよかったのでは」

「先取りをしていないけれど、もう遅いのでは」

と不安になることがあります。

けれども、幼児期や低学年の過ごし方を、

「中学受験の準備をどれだけしてきたか」

だけで評価する必要はありません。

読書。

会話。

図鑑。

工作。

ブロック。

外遊び。

習い事。

数字への興味。

文字への興味。

いろいろな経験があります。

それらを、これからの学びを考えるための現在地として見ます。

まだ中学受験そのものをするか迷っている場合は、

中学受験をするか迷っているご家庭へ

をご覧ください。

読書や読み聞かせから育っているもの

たくさん本を読んできた。

読み聞かせが好きだった。

物語ばかり読む。

図鑑ばかり見る。

子どもによって違います。

読書量そのものを競う必要はありません。

本を読む中で、

言葉を知る。

知らない世界を想像する。

出来事のつながりを考える。

「なぜだろう」と思う。

という経験があります。

それは、受験のためだけのものではありません。

その後の学びにつながる土台の一つになります。

図鑑や地図が好きだったことも学びです

恐竜。

昆虫。

電車。

地図。

宇宙。

歴史。

生き物。

好きなものがある子は、その分野だけ驚くほど詳しいことがあります。

「学校の勉強ではないから関係ない」

とは考えません。

調べる。

比べる。

分類する。

場所を確かめる。

名前を覚える。

別のことへつなげる。

といった学びが含まれています。

興味のあるものから、学びが広がることがあります。

工作やブロック、手を動かしてきた経験

工作が好き。

ブロックを何度も組み替える。

折り紙をする。

絵を描く。

物を分解したがる。

そうした経験にも、

形を見る。

向きを変える。

試す。

失敗する。

作り直す。

という動きがあります。

必ず算数が得意になる、という話ではありません。

ただ、

頭の中だけでなく、手を動かしながら考えてきた経験

も現在地の一部です。

会話の中で育っているもの

「どうして?」

「どっちだと思う?」

「何が違う?」

という会話をしてきた子もいます。

大人が答えを教えるだけでなく、

本人が考えたことを話す。

うまく言えなくても聞いてもらう。

別の考え方を知る。

という経験があります。

中学受験だけでなく、その先の学びでも、

自分が考えたことを言葉にする場面はあります。

普段の会話も、学びから切り離す必要はありません。

外で遊んできたことも、「何もしていない」ではありません

外でよく遊んできた。

スポーツをしてきた。

虫を捕まえた。

公園で遊んだ。

旅行へ行った。

料理を手伝った。

受験教材とは関係がないように見える経験もあります。

その中で、

距離を見る。

時間を感じる。

順番を考える。

失敗してやり直す。

人と相談する。

知らないものに気づく。

ということがあります。

先取り学習をしてこなかったからといって、

何も学んでこなかったわけではありません。

読書。

遊び。

工作。

会話。

習い事。

日常生活。

その子がこれまで経験してきたことの中にも、これからの学びにつながる土台があります。

「何年先まで勉強したか」だけで現在地を判断しません。

計算や学年先取りをしてきた子

幼児期や低学年から、

計算。

漢字。

英語。

通信教育。

学習教室。

などを続けてきた子もいます。

それも一つの経験です。

すでに知っている内容が多いことで、学校の学習に余裕ができることもあります。

ただし、

知っていることが多い。

計算が速い。

学年より先へ進んでいる。

ことと、

初めて見る問題を考えられることは同じではありません。

先取りをしてきた子にも、

理由を説明する。

条件が変わった問題を考える。

一つの問題を別の方法で見る。

といった次の学びがあります。

「学校のテストは100点だから大丈夫」とも限りません

学校のテストで安定して点が取れていることは、大切な材料です。

ただ、

答えをすぐ出せたのか。

覚えた方法を使ったのか。

理由まで理解しているのか。

条件が変わっても考えられるのか。

までは、点数だけでは分からないことがあります。

学校の勉強では困っていないけれど、もう少し学びを広げたい場合は、

学校の勉強では少し物足りない小学生へ

をご覧ください。

小1・小2で中学受験を決めなくてもいい

低学年のうちから、

私立中学校へ行くのか。

公立中高一貫校を考えるのか。

地元の公立中学校へ進むのか。

まで決める必要はありません。

まず、

どんな学校があるのか。

中学校によってどんな違いがあるのか。

ということを、保護者が少し知っておく程度でも構いません。

本人が成長する中で、

興味。

学習。

生活。

家庭の考え。

も変わります。

学校の違いを知るところから考えたい場合は、

公立中・私立中・中高一貫、どう考える?

をご覧ください。

習い事は、中学受験の邪魔なのでしょうか

スポーツ。

音楽。

英語。

工作。

プログラミング。

そのほかの習い事。

中学受験を考え始めると、

「受験のためにやめた方がよいのか」

と迷うことがあります。

すべてを早く受験勉強へ置き換える必要はありません。

本人にとって大切な時間になっているものもあります。

一方で、受験勉強が具体的になれば、

通塾。

宿題。

模試。

学校生活。

睡眠。

との両立を考える必要は出てきます。

何年生だから必ず続ける、必ずやめる、と決めるのではなく、本人と家庭の一週間から考えます。

開始時期との関係が気になる場合は、

中学受験はいつから?今からでは遅い?

をご覧ください。

「うちの子は中学受験を考えてもいい?」

本をよく読む。

算数が好き。

好奇心が強い。

知らないことを調べる。

という子もいます。

反対に、

集中に波がある。

間違えると嫌がる。

自分から勉強しない。

という子もいます。

一つの特徴だけで、

中学受験向き。

中学受験には向いていない。

とは決めません。

現在の学習。

興味。

難しいことへの反応。

生活。

本人と家庭が望む環境。

を並べて考えます。

「うちの子、中学受験を考えてもいい?」と思ったときに

小3・小4になったら

小3・小4になると、

周囲で塾へ通い始める子が増える。

中学受験の話を聞く。

学校説明会が気になる。

ということがあります。

そこで初めて中学受験を考えても構いません。

幼児期に何をしたか。

低学年でどこまで先取りしたか。

を振り返って、

「もっとやっておけばよかった」

と採点する必要はありません。

見るのは、

今どのように学んでいるか。

何に興味があるか。

難しいことへどう向かうか。

どのような学校生活なら本人に合いそうか。

です。

これまでの子育てを評価するのではなく、今の現在地から次を考えます。

中学受験を具体的に考え始める段階になったら、

中学受験を考え始めたら、何から始める?

をご覧ください。

低学年のうちから、家庭教師を始めるという話ではありません

このページを読んだからといって、

低学年から家庭教師をつける。

受験塾へ入る。

教材を増やす。

必要はありません。

今の学びで十分な場合もあります。

本人が好きなことを続ける方がよい場合もあります。

少し難しいものに触れるだけでよい場合もあります。

まだ受験するかも、継続的な指導を頼むかも決まっていない段階で、まず問い合わせていただくことができます。

お問い合わせ

一方、

現在使っている教材。

学校のテスト。

ノート。

家庭での学習。

本人が問題へ取り組む様子。

などを詳しく確認し、

今できていること。

もう少し広げられそうなこと。

今は増やさなくてよいこと。

を一度整理したい場合は、継続指導を前提としない、一度だけ利用できる有料の学習相談・学習セカンドオピニオンがあります。

相談した結果、

今の教材をそのまま続ける。

新しい教材は増やさない。

習い事を続ける。

好きなことを広げながら様子を見る。

という結論になることもあります。

学習相談・学習セカンドオピニオン

相談・指導の料金