海陽学園は、近くにある「通える学校」ではありません
海陽学園は蒲郡市にあります。
豊橋・豊川・岡崎・幸田などから見れば、地理的には比較的近い学校です。
しかし、入学後は毎日自宅から通うのではありません。
学校の授業だけでなく、ハウスでの共同生活そのものを教育の柱とする男子の全寮制中等教育学校です。
学校公式サイトでは、ハウスを単なる宿泊施設ではなく、一つの社会として位置づけています。
夜間学習などを通して、自分で学ぶ時間も日常の中に組み込まれています。
つまり海陽を選ぶことは、学校を選ぶだけではありません。
12歳からの生活環境と、ご家庭の関わり方を選ぶことでもあります。
海陽学園|全寮制(ボーディングスクール)
受験前には、少なくとも次の点を親子で確認しておきたいところです。
ここで、
「全寮制に向いている」
「向いていない」
と家庭教師が判定するものではありません。
本人の言葉と、学校から得られる情報を増やしながら、ご家庭で考える材料を作ります。
第2期生の頃から、受験前と入学後の両方を見てきました
海陽学園については、第2期生の頃から継続して生徒を指導してきました。
第一志望として受験した生徒。
他地域の学校と併願した生徒。
入学後に学習を立て直した生徒。
数学や英語を先取りした生徒。
大学受験までつないだ生徒。
さまざまです。
過去には、ある学年で在籍生のおよそ1割が、私の指導経験のある生徒だった時期もありました。
卒業後に医学部へ進学した教え子もいます。
ただし、以前の生徒に合った方法を、そのまま次の生徒へ当てはめることはしません。
同じ学校。
同じ教材。
同じ定期考査。
でも、止まっている場所は違います。
学校名から方法を決めるのではなく、本人の答案、ノート、教材、問題を解く途中を見て考えます。
海陽学園には複数の入試機会と受験方式があります。
方式、日程、判定方法などは年度によって変わるため、出願時には必ず学校公式の最新情報を確認してください。
第一志望として受験する場合は、海陽の過去問に合わせた準備を学習の中心に置きやすくなります。
一方、併願する場合は、海陽だけを切り離して対策すると全体が崩れることがあります。
併願校は、ただの「滑り止め」ではありません。
合格した場合に進学する可能性がある学校として、生活まで含めて考えます。
海陽中等教育学校|入試制度
海陽中等教育学校|募集要項・出願手続き
教材を増やす前に、今の学習で何が起きているかを見ます
中学受験で伸び悩むと、新しい問題集や難しい講座を足したくなることがあります。
しかし、必要なのが知識の追加とは限りません。
正解しているが、なぜその式になるか説明できない
解説を読めば分かるが、一人では最初の一手が出ない
一度解いた問題はできるが、初見問題では止まる
問題文の条件を読み落としている
図や表を書かず、頭の中だけで処理している
模試の点数は同じでも、失点の中身が毎回違う
この状態を見ないまま教材を増やすと、勉強時間だけが増え、本人もご家庭も苦しくなります。
算数では、
割合・比。
速さ。
図形。
場合の数。
規則性。
数の性質。
などを扱います。
ただし、単元名ごとの解法暗記で終わらせません。
問題文から何を取り出したか。
何を図にしたか。
最初に何を求めようとしたか。
途中で手が止まったのはなぜか。
正解した問題でも、別の形で出されたときに同じ考え方を使えるか。
そこまで確認します。
中学受験算数の家庭教師|図形・速さ・比・特殊算を個別指導
国語では、
「なんとなく読めた」
で終わらせず、本文のどこを根拠にしたのかを確認します。
選択肢のどこが違うのか。
指示語が何を指すのか。
人物の気持ちをどの表現から読み取ったのか。
記述に必要な要素をどこから拾ったのか。
本人の言葉で説明してもらうと、読解のずれが見えてきます。
中学受験国語の家庭教師|読解・選択肢・記述を根拠から個別指導
理科・社会は、覚えた用語の量だけを見ません。
知識を思い出せるか。
資料・表・グラフから必要な情報を読めるか。
問題の条件に合わせて知識を使えるか。
を分けて確認します。
過去問は、点数だけでなく試験中の動きを見る資料です
過去問は点数表ではなく、受験本番での動きを知る資料です。
どの問題から始めたか。
どこに時間を使いすぎたか。
条件の見落としがあったか。
見直しを残せたか。
解き直したあと、自分で説明できるか。
模試の偏差値と過去問の得点がずれる場合も、その理由を答案から探します。
海陽中等教育学校|入試データ・過去問題
小学5年生と小学6年生では、優先することが違います
5年生は、難しい問題を急いで増やすより、
比・割合・速さ・図形などの土台。
文章を根拠から読む習慣。
塾の復習が回る仕組み。
を整える時期です。
この時期に「分かったつもり」が積み重なると、6年生で過去問を始めたときに大きく崩れることがあります。
宿題量だけではなく、一人で再現できる問題が増えているかを見ます。
中学受験の小学5年生|算数・宿題・家庭学習を立て直す
6年生は、全部をやろうとしないことが大切です。
現在地。
第一志望校。
海陽の受験方式。
残り時間。
を見て、得点につながる学習と後回しにする学習を分けます。
過去問の点数だけで焦らず、失点の理由、時間配分、併願校との優先順位を考えます。
中学受験の小学6年生|過去問・偏差値・志望校を立て直す
今の塾を続けながら、必要な部分だけ補うこともできます
中学受験塾には、
カリキュラム。
模試。
受験情報。
集団で学ぶ環境。
という強みがあります。
一方で、授業を聞いているときは分かっていても、家庭では解けないことがあります。
宿題を終わらせることが目的になり、解き直しまで届いていないこともあります。
