中学受験の勉強は、かなり特殊です。
塾のカリキュラムがあります。
毎週の宿題があります。
確認テストがあります。
親御さんの管理があります。
模試があります。
志望校判定があります。
受験日という明確なゴールがあります。
小学生にとっては大変ですが、ある意味では、やることが外から与えられています。
ところが、中高一貫校に入ると状況が変わります。
学校の授業進度が速い。
教材が難しい。
英語の量が一気に増える。
数学が抽象的になる。
定期テストの範囲が広い。
提出物の管理が必要になる。
小テスト、課題、レポート、補習、部活動が重なる。
順位や平均点が出て、自信を失う。
しかも、中学受験を突破してきた子たちの集団です。
小学校では「できる子」だったのに、
中高一貫校では「普通」になる。
あるいは、気づいたら下位層にいる。
この現実に、本人も親御さんも戸惑います。
中高一貫校に入ってから成績が下がると、親御さんは不安になります。
「本当にこの学校でよかったのか」
「うちの子にはレベルが高すぎたのか」
「中学受験で無理をさせすぎたのか」
「勉強しない本人が悪いのではないか」
「このまま高校に上がって大丈夫なのか」
「大学受験はどうなるのか」
でも、まずお伝えしたいのは、
成績が下がったことだけで、お子さまの能力を決めつける必要はない
ということです。
中学受験を乗り越えた子には、力があります。
ただ、その力が中高一貫校の勉強にうまく接続できていないことがあります。
小学生の頃のように、親や塾に管理されて動く勉強。
問題パターンを大量にこなす勉強。
受験日から逆算して走る勉強。
先生に言われたことをこなす勉強。
それだけでは、中高一貫校の英語・数学には対応しきれないことがあります。
必要なのは、根性ではなく、勉強の組み替えです。
中高一貫校に入ってから成績が下がる場合、特に崩れやすいのが英語と数学です。
国語や理科社会も大切ですが、英語と数学は積み残しが起きると後から取り戻すのが大変です。
一度分からなくなると、次の単元も分からなくなる。
定期テスト前だけ暗記しても、実力が積み上がらない。
小テストは乗り切れても、模試や実力テストで崩れる。
高校内容に入った時点で、過去の穴が一気に表面化する。
だから私は、中高一貫校で成績が下がったお子さまには、
まず英語と数学を中心に状態を確認します。
中高一貫校の英語は、一般的な公立中学校よりも進度が速く、扱う英文や語彙も重いことがあります。
NEW TREASURE、プログレス、学校独自プリント、教科書本文、単語テスト、文法問題集、音読課題、ノート提出。
やることが多く、整理できないまま進んでしまう子もいます。
よくある状態は、次のようなものです。
単語テストだけで精一杯になっている
英文法の仕組みが分からないまま暗記している
be動詞と一般動詞の区別があいまい
品詞の感覚がない
主語・動詞を見つけられない
英文を前から読むことができない
和訳を丸暗記している
学校の本文は覚えたが、初見英文になると読めない
文法問題はできるのに長文になると崩れる
長文を読む前に単語で止まってしまう
英作文で語順が作れない
中学英語の穴を残したまま高校英文法に入っている
中高一貫校の英語で怖いのは、
本人も親御さんも、どこから分からなくなったのか分からないまま進んでしまうこと
です。
テスト前に単語を詰める。
本文を覚える。
ワークを解く。
答えを写して提出する。
これで一時的に点が取れることもあります。
でも、英文の構造が見えていないままだと、学年が上がるほど苦しくなります。
数学も同じです。
体系数学、4STEP、サクシード、青チャート、学校独自教材、プリント、問題集。
学校によって教材は違いますが、中高一貫校の数学は進度が速く、抽象度も高くなります。
特に中学受験算数が得意だった子ほど、中学数学への切り替えでつまずくことがあります。
中学受験算数は、図や比、面積、速さ、規則性などを使って、かなり高度な思考をします。
一方で、中学以降の数学は、文字式、方程式、関数、証明、図形、場合の数、確率、数列、ベクトル、微積分へとつながっていきます。
ここで、考え方の切り替えが必要になります。
よくある状態は、次のようなものです。
計算ミスが多い
途中式を書かない
文字式の意味があいまい
方程式を作れない
関数のグラフと式がつながっていない
図形の証明が書けない
体系数学の進度についていけない
学校の解説を聞いた時は分かるが、自分では解けない
問題集の答えを見れば分かるが、初見では手が出ない
高校数学に入ってから急に点が取れなくなった
数学ⅠA、ⅡB、Cのどこかで穴が広がっている
数学は、できる子ほど「分かったつもり」で進んでしまうことがあります。
授業を聞けば分かる。
解説を読めば分かる。
答えを見れば分かる。
でも、自分の手で再現できない。
この状態が続くと、定期テストでは取れたり取れなかったりを繰り返し、模試や実力テストでは大きく崩れます。
成績が下がると、親御さんはどうしても管理を強めたくなります。
「スマホを取り上げる」
