学校に行かない日は「何もしなかった日」になりやすい
不登校や五月雨登校の状態では、
一日の流れが崩れやすくなります。
朝起きられない。
昼まで布団から出られない。
スマホや動画を見ているうちに時間が過ぎる。
夜になると少し元気になる。
でも、次の日の朝にはまた動けない。
こうした状態は、決して珍しくありません。
そして保護者の方は、
その様子を見るたびに焦ります。
「少しでも勉強してほしい」
「せめて昼夜逆転だけは直してほしい」
「このまま受験や進学はどうなるのか」
けれど、本人もただ怠けているわけではないことが多いです。
動けない。
何から始めればいいか分からない。
学校のことを考えると苦しくなる。
でも、自分でもそれをうまく説明できない。
だから、好きなことやスマホに逃げているように見える。
でも実際には、本人も困っている。
私は、まずそこから見ます。
もちろん、学校に行けるようになることは大切です。
けれど、家庭教師の役割は、
単に「登校させること」ではありません。
学校に行くかどうかの前に、
その子が一日をどう過ごしているのか。
何に疲れているのか。
何なら少し動けるのか。
どこで思考が止まっているのか。
そこを見ずに、
ただ「勉強しなさい」「学校へ行きなさい」と言っても、
本人はさらに動けなくなることがあります。
学校に行かない日を、
叱られる日、責められる日、遅れを確認する日だけにしてしまうと、
家そのものが苦しい場所になってしまいます。
だからこそ、
学校に行かない日の意味を変える必要があります。
Thinking Studyでは、
学校に行かない日を、いきなり勉強漬けにすることは考えていません。
まずは、
その子が動ける時間帯を見ます。
午前中は難しいのか。
昼前なら少し話せるのか。
午後からなら机に向かえるのか。
夕方になると元気が戻るのか。
その子の状態に合わせて、
昼間の時間に家庭教師が入り、
一日の中に小さな軸を作っていきます。
たとえば、最初は短い学習でも構いません。
英単語を少し確認する。
学校ワークの一部だけ整理する。
数学の基本問題を数問だけ解く。
国語の文章を一緒に読む。
提出物のどこから手をつけるかを決める。
大切なのは、
完璧に進めることではありません。
「今日は何もできなかった」ではなく、
「少しだけ進んだ」
「何が分からないか分かった」
「次にやることが見えた」
そう思える時間を作ることです。
その積み重ねが、
学校に行かない日の意味を少しずつ変えていきます。
勉強の遅れは、思っているほど一直線には広がりません
保護者の方が特に不安に感じるのは、
学習の遅れだと思います。
学校を休む日が増えると、
授業の内容が分からなくなる。
提出物がたまる。
定期テストの範囲が見えなくなる。
成績や進級、受験が心配になる。
その不安は当然です。
ただ、実際の指導現場では、
勉強の遅れは、
時間数だけで単純に決まるわけではありません。
むしろ問題になるのは、
「どこから分からなくなったのか分からない」
「何をすればいいか分からない」
「自分はもう無理だと思い込んでいる」
という状態です。
ここを整理できれば、
学習は思ったより早く戻り始めることがあります。
すべてを一気に取り戻す必要はありません。
今の学年の内容。
前の学年の抜け。
学校ワーク。
定期テスト。
受験に必要な基礎。
それらを分けて、
優先順位をつけて、
その子に必要な順番で組み直していきます。
学校に行かない日のお子さまにとって、
昼間の時間はとても大切です。
けれど、その時間は一番崩れやすい時間でもあります。
朝から昼にかけて何もできないまま過ぎると、
本人も保護者も、夕方以降に重たい気持ちを抱えます。
「今日も何もできなかった」
この感覚が続くと、
次の日の朝も動きにくくなります。
昼間に家庭教師が入る意味は、
ただ勉強を教えることだけではありません。
一日の中に、
人と会う時間を作る。
机に向かうきっかけを作る。
生活のリズムを少し戻す。
本人が責められずに話せる時間を作る。
学習の不安を一つずつ整理する。
そのための時間です。
学校に行かない日でも、
昼間に意味のある時間が一つ入るだけで、
その日の見え方は変わります。
不登校や五月雨登校のお子さまの中には、
自分の気持ちをうまく言葉にできない子もいます。
話したくない。
何を言えばいいか分からない。
聞かれると固まってしまう。
本当は困っているけれど、説明できない。
そういうお子さまに、
最初から多くを話させようとすると、
かえって負担になることがあります。
私は、無理に話させることを目的にしていません。
表情、手の止まり方、問題への向き合い方、
雑談の中で少し出てくる言葉、
好きなものへの反応。
そうしたものから、
その子の状態を見ていきます。
勉強は、本人を知るための入口にもなります。
どこで止まるのか。
何なら考えられるのか。
どんな説明なら入るのか。
