問題を教える前に、「どこで考えられなくなるのか」を見ます

時習館中対策の問題集をやっている。
塾にも通っている。
模試も受けている。

それでも、

「初見問題では手が止まる」
「家ではできるのに模試では取れない」
「ケアレスミスが多いと言われ続けている」
「答え合わせをすれば理解できるのに、一人では解けない」

ということがあります。

そんなとき、さらに問題集を増やす前に確認したいことがあります。

その子は、問題のどこで正しい処理から外れているのか。

Thinking Studyでは、正答数だけでなく、問題を解いている最中を一対一で見ます。

まだ受検するか迷っている方は、先にこちらをご覧ください。

時習館中を受ける前に豊橋の保護者が考えておきたいこと


令和9年度の選抜は「適性検査Ⅰ・Ⅱ→個人面接」

令和9年度の愛知県立附属中学校入学者募集要項では、時習館高等学校附属中学校普通コースの募集人員は70人です。

1次選抜では、適性検査Ⅰ・Ⅱが行われます。内容は小学校学習指導要領の範囲内で複数教科を組み合わせたものとされ、英語は出題されません。

1次合格者は募集人員の2倍程度とされ、その後、2次選抜として個人面接が行われます。

出願時には志願理由書の提出もあります。

制度は年度ごとに変更される可能性があるため、最新情報は必ず愛知県公式情報をご確認ください。

愛知県公式:
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kotogakko/231226chuko.html