「勉強時間を決める」
「提出物を確認する」
「塾に入れる」
「毎日やらせる」
「テスト前に詰め込ませる」
もちろん、生活管理が必要な場合もあります。
ただ、中高一貫校の英語・数学は、管理だけでは立て直せないことが多いです。
机に向かわせても、何をすればよいか分かっていない。
問題集を開いても、どこから戻ればよいか分からない。
授業ノートを見ても、本人の理解とつながっていない。
テスト直しをしても、なぜ間違えたのか分析できない。
塾に行っても、学校教材とのズレが埋まらない。
この場合、必要なのは、
勉強時間を増やすことではなく、勉強の構造を作り直すこと
です。
私が大切にしているのは、「どこで崩れたのか」を見ることです
私は、ただ英語や数学を教えるだけではありません。
まず見るのは、
その子の勉強がどこで崩れたのか
です。
中1の英語の入り口なのか。
単語暗記のやり方なのか。
文法理解なのか。
長文の読み方なのか。
数学の計算なのか。
文字式なのか。
関数なのか。
証明なのか。
高校内容に入ったところなのか。
それとも、教材管理やテスト勉強のやり方なのか。
崩れ方は、お子さまによって違います。
だから、同じ中高一貫校に通っていても、同じ指導にはなりません。
必要なのは、学校名や偏差値だけで判断することではなく、
本人の手元を見ることです。
ノートの取り方。
問題集の使い方。
答え合わせの仕方。
間違えた時の反応。
解説を読んだ時の理解。
途中式の書き方。
英文を読む時の目の動き。
分からない時に止まる場所。
そこを見ると、成績が下がった理由が少しずつ見えてきます。
中学受験をした子は、周囲からこう見られがちです。
「受験を乗り越えたんだから大丈夫」
「賢い学校に入ったんだから大丈夫」
「自分で勉強できるはず」
「小学生の頃にあれだけ頑張れたんだから、また頑張ればいい」
でも、本人の中では違うことがあります。
小学校の頃は上位だった。
塾では頑張れば結果が出た。
親も応援してくれた。
合格した時は褒められた。
それなのに、中学に入ったら思うようにいかない。
周りはできる子ばかり。
順位が下がる。
平均点に届かない。
先生の説明が速い。
質問するのも恥ずかしい。
親に言うとがっかりされそう。
そうなると、子どもは黙ります。
「大丈夫」
「分かってる」
「あとでやる」
「別に困ってない」
「うるさい」
本当は困っているのに、困っていると言えない。
ここで親が強く言うと、本人はさらに閉じます。
でも親が何も言わないと、成績はさらに下がる。
この板挟みが、中高一貫校のご家庭ではよく起きます。
「中高一貫校に入ったのに」は、親も子も苦しくします
親御さんの中には、言葉には出さなくても、こういう気持ちがあるかもしれません。
「中学受験にあれだけ時間もお金もかけたのに」
「せっかく入った学校なのに」
「このまま下位のままでいいのか」
「高校に上がれなかったらどうしよう」
「大学受験で苦労するのではないか」
「もっと早く手を打つべきだったのではないか」
その不安は、とても自然です。
ただ、その不安がそのまま子どもに向かうと、子どもは勉強からさらに遠ざかります。
だから私は、親御さんの不安も含めて整理します。
今、本当に危ないのは何か。
まだ間に合う部分はどこか。
すぐに手をつけるべき教科は何か。
学校教材をどう使えばよいか。
テスト前に何を優先するか。
長期的にはどこを戻すべきか。
親御さんが少し状況を見通せるようになると、家庭の空気も変わります。
中高一貫校の成績を立て直す時、全教科を一気に上げようとすると、本人が疲れ切ってしまうことがあります。
特に、すでに成績が下がっている子に対して、
「あれもこれもやらなければ」
と詰め込むと、結局どれも中途半端になります。
だから、まず英語・数学を見ます。
英語は、大学受験まで積み上がります。
数学は、理系・文系に関係なく、早い段階の穴が後に響きます。
中高一貫校では進度が速いため、放置すると戻る範囲がどんどん広がります。
ただし、英語も数学も、やみくもに量を増やせばよいわけではありません。
必要なのは、
今の学校の授業についていくための勉強
と
過去の穴を戻すための勉強
を分けることです。
この二つを混ぜると、勉強は崩れます。
まず、学校で使っている教材を確認します。
NEW TREASURE、体系数学、プログレス、シリウス、4STEP、サクシード、チャート式、学校独自プリント、単語帳、文法問題集、定期テスト、模試、補習プリントなど。
中高一貫校では、学校ごとに教材や進度が大きく違います。
外部の塾の教材だけを進めても、学校の定期テストや授業内容とズレることがあります。
だから、まず学校教材を見ます。
点数だけではなく、答案を見ます。
どの問題で落としているのか。
知識不足なのか。
計算ミスなのか。
読解不足なのか。
時間不足なのか。
途中式が雑なのか。
文法の理解が浅いのか。
暗記で乗り切ろうとしているのか。
答案には、かなり多くの情報があります。
点数を見て怒るのではなく、答案から次の一手を探します。
英語は、単語だけを詰めても伸びません。