どのくらいの量なら負担にならないのか。
そこを見ながら、
少しずつ学習を組み立てます。
学校に行かない日が続くと、
保護者の方がすべてを背負ってしまうことがあります。
朝起こす。
学校へ連絡する。
先生とやり取りする。
本人の機嫌を見る。
勉強の遅れを心配する。
進路を調べる。
家の空気も保つ。
これを一人で続けるのは、とても大変です。
しかも、親子で勉強の話をすると、
どうしても感情が入りやすくなります。
親が言うと反発する。
子どもが黙る。
保護者が強く言いすぎてしまう。
その後、自己嫌悪になる。
そういうご家庭も少なくありません。
家庭教師が入る意味は、
親の代わりに命令することではありません。
家庭の中に、
親でも学校でもない第三者が入り、
学習面と状況整理を一緒に担うことです。
保護者の方が一人で抱えすぎないためにも、
外から見て、整理する人が必要な場合があります。
学校に行かない日が増えている。
登校できる日とできない日の波がある。
午前中は動けないが、昼前や午後なら少し動ける。
学校の課題やワークがたまっている。
親が勉強を見ると喧嘩になる。
スマホや動画の時間が長くなっている。
勉強の遅れよりも、まず何から始めればいいか分からない。
通信制高校やサポート校も視野に入っている。
高校進学・卒業・受験に向けて、学習を立て直したい。
こうした状態のお子さまに、
昼間の家庭教師は合う場合があります。
Thinking Studyでは、
東三河地区と静岡県西部を中心に、
対面での家庭教師を行っています。
主な対応地域は、
豊橋市、豊川市、蒲郡市、新城市、田原市、
浜松市、湖西市です。
その他の地域についても、
状況や時間帯によって対応できる場合があります。
不登校・五月雨登校・通信制前のお子さまについては、
平日昼間の時間帯を中心にご相談を承っています。
学校に行かない日を、
無理に明るく見せる必要はありません。
つらい日はつらい。
動けない日は動けない。
不安な日は不安でいい。
ただ、その日を完全な空白にしないことはできます。
少しだけ話す。
少しだけ読む。
少しだけ書く。
少しだけ考える。
少しだけ次の予定を決める。
その小さな積み重ねが、
本人の中に
「自分はまだ動ける」
という感覚を戻していきます。
勉強は、点数のためだけにあるものではありません。
自分の状態を整えるため。
考える力を戻すため。
将来の選択肢を残すため。
そして、自分自身をあきらめないため。
学校に行かない日の時間を、
そういう時間に変えていく。
それが、Thinking Studyの昼間の家庭教師です。
Q. 学校に戻ることを前提にしないといけませんか?
いいえ。
学校に戻ることだけを前提にはしていません。
もちろん、登校再開を目指す場合もあります。
ただし、まず大切なのは、本人の状態を見ながら、生活と学習の土台を整えることです。
学校復帰、別室登校、保健室登校、通信制高校、サポート校、受験準備など、
ご家庭の状況に応じて考えていきます。
Q. まったく勉強していない状態でも大丈夫ですか?
大丈夫です。
最初から長時間の学習を求めることはありません。
まずは、どこからなら始められるかを一緒に見ます。
教材を開くところから始める場合もあります。
学校ワークの整理から始める場合もあります。
本人の話を聞きながら、学習以前の不安を整理するところから始める場合もあります。
状況によりますが、対応できる場合があります。
午前中が難しいお子さまの場合、
昼前や午後の時間帯から始めることもあります。
いきなり朝型に戻すのではなく、
まずは本人が動ける時間帯に学習の軸を作り、
少しずつ生活のリズムを整えていきます。
初回や必要な場面では、保護者の方からお話を伺います。
ただし、毎回の指導中にずっと同席していただく必要はありません。
お子さまが落ち着いて取り組める形を優先します。
指導後に、必要な範囲で状況や今後の進め方を共有します。
医療や療育の専門機関ではありません。
Thinking Studyは、家庭教師としての学習支援を行います。
ただし、長年の指導経験の中で、不登校・五月雨登校・発達特性・通信制高校前後のお子さまの学習支援にも多く関わってきました。
診断や治療ではなく、
教育面・学習面から、その子の立て直しを支えます。
学校に行かない日が続いていると、
ご家庭だけで判断するのが難しくなることがあります。
今、勉強を始めるべきなのか。
生活リズムを優先すべきなのか。
学校の課題を進めるべきなのか。
前の学年に戻るべきなのか。
受験や進級に向けて何を確認すべきなのか。
初回相談では、
お子さまの様子、学校との関係、学習状況、生活リズム、保護者の方の不安を伺いながら、
今どこから始めるのがよいかを一緒に整理します。
無理にご依頼をすすめることはありません。
まずは、
学校に行かない日の時間を、
これからどう変えていけるか。
そこから一緒に考えます。