よい個別支援は「教える量」より、学びの変化を見ます
一対一の指導そのものには、大きな可能性があります。
ただし、その良さが生きるのは、先生がたくさん説明するときだけではありません。
子どもの反応を見ながら、問い方やヒントを調整する。答えではなく途中の考え方を見る。本人に説明してもらう。少し時間を置いて自力で取り出せるかを確かめる。できた問題と、まだ支援が必要な問題を分ける。
学習研究でも、単に説明を繰り返すだけでなく、学んだ内容を自分で取り出すこと、深く説明する問いを使うこと、理解度を確かめながら学習時間を配分することの重要性が示されています。
中学受験の個別指導で確認したいのは、次のような点です。
「個別最適」とは、教材を一人ずつ変えることだけではありません。
何を、どの順番で、どこまで支援し、いつ手を離すかを、その子の反応に合わせて変えることです。
塾や個別指導を、すぐに辞めなくてもよい場合があります
成績が上がらないからといって、すぐに転塾することが正解とは限りません。
今の塾に受験情報や良い教材があり、本人も通い続けたいと思っているなら、塾は残したまま、家庭学習や宿題の使い方だけを変える方法があります。
個別指導の担当者へ、次のことを具体的に尋ねるだけで改善する場合もあります。
今、最も大きなつまずきは何か
その判断は、どの答案や行動からわかったか
次の一か月で、何をできる状態にするのか
宿題の中で、必ず行うものはどれか
ヒントなしで解けるかを、どのように確認するか
志望校に向けて、今は何を後回しにするか
答えが具体的で、実際の指導にも反映されるなら、環境を変えずに立て直せる可能性があります。
反対に、原因や方針が曖昧なまま「もう少し様子を見ましょう」「演習量を増やしましょう」だけが続く場合は、別の視点を入れる時期かもしれません。
Thinking Studyでは、いきなり新しい教材や勉強法を決めません。
まず、現在使っている塾教材、宿題、ノート、模試、答案、過去問を確認します。必要に応じて、お子さまが実際に問題へ取り組む様子を見ます。
そこで見るのは、点数だけではありません。
問題文をどの順番で読んでいるか
条件を図や表へ整理できるか
なぜその式や選択肢を選んだのか
手が止まったとき、何を試すか
ヒントをどこまで必要とするか
間違いをどのように直しているか
塾の宿題を、家庭でどう進めているか
保護者がどこまで学習を支えているか
志望校と現在地の間に、どのような差があるか
同じ「算数が苦手」という相談でも、計算へ戻る子、割合や比をつなぎ直す子、文章の読み方を整える子、図へ条件を書き込む練習が必要な子は異なります。
同じ「国語が伸びない」という相談でも、語彙、設問理解、本文根拠、選択肢比較、記述の組み立てのどこで止まっているかは一人ずつ違います。
原因を整理したうえで、今の塾を続けるのか、宿題を減らすのか、家庭教師を併用するのか、基礎へ戻るのか、志望校対策を優先するのかを考えます。
家庭教師への入会を前提に、結論を決めることはありません。
継続指導を検討しているご家庭の初回相談と、入会を前提とせず答案・教材・模試などを詳しく確認する学習セカンドオピニオンでは、相談の内容と料金が異なります。どちらが合うかわからない場合は、そのままお問い合わせください。
すべてそろっていなくても構いません。現在あるものから確認できます。
直近の模試や確認テスト
塾の教材と宿題
普段のノートや解き直し
志望校の過去問と答案
成績や偏差値の推移
一週間のおおよその学習予定
保護者が困っていることのメモ
本人が困っていること、嫌がっていること
きれいに整理された資料よりも、普段どのように勉強しているかがわかるものの方が、見立ての手がかりになることがあります。
訪問を中心に、豊橋市、豊川市、蒲郡市、田原市、湖西市、浜松市などのご家庭へ伺っています。
岡崎市、幸田町、西尾市、安城市、刈谷市などは、地域、曜日、移動時間、現在の指導枠によってご相談ください。
オンラインは、遠方からの面談や一時的な相談など、内容に応じて対応します。継続指導は対面を中心に考えています。
地域別の中学受験事情や訪問対応については、中学受験総合ページから各地域ページをご覧いただけます。
個別指導に何か月通って成績が上がらなければ、変えるべきですか?
期間だけでは判断できません。点数へ表れる前に、問題の読み方、自力で解ける範囲、間違いの直し方、家庭学習が改善していることがあります。
反対に、何か月通っても同じ間違いを繰り返し、原因と改善方針が示されない場合は見直しが必要です。
集団塾から個別指導塾へ変えれば、ついていけるようになりますか?
集団の進度や質問のしにくさが原因なら、個別指導で改善することがあります。
ただし、個別でも説明を待つだけになれば、自力で解く力は育ちにくくなります。授業形態ではなく、つまずきの見立てと確認方法を見ます。
併用できます。塾の教材、宿題、模試、受験情報を生かしながら、理解が曖昧な部分や家庭学習を整える方法があります。
塾の内容をすべてやり直すのではなく、役割を分けることが大切です。
現在地と志望校によります。残された時間が短いほど、すべてを行うのではなく、合格点へつながる内容を選ぶ必要があります。
小6の学習については、中学受験の小学6年生|過去問・偏差値・志望校の立て直しもご覧ください。
小5は、比、速さ、図形などの学習が重くなり、これまでの勉強法では回らなくなることがあります。能力不足と決めず、宿題の量、基礎の抜け、復習方法を確認します。
中学受験の小学5年生|算数・宿題・家庭学習の立て直しで詳しく説明しています。
相談できます。一教科だけの問題に見えても、読み方、家庭学習、時間配分が関係していることがあるため、必要に応じて全体の状況も確認します。
保護者が、指導、進行管理、丸つけ、励まし、評価まですべて担うと、親子ともに苦しくなることがあります。
家庭で続けることと第三者へ渡すことを分けます。中学受験で親子喧嘩が増えたご家庭へも参考にしてください。
相談したら、家庭教師へ入会しなければなりませんか?
入会を前提とした相談ではありません。
今の塾を続ける、塾へ相談する、家庭学習だけを変える、教材を減らす、家庭教師を併用するなど、確認できた状態に応じて選択肢をお伝えします。
継続指導をご検討中のご家庭の初回相談と、入会を前提としない有料の学習相談・セカンドオピニオンがあります。詳しい違いはお問い合わせ・初回相談をご確認ください。
“個別だから安心”から、“この子が伸びているから安心”へ
個別指導に通わせたことが、間違いなのではありません。
お子さまのために、集団塾とは違う支え方を探した。その判断自体を責める必要はありません。
ただ、先生が横にいることと、お子さまの中に考える力が育っていることは別です。
授業を受けているかではなく、一人でできることが増えたか。
宿題を終えたかではなく、何を理解し、何がまだ曖昧か。
偏差値だけではなく、問題への向き合い方が変わっているか。
そこを確認できれば、今の個別指導を生かせる場合があります。必要なら、塾の使い方や家庭学習を組み直すこともできます。
「個別指導に通っているのに成績が上がらない」
「中学受験塾についていけない」
「宿題をこなしているのに、模試では点が取れない」
「算数や国語のどこから戻ればよいかわからない」
「親子ともに疲れてきた」
そのようなときは、教材や授業を増やす前に、一度現在地を整理してみませんか。
最初のお問い合わせでは、学年、お住まいの地域、現在の塾、志望校、最も困っていることをお知らせください。相談内容がまだまとまっていなくても構いません。