主語と動詞。
品詞。
文型。
時制。
助動詞。
不定詞。
動名詞。
分詞。
関係代名詞。
比較。
仮定法。
英文解釈。
長文読解。
どこから崩れているかを確認し、必要な部分まで戻します。
NEW TREASUREなどの重い教材を使っている場合も、教材に振り回されるのではなく、本人が理解できる形に分解します。
数学は、途中式と思考の流れを見ます。
答えが合ったかどうかだけでなく、
なぜその式になるのか。
どこで手が止まるのか。
どの解法を選んでいるのか。
計算の精度はどうか。
図やグラフを使えているか。
定義や条件を読めているか。
体系数学のように進度が速い教材では、分からない単元が積み重なる前に戻ることが重要です。
中高一貫校では、テスト範囲が広くなります。
小学生の頃のように、直前に頑張るだけでは間に合いません。
いつから始めるか。
何を先に終わらせるか。
提出物をどう扱うか。
暗記と演習をどう分けるか。
英語と数学にどれだけ時間を残すか。
テスト直しをどう次につなげるか。
ここを本人に合わせて整えます。
中高一貫校の成績不振は、親子関係にも影響します。
親は心配している。
子どもは責められているように感じる。
親は「何もしていない」と見える。
子どもは「どうせ言っても分かってもらえない」と感じる。
このすれ違いを放置すると、勉強以前に会話が難しくなります。
必要に応じて、本人の状態を親御さんに伝え、親御さんの不安も整理します。
こうした状態は、早めに整理した方がよいです。
特に英語と数学は、時間が経つほど戻る範囲が広がります。
中高一貫校、私立中学、国立中学、私立高校、中高一貫コースなどに対応します。
東海中学・高校、滝中学・高校、南山中学女子部、名古屋中学・高校、愛知淑徳、金城学院、椙山女学園、愛知中学・高校、桜丘中学・高校、時習館附属中学、海陽中等教育学校、浜松西高中等部、浜松日体、聖隷クリストファー、岡崎周辺・豊橋周辺・浜松周辺の私立中高一貫校など、学校ごとの進度や教材に合わせて考えます。
対応教材の例として、
体系数学、NEW TREASURE、プログレス、シリウス、4STEP、サクシード、チャート式、学校独自プリント、定期テスト過去問題、単語帳、文法問題集などがあります。
※学校名や教材名は一例です。
実際には、お子さまが現在使っている教材・テスト・ノートを見て判断します。
中学受験後に崩れた子は、もう一度伸びる可能性があります
私は、中学受験後に成績が下がった子を見ていて、いつも思うことがあります。
この子たちは、能力がないわけではありません。
むしろ、かなりの力を持っていることが多いです。
ただ、その力の使い方が、中高一貫校の勉強に合っていない。
小学生の頃は、塾が道を作ってくれました。
親御さんも伴走してくれました。
本人も、目の前の課題をこなせば前に進めました。
でも、中高一貫校では、少しずつ自分で考える力が必要になります。
何を優先するか。
どこが分かっていないか。
どの教材をどう使うか。
テストまでに何を仕上げるか。
間違えた問題をどう戻すか。
分からない時にどう質問するか。
ここが育っていないままだと、成績は崩れます。
逆に言えば、ここを整えれば、もう一度伸びる可能性があります。
私は、家庭教師として勉強を教えます。
でも、ただ問題を解かせるだけではありません。
本人の中に、
「どう勉強すればいいのか」
「何を見ればいいのか」
「分からない時にどう戻ればいいのか」
という感覚を作っていきます。
管理して、縛って、怒って、提出物をやらせる。
それで一時的に点数が戻ることもあります。
でも、それだけでは中高一貫校の6年間は持ちません。
大学受験にもつながりません。
大切なのは、本人が少しずつ自分の勉強を見られるようになることです。
もちろん、最初から自走できる子ばかりではありません。
むしろ、崩れている時期は一人では動けません。
だから最初は一緒に整理します。
必要なところは手を貸します。
分からないところは説明します。
やる順番も決めます。
テスト前の優先順位も作ります。
その上で、少しずつ本人が自分で動ける形にしていきます。
「入れた学校についていけない子」ではなく、「勉強の型が変わる時期で止まっている子」と見てください
中高一貫校に入ってから成績が下がると、どうしても重く受け止めてしまいます。
でも、ここで
「この子には無理だった」
と決めつけるのは早いです。
中学受験を乗り越えた子は、何かしらの強みを持っています。
集中力。
記憶力。
計算力。
読解力。
粘り。
好奇心。
負けず嫌い。
素直さ。
独特の発想。
ただ、その強みが今の勉強にうまく使えていないことがあります。
親御さんが見るべきなのは、
「なぜやらないのか」
だけではありません。
「どこで止まっているのか」
「何が分かっていないのか」
「何なら動けるのか」
「どの声かけなら崩れないのか」
「どの教材なら戻れるのか」
そこです。
この見方に変わるだけで、親子の会話も変わります。
中学受験の時は成績が良かったのに、なぜ下がったのでしょうか?
