個別指導が力になっているかは、「授業が分かりやすかったか」だけでは判断できません。次の五つを確認してください。
授業直後ではなく、翌日に教科書や解説を閉じて、同じ考え方を使う問題へ取り組みます。最初の一手を自分で決められるかを見ます。
正解したかだけでなく、「どこを見て、この式や方法を選んだのか」を本人の言葉で説明できるかを確かめます。
「計算ミス」で終わらせず、読み落とし、知識不足、条件整理、解法選択、時間配分など、失点の原因を分けられるかを見ます。
空欄がないことと、理解できていることは同じではありません。答えや解説を見ずに進めた部分がどこかを確認します。
個別指導の時間だけは進むが、家では止まるのであれば、説明は届いていても、学び方はまだ本人のものになっていません。
一つでも気になる項目があれば、すぐに退塾する必要はありません。ただし、授業数を増やす前に、学習の中身を見直す価値があります。
説明を聞いた直後は、内容が分かったように感じやすいものです。しかし、テストで必要なのは、先生の説明がない状態で知識や考え方を取り出す力です。
翌日にも解けるか。少し形が変わっても使えるか。時間内に最初の一手を選べるか。ここまで確認しなければ、理解が定着したかは分かりません。
先生が横にいると、声かけ、ヒント、途中式、表情だけでも手がかりになります。その支えで正解できても、一人になった途端に止まることがあります。
大切なのは、助けないことではありません。最初は必要な支援を行い、理解に合わせて少しずつ手がかりを減らし、本人が考える時間へ移すことです。
3.その日の問題は解けても、つまずきの根が残っている
数学の方程式で止まっているように見えて、実際には分数、割合、正負の数で止まっていることがあります。
英語の長文が読めない原因が、単語だけではなく、主語と動詞、品詞、語順、文のまとまりにあることもあります。
国語の読解が不安定な背景に、語彙、指示語、接続関係、設問条件、本文から根拠を探す習慣の弱さが隠れていることもあります。
目の前の問題を説明するだけでは、根にあるつまずきは残ります。
4.宿題が「考える勉強」ではなく「埋める作業」になっている
宿題を提出していても、答えを見ながら埋める、分からない問題を赤で写す、同じ問題を機械的に繰り返すだけでは、点数につながりにくいことがあります。
宿題は、量より役割です。何を覚えるためか。どこを自力で確かめるのか。間違えたら何を見直すのか。目的が本人に伝わっている必要があります。
成績が伸び悩んでいる子ほど、自分のつまずきを正確に言葉にできないことがあります。
「質問はある?」「どこが分からない?」と聞かれても、「ありません」「大丈夫です」と答えてしまう。これは、やる気がないとは限りません。分からない場所を自分でも特定できない、先生に気を使う、できないことを見せるのが怖い場合もあります。
質問を待つだけではなく、問題の読み方、鉛筆の動き、途中式、消した跡、止まった時間から困り方を見つける必要があります。
毎回の授業が丁寧でも、担当が頻繁に変わると、前回どこで止まったか、どの説明なら入ったか、どんなミスを繰り返しているかがつながりにくくなります。
伸び悩みの原因は、一回の授業だけでは見えないことがあります。同じ人が継続して見て、小さな違和感を蓄積することが必要な子もいます。
7.学校、塾、家庭学習の優先順位が整理されていない
学校ワーク、塾教材、講習教材、映像授業、単語帳、受験問題集。教材が増えるほど、本人が何から始めるか決められなくなることがあります。
全部をやることが正解とは限りません。定期テスト、内申点、進級、受験など、今の目的に照らして、やるもの、後へ回すもの、いったん外すものを決める必要があります。
学習科学から見ても、「説明を受けた時間」だけでは測れません
学習に関する研究では、学んだ内容をもう一度読むだけでなく、見ずに思い出す練習が長期的な保持につながることが示されています。
また、解答例や手順を示す支援は、学び始めには有効です。しかし、支援をずっと残すのではなく、理解に応じて手がかりを減らし、自力で問題を解く段階へ移すことが重要だとされています。