「思考力を伸ばします」だけでは、指導にならない

時習館中のような適性検査について、

「思考力が大切です」

という説明をよく見ます。

もちろん間違いではありません。

ただ、実際に子どもが一問を解くとき、「思考力」という一つの箱が働いているわけではありません。

例えば、

という処理があります。

どこで崩れても×になります。

だから私は「思考力が弱い」で終わらせず、最初にどこで処理が切れたかを見ます。


家庭教師だから見ることができる「答案になる前」

一対一の指導で大きいのは、完成した答案だけを見ないことです。

例えば、

を観察できます。

同じ5分の停止でも、

資料を行き来しながら試している5分と、完全に停止して先生の合図を待っている5分は違います。


例えば「この問題が分かりません」でも、原因は5通り以上ある

資料問題で生徒が止まったとします。

本人は「分かりません」と言います。

ここで解説を始めれば、その場では進みます。

でも、それでは原因が分かりません。

ケース1 問いを取り違えている

資料は読めていても、何を答える問題かを誤解している。

→ 問いの読み方を見る。

ケース2 情報は読めているが整理できない

必要な数字は全部拾えている。

でも、どれとどれを比べるか決められない。

→ 構造化を見る。

ケース3 知識を知っているが起動しない

「割合を使います」と言えば解ける。

でも、自分では割合を選べない。

→ 知識不足ではなく知識の起動を見る。

ケース4 途中状態を失う

最初は正しい。

3条件、4条件と処理していくうちに一つ抜ける。

→ 条件・状態管理を見る。

ケース5 解けているのに最後の条件を落とす

「2つ選ぶ」のに一つだけ答える。

→ 完答管理を見る。

この5人に同じプリントを10枚渡しても、必要な対策は違います。


正解した問題にも「危ない○」があります

不正解は目立ちます。

でも受検直前に怖いのは、正解の中に混じる不安定さです。

例えば、

模試では全部○です。

しかし、本番でもう一度○になる保証はありません。

そこで私は、

「なぜこれ?」
「この条件を変えたら?」
「数字を変えるよ」
「別の題材でも同じ考え方は使える?」

と確認します。

時習館中の模試・答案は点数だけ見ない


ヒントは「出すか・出さないか」ではなく、どこまで必要かを見る

私は、分からない子を長時間放置する指導もしません。

一方で、すぐに手順を全部説明するわけでもありません。

例えば支援を次のように少しずつ近づけます。

遠い支援

「何を聞かれている?」

少し構造を示す

「条件を一度整理してみようか」

知識に近づける

「割合が使えそうなところはない?」

手順に近づける

「まずAとBを比べてみよう」

どこで再び自力で動き始めるかを見る。

そして次の問題では、その支援を一段遠ざけます。

目的は、

家庭教師が上手に教えて解かせることではなく、家庭教師がいなくても自分で始められる範囲を広げること。

です。


「初見問題を大量に解く」だけでは、初見力にならないことがある

類題演習には意味があります。

基礎計算や基本知識は、繰り返して軽く使えるようにする必要があります。

ただ、初見問題だけは少し注意が必要です。

同じ形式を繰り返すうちに、

「この見た目ならこの方法」

と覚えているだけになることがあります。

そこで指導では、

など、少し距離を変えて確認します。

時習館中の初見問題対策


「ケアレスミス」は一つの原因ではありません

適性検査で失点すると、

「もっと注意して」
「見直しをしよう」

と言いたくなります。

ただ、ミスには、

があります。

原因が違えば対策も違います。

しかも、本番で強いのは「ミスをしない子」だけではありません。

ミスをしても、自分で早く検知して、それ以上失点を広げない子も強い。

時習館中対策|ケアレスミスが多いで終わらせない


塾へ通っているご家庭も、そのまま併用できます

時習館中対策塾には、

教材、カリキュラム、模試、演習量、受検情報などの強みがあります。

家庭教師が同じものを全部作り直す必要はありません。

すでに良い教材を持っているなら、それを使います。

塾の模試も使います。

塾の宿題も見ます。

そして、

その学習が本人の中で、実際に使える力になっているか

を横で確認します。

塾を辞めていただく必要はありません。

場合によっては、

「今の塾はそのままで大丈夫です。家庭ではここだけ補いましょう」

という判断もあります。

入会を前提とせず、今の塾や教材そのものを一度詳しく整理したい場合はこちらです。

中学受験のセカンドオピニオン


小4では「受検問題」より土台を見る

小学4年生では、時習館中形式を大量に解くことを最優先にはしません。

見るのは、

です。

難しい問題に早く触れることより、基礎を使うときに重くならない状態を作りたい時期です。


小5では「知っている知識を自分で選ぶ」を増やす

小学5年生では、

「割合の単元だから割合を使う」

という教科書型から少し離れます。

何の単元か書いていない。

資料と文章が混ざっている。

複数教科の知識が候補になる。

その中から自分で選ぶ。

こういう問題を増やします。

また、少し支援したあと、次の問題では支援を外して、自立範囲が広がっているかを見ます。


小6では「できる」から「本番でも残る」へ

小6になると、本番条件を重くします。

普段ならできる問題が、時間を入れると崩れることがあります。

逆に、時間を外せばできるなら、知識ではなく試験制御の問題かもしれません。

難易度だけでなく、時間・初見・支援の有無を変えて見るのが小6では重要です。


志願理由書は「大人が書いた文章」を覚えさせない

志願理由書では、

を整理します。

文章を整えることはします。

ただし、本人の中にない立派な言葉を大人が作り、それを暗記させる形にはしません。

その文章は面接で掘られたときに苦しくなります。

本人の経験を材料にして、本人が意味を理解している言葉にします。


面接は「想定質問を何十問覚える」より、質問の意味を取る

想定質問を用意すること自体は有効です。

しかし、

質問と答えを一対一で丸暗記するだけでは、聞き方が少し変わったときに止まります。

そこで、

という形で練習します。


合格後に「先生がいないとできない子」を作らない

これは受検対策の最後に大切にしたいことです。

合格がゴールなら、先生が横で全部管理しても点を取れればよいかもしれません。

しかし、学校側が公開している教育では、自分で計画し、試行錯誤し、振り返ることがかなり重視されています。

だから受検指導でも、

最後まで大人が管理するのではなく、大人の支援を少しずつ本人へ移す。

ここまで含めて考えます。


よくある質問

塾に通いながら家庭教師をつけても大丈夫ですか?

大丈夫です。むしろ塾の教材や模試を利用し、塾では見えにくい一人で解く過程を確認する使い方ができます。

時習館中専用教材をたくさん買いますか?

必要以上には増やしません。現在の教材で十分な場合はそのまま使い、不足するタイプの問題だけ追加します。

小4から過去問をやりますか?

基本的には急ぎません。小4では読み・計算・図表化・説明など、後で適性検査へつながる土台を優先します。

面接だけお願いできますか?

状況により相談可能ですが、志願理由や本人の経験整理とつながっているため、単なる想定問答の暗記にはしません。

今の塾を変えるべきか見てもらえますか?

継続指導の無料相談では詳細評価は行いません。入会を前提とせず、塾・教材・模試を詳しく確認する場合は学習セカンドオピニオンをご利用ください。


ご相談

継続指導をご検討中のご家庭の初回相談は無料です。

詳しい答案分析や、現在の塾・教材の評価を目的とする場合は有料の学習相談・セカンドオピニオンをご利用ください。

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