中学受験の勉強と中高一貫校の勉強は、必要な力が違います。
中学受験では、塾のカリキュラムに沿って大量の問題をこなす力が重要でした。
中高一貫校では、授業進度が速く、英語・数学の積み上げを自分で管理する力が必要になります。
成績が下がったのは、能力不足ではなく、勉強の型が切り替わっていない可能性があります。
はい。
体系数学は進度が速く、抽象度も高いため、途中で分からなくなる子がいます。
学校の授業、問題集、定期テストの出題傾向を見ながら、どこから戻るべきかを整理します。
NEW TREASUREが重くて、英語が嫌いになっています。
NEW TREASUREは語彙量も英文量も多く、使い方を間違えると暗記だけで苦しくなります。
本文暗記だけでなく、文法、語順、品詞、英文構造を確認しながら進めます。
個別指導塾が悪いとは限りません。
ただ、中高一貫校の場合、学校教材・進度・定期テストに合わせた細かい調整が必要です。
塾の教材と学校教材がズレている場合、本人は勉強しているのに点数につながらないことがあります。
よくあります。
親御さんの説明が悪いというより、親子関係の中で勉強を扱うことが難しい場合があります。
第三者が入ることで、本人が少し落ち着いて話を聞けることがあります。
状態によります。
ただ、英語と数学は早めに穴を確認した方がよいです。
高1、高2で立て直せれば、大学受験に向けた選択肢を残しやすくなります。
高3の場合も、現在の志望、学力、残り時間に応じて現実的に優先順位を決めます。
東三河・西三河・浜松周辺を中心に対応しています。
豊橋市、豊川市、蒲郡市、田原市、新城市、岡崎市、幸田町、安城市、刈谷市、知立市、浜松市、湖西市など。
学校や部活動で帰宅が遅い中高一貫校のお子さまについては、夜の時間帯のご相談も可能です。
定期枠の状況により、短期集中、テスト前、月数回の学習相談として対応する場合もあります。
中学受験で合格したことは、素晴らしいことです。
でも、そこで勉強が終わるわけではありません。
中高一貫校に入ってから、英語で崩れる子もいます。
数学で自信を失う子もいます。
周りと比べて苦しくなる子もいます。
親に言えないまま、答えを写すだけになってしまう子もいます。
小学生の頃の成功体験が、逆に本人を苦しめることもあります。
だからこそ、早めに見てあげてほしいのです。
成績が下がったことを責めるのではなく、
どこで崩れたのかを見つける。
英語と数学の土台を戻す。
学校教材の使い方を整える。
テスト勉強のやり方を作る。
親子だけで抱え込まない。
中高一貫校に入ったあとに成績が下がったお子さまは、
もう終わりではありません。
ただ、今までの勉強法のままでは苦しいかもしれません。
中学受験後の勉強の崩れを、英語・数学から立て直し、
その子がもう一度、自分の力で学べる状態を一緒に作っていきます。
中高一貫校に入ってから成績が下がったお子さま、
英語・数学でつまずいているお子さま、
体系数学・NEW TREASURE・学校独自教材で困っているご家庭は、一度ご相談ください。
初回では、現在の状況をお聞きします。
学校名・学年
使用教材
最近の定期テスト結果
小テストや課題の状況
英語・数学の苦手単元
学校の授業についていけているか
塾に通っている場合は、その内容
親子で困っていること
今後の進路への不安
実際の教材、答案、ノート、学校プリントを見ながら、
どこから立て直すべきかを整理します。
LINEまたはお問い合わせフォームよりご相談ください
中高一貫校に入ってから成績が下がったお子さまへ。
中学受験後の勉強の崩れを、英語・数学から丁寧に立て直します。
まずは、現在の状況をお聞かせください。