フィードバックも、正解を伝えるだけでは足りません。どこで考え違いが起きたのか、次に何を見ればよいのかが分かり、本人がもう一度考えられる形になっている必要があります。
つまり、個別指導の価値は、先生が何分説明したかだけでは測れません。
本人が何も見ずに取り出せたか
間違いの原因を確かめられたか
支援が少しずつ外れているか
別の問題でも考え方を使えたか
先生がいない時間の学習が変わったか
ここまで見て、初めて「授業が力になっているか」を判断できます。
Thinking Studyが見るのは、正解より「止まった瞬間」です
指導では、最初から新しい教材や決まった勉強法を当てはめません。
直近の答案、学校ワーク、塾教材、ノート、模試などを確認し、必要に応じて実際に問題へ取り組んでもらいます。
見るのは、点数だけではありません。
問題文のどこへ目を向けたか
最初に何を書いたか
どこで手が止まったか
なぜその式や選択肢を選んだか
ヒントを受けたあと、自分で続けられたか
間違えたとき、どこまで戻れたか
翌日や初見の問題でも再現できたか
できなかったことを責めるためではありません。止まった場所は、その子に必要な支援を見つける材料です。
長く教えてきたからこそ、「この勉強法なら誰でも伸びる」とは考えていません。
今の成績だけで、本人の可能性に早く天井を設けない。一方で、根拠のない期待だけを持たせない。目の前の学習から、今できることと次に必要なことを具体的に考えます。
塾で伸びない理由を一度整理する
学年や教材名ではなく、実際に一人でできるところと、理解が途切れたところを確認します。
すべてを最初からやり直すのではなく、今後の学習につながる部分を選びます。期限がある場合は、取るべき点と後へ回す内容も決めます。
答えを先に教えるのではなく、何を読み、何を根拠に、どう最初の一手を決めるかを整理します。
最初は例や問いかけを使いますが、同じ助けを続けません。本人ができる部分では待ち、自力で進める範囲を広げます。
授業中に一度できたことだけで判断せず、条件を変えて再現できるかを見ます。
宿題の量を増やすのではなく、目的、順番、終わり方を本人が分かる形にします。外から細かく管理し続けなくても、少しずつ自分で動ける状態を目指します。
家庭教師の時間だけ解ける子をつくることが目的ではありません。最終的には、家庭教師がいない時間にも、自分で考え、戻り、確かめられるようになることを目指します。
お問い合わせ、資料の確認、初回の相談、実際の指導、保護者への報告まで、同じ家庭教師が継続して担当します。
家庭教師として30年以上、600人以上の小学生・中学生・高校生・高卒生に関わってきました。
長い経験は、過去にうまくいった方法をそのまま当てはめるためではありません。似た点数、似た間違い方に見えても、止まっている理由は一人ひとり違います。小さな反応や違和感を見落とさず、その子に必要な順番を考えるために使います。
窓口と現場の説明がずれることや、状況を担当者ごとに説明し直すことはありません。対応できること、難しいこと、今は別の支援を優先した方がよいことも、分かった段階で率直にお伝えします。
担当者が本人のつまずきを具体的に説明できる
授業翌日にも自力で解ける問題が増えている
宿題の目的と量が本人に合っている
テスト結果を原因別に見直している
本人が先生に困りごとを伝えられる
塾がない日の学習も少しずつ進んでいる
塾を続けながら家庭教師で学習を整理することもできます。ただし、課題をさらに上乗せする併用は勧めません。
塾では授業や受験情報を活用し、家庭教師ではつまずきの確認、教材の絞り込み、解き直し、家庭学習の組み立てを行うなど、役割を分けます。今の塾に良い部分があるなら、それを活かします。
小学生で、計算はできるが文章題や図形になると止まる
中学生で、個別指導へ通っても定期テストや内申点が上がらない
高校生で、数学・英語・理科の積み残しが多く、赤点や進級が心配
中高一貫校で、学校の速い進度や多い課題についていけない
中学受験で、塾の宿題に追われ、模試で自力再現できない