家庭教師は、塾の代わりだけをする存在ではありません。
塾の教材をどこまで使うか。
海陽の過去問とどうつなぐか。
算数に時間を使いすぎて他教科が崩れていないか。
本人が本当に理解しているか。
塾では見えにくい部分を、本人の手元から確認します。
すぐに転塾を勧めるのではなく、今の環境をどう使うかから考えます。
中学受験塾についていけない子の家庭学習
入学後は、帰省中に「何が残っているか」を確認します
海陽学園では、自分で計画を立てて学ぶ時間があります。
学校やハウスには支える仕組みがありますが、同じ授業と教材を使っていても、理解の残り方は一人ひとり違います。
普段は全寮制の環境にいるため、保護者から学習の途中が見えにくいことがあります。
長期休暇で帰省したときは、課題を終わらせるだけでなく、
学校で習った内容がどこまで残っているか。
数学や英語のどこで止まっているか。
自分で復習する方法があるか。
帰寮後に何をすればよいか。
を確認する機会になります。
学校の年間行事や帰省時期については、最新の学校公式情報を確認します。
海陽中等教育学校|年間行事・帰省期間
指導中だけ解ける状態では足りません。
帰寮後に家庭教師が隣にいなくても、自分で進め、分からないときに学校の先生や周囲へ質問できる状態を目指します。
成績が下がった生徒だけが対象ではありません。
学校の進度へ戻る学習。
数学・英語の先取り。
難関大学や医学部を見据えた準備。
まで、現在の理解に合わせて考えます。
入学後の中高一貫校での学習については、
東三河の中高一貫校生の学習サポート
もご覧ください。
帰省中に、保護者が家庭教師役へ戻らなくてもよい形を考えます
久しぶりに帰ってきた子どもの成績が下がっていると、保護者が不安になるのは自然です。
ただ、帰省直後から成績や課題を問い詰めると、
「休みに帰ってきても管理される」
と本人が感じることがあります。
反対に、何も聞かずに休暇が終わると、学習の崩れを見逃すこともあります。
必要なのは、親が毎日教えることではありません。
答案や教材を並べ、
何ができているのか。
どこに助けが必要なのか。
帰寮後に何を本人へ返すのか。
を第三者と確認することができます。
家庭で話すことと、教師へ任せることを分け、親子の距離を守りながら学習状況を見ます。
家庭で勉強の話をするとぶつかってしまう場合は、
中学受験で親子喧嘩が増えたご家庭へ
もご覧ください。
Thinking Studyが見るのは、正誤だけではありません
正解していても、迷った末に偶然合った問題があります。
間違えていても、途中までは筋道を立てられていた問題があります。
見るのは、次のような部分です。
問題を読んだとき、目と手がどこで止まったか
条件を書き出し、図や表にできているか
なぜその式や選択肢を選んだのか説明できるか
解説の後、時間を置いて一人で再現できるか
初見問題でも、学んだ考え方を使い始められるか
塾や学校の進度と、本人の理解が一致しているか
模試や定期考査の点数の中身が何か
答えだけを渡して終わらせません。
本人の中で途切れている思考の回路を見つけ、自分でつなぎ直せるところまで考えます。
「豊橋の凡人家庭教師」とThinking Study
Thinking Studyを運営する家庭教師が、noteでは「豊橋の凡人家庭教師」として、授業中に見える小さなつまずきや、保護者と子どもの距離について書いています。
別の指導方針ではありません。
このページで述べている、
「正解だけでは理解を判断しない」
という考え方を、日々の場面から言葉にしたものです。
初回の状況確認と相談方法のご案内は無料です。
受験前か在学中か。
現在の学習状況。
ご家庭が気になっていること。
をお知らせください。
答案・教材やお子さんの取り組み方を詳しく確認し、学習の優先順位を考える相談は有料です。
継続指導への入会を前提とせず、1回の相談として利用できます。
受験前であれば、
志望校。
現在の塾。
模試。
過去問。
家庭学習。
海陽を考えている理由や気になっていること。
を伺います。
在学中であれば、
学年。
学校教材。
定期考査。
帰省期間。
現在の成績や学習。
ご家庭が感じている変化。
などを伺います。
2.必要に応じて、有料相談で教材・答案と取り組み方を確認します
受験前であれば、
模試。
過去問。
塾のテキスト。
普段のノート。
などを確認します。
在学中であれば、
学校教材。
課題。
定期考査。
ノート。
学習計画。
などを確認します。
点数だけでなく、
途中式。
書き込み。
解く順番。
手が止まる場所。
などを見ます。
必要に応じて、本人が実際に問題へ取り組む様子も確認します。
塾を続けながら何を補うか。
教材を変える必要があるか。
先取りするか、前の単元へ戻るか。
受験前なら、どの入試方式や過去問を優先するか。
在学中なら、帰省中に何を確認し、帰寮後に何を本人自身で続けるか。
継続指導が必要か。
長期休暇だけでよいか。
家庭教師を継続して利用しない選択も含めて考えます。
対面指導を基本とし、豊橋・豊川・蒲郡・田原・湖西を中心に、岡崎・幸田・西尾・浜松なども場所と日程によって訪問します。
遠方の場合は、相談内容によってオンラインで確認できる場合もあります。
合格や成績上位を保証することはできません。
ただし、今できていることと止まっていることを曖昧にせず、次に確認することを考えます。
海陽の受験・入学後の学習について相談する
受験前の有料相談について
在学中の有料学習相談について
料金を確認する
海陽中等教育学校の入試方式、日程、募集人数、出願方法、費用、寮生活、年間行事、帰省時期などは変更されることがあります。
受験・進学判断の際は、学校公式サイトと受験年度の最新資料をご確認ください。