高校受験で、学校ワークは出しているが実力問題に対応できない
大学受験で、授業や講習を受けても自分の勉強が組み立てられない
不登校や五月雨登校で、塾へ通うこと自体が負担になっている
発達特性や強い不安があり、質問や言葉での説明が難しい
医療・療育の診断や治療を行うものではありません。必要に応じて専門機関との役割分担を大切にしながら、家庭教師として学習面を支えます。
「家庭教師を頼むか、まだ決めていない」
「今の塾の良い部分は残したい」
「講習を追加する前に、本当に必要か見てほしい」
「親子だけでは、何が原因か分からない」
その段階で構いません。
入会を前提としない学習相談では、答案、教材、ノート、成績の推移などを見ながら、今の塾を続けて改善できるのか、家庭学習を変えるべきか、別の支援が必要かを整理します。
相談したからといって、退塾や契約を勧めることはありません。家庭教師で十分にお役に立てない場合や、別の支援を優先した方がよい場合も、正直にお伝えします。
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訪問指導は、地域、曜日、開始時刻、移動時間を確認したうえでお受けしています。継続指導は対面を中心に、遠方からの面談や一時的な相談は内容に応じてオンラインでも対応します。
豊田市など、上記以外の地域は、訪問場所と時間帯によって対応できる場合があります。
個別指導塾に通っているのに成績が上がらないのはなぜですか?
授業中に理解できていても、翌日やテストで自力再現できていないことが主な原因の一つです。ほかにも、前学年の抜け、質問の難しさ、宿題のやり方、教材過多、担当者の交代、学習の優先順位などが重なることがあります。点数だけでなく、実際に問題を解く過程を見る必要があります。
必ずしも辞める必要はありません。今の塾でできていることと、できていないことを分けて考えます。授業や受験情報は塾で活用し、家庭学習の整理だけを家庭教師が補う方法もあります。
名称だけでは優劣を決められません。家庭教師の利点は、普段使う教材や家庭学習の様子を確認し、本人が止まった瞬間を継続して見やすいことです。一方、教室環境や仲間の存在が力になる子には塾が合うこともあります。
できます。ただし、学校・塾・家庭教師の課題が重なると逆効果になる場合があります。何を塾で行い、何を家庭教師が補うのかを明確にし、教材と課題を整理します。
できます。「どこが分からないか」を言葉にできない子は珍しくありません。質問を待つだけでなく、問題の読み方、途中式、手の止まり方、選び方などからつまずきを探します。返答の仕方や待つ時間も本人に合わせます。
現在の学力、つまずきの深さ、学年、目標、残された期間によって異なります。短期間で点数へ表れる場合もあれば、まず宿題の進め方や自力で解ける範囲が変わり、その後に成績へつながる場合もあります。確認前に期間や点数を保証することはできません。
直近の定期テストや模試、普段のノート、学校ワーク、塾教材、成績の推移が分かるものがあれば役立ちます。全部そろっていなくても構いません。きれいに整理された資料より、普段の勉強の跡が残っているものが手がかりになります。
小学生、中学生、高校生、高卒生の相談に対応しています。学校の補習、定期テスト、内申点、中学受験、高校受験、大学受験、中高一貫校の学習、不登校や学び直しなど、現在の状況から判断します。
「何を相談すればよいか分からない」状態からで大丈夫です
最初のお問い合わせでは、詳しい住所やお子さまの氏名を書かなくても構いません。
次の四点を、分かる範囲でお知らせください。
学年
お住まいの市町村
今困っていること
希望する曜日・時間帯
個別指導塾に通っていますが、成績が伸びず相談したいです。中学2年生、豊川市です。数学は塾では分かると言いますが、定期テストでは解けません。今の塾を続けるか迷っています。平日夜または日曜日を希望します。
相談内容がまとまっていなくても、話を伺いながら整理します。
お問い合わせから相談、実際の指導、保護者への報告まで、同じ家庭教師が継続して対応します。営業担当者から繰り返し連絡することはありません。