学校を休んだ日の勉強を、何から始めればよいか分からないご家庭へ
学校を休む日が増えてきた。
行ける日と行けない日がある。
欠席した授業の範囲が分からず、学校の課題も少しずつたまっている。
本人に聞いても、「どこから分からないのか分からない」と言う。
このような状態が続くと、保護者の方は、休んでいることと勉強の遅れを同時に心配することになります。
ただし、学校を休んだ日に必ず勉強させることが、このページの結論ではありません。
体調や気持ちの回復を優先したほうがよい日もあります。
教材を開くこと自体が大きな負担になっている時期もあります。
一方で、少し落ち着いている時間があり、本人も勉強の遅れを気にしているなら、学校へ戻ることとは分けて、今できる学習を考えることができます。
まず必要なのは、休んだ一日を評価することではなく、
今は休養が必要なのか
どの時間帯なら比較的動きやすいのか
学校のどの範囲を欠席したのか
本人がすでに分からなくなっている内容は何か
家庭だけで進めようとして負担が大きくなっていないか
を分けて考えることです。
学校を休んだ日と、勉強できなかった日を同じにしない
学校を休んだ日に、勉強もできないことがあります。
朝から動けない。
眠っている時間が長い。
学校や勉強の話をすると表情が固くなる。
動画やゲームはできても、教材は開けない。
その様子を見ると、
「元気そうなのに、なぜ勉強はできないのだろう」
と感じることもあるかもしれません。
けれども、好きなことに向けられる力と、学校や勉強に向き合う力は、いつも同じように残っているとは限りません。
休養が必要な日は、休むことが先です。
その日を何とか学習の日に変えようとして、親子の緊張が強くなるのであれば、無理に教材を開かない判断もあります。
大切なのは、一日ごとの出来不出来で判断することではありません。
数日、数週間という流れの中で、本人がいつなら動きやすく、どのような話なら受け止められ、学習との接点をどこに残せそうかを見ていきます。
欠席した授業を、全部同じ重さで取り戻す必要はありません
学校を休むと、黒板の説明、教科書、プリント、学校ワーク、宿題、小テスト、提出物など、複数のものが同時に抜けます。
保護者の方には、それらがすべて大きな遅れに見えることがあります。
しかし、欠席した範囲のすべてを最初から同じようにやり直す必要があるとは限りません。
教科書を読めばつながる内容もあります。
学校の説明を受けていなくても、自分で進められる課題もあります。
反対に、前の学年や前の単元とのつながりが切れていて、欠席した範囲だけを見ても分からないことがあります。
まずは、次のものを混ぜずに見ます。
欠席したために知らない内容
出席していた時期から分からなかった内容
提出期限がある課題
定期テストや進級・卒業に関わる内容
今すぐ取り戻さなくてもよい内容
欠席した日数と学習の遅れは、必ずしも同じではありません。
広くやり直す前に、どこをつなげれば現在の学習へ戻れるのかを確かめることが大切です。
欠席した範囲、学校課題、受験や進路まで含めて一度整理したい場合は、継続指導を前提としない有料の学習相談もあります。
最初に整理したい4つのこと
1.学校で何が進んだのか
教科書のページ、配付されたプリント、学校ワーク、課題、テスト範囲などから、欠席中に進んだ内容を確認します。
すべての情報がそろわなくても構いません。
まずは、分かるものと分からないものを分けます。
2.本人はどこまで分かっているのか
欠席した範囲だけでなく、その前につながる内容も見ます。
「授業を受けていないから分からない」のか、
「それ以前から分からなくなっていた」のか。
それによって、始める場所は変わります。
3.期限や評価に関わるものは何か
提出物、定期テスト、単位、進級、卒業、受験では、優先順位が異なります。
全部を同時に進めるのではなく、期限があるものと、時間をかけて学び直すものを分けます。
4.本人が比較的動きやすい時間と環境はどこか
朝は難しくても、昼前や午後なら少し動けることがあります。
自室では始めにくくても、誰かと一緒なら教材を開けることがあります。
反対に、人と会うこと自体がまだ負担な時期もあります。
「何を勉強するか」だけでなく、
「いつ、どこで、誰となら始められそうか」
も分けて考えます。
少し学べそうな日に考えたいこと
本人が比較的落ち着いていて、学習への抵抗が強くない日は、今の状態に合う範囲から始められます。
大切なのは、休んだ日の埋め合わせとして量を増やすことではありません。
学校の課題を確認するのか。
欠席した範囲を知るのか。
以前から分からなかった内容へ戻るのか。
その日の目的を一つに絞ったほうが、本人にも見通しが持ちやすくなります。
短い時間しか取り組めなかったとしても、学習できた時間の長さだけで良し悪しを決めません。
本人がどこで止まったのか、次に何を確かめればよいのかが分かれば、その後の学びにつながります。
親が教えると、勉強以外の話までぶつかってしまうことがあります
保護者の方が声をかけるのは、本人を責めたいからではありません。
欠席、課題、成績、進路が心配だからこそ、確認したくなります。
けれども、本人には、学校を休んだことまで責められているように聞こえることがあります。
保護者の方も、勉強の話だけをするつもりが、生活やスマートフォンの話まで重ねてしまうことがあります。
これは、どちらかが悪いという話ではありません。
学校のことと学習のことが家庭の中で重くなっているときは、家庭が担うことと、第三者へ任せることを分けても構いません。
昼前や午後に自宅で学ぶ方法もあります
学校を休んだお子さまの中には、朝は動けなくても、昼前や午後になると少し落ち着く子がいます。
夜になると疲れてしまう子や、夜の塾へ行くことは難しくても、自宅なら学びやすい子もいます。
その場合は、本人が比較的動きやすい時間に、自宅で学ぶ方法を考えることができます。
昼間に学ぶことは、学校へ戻すための訓練とは限りません。
欠席した範囲を確かめる。
学校の課題を整理する。
前の学年から学び直す。
進路に必要な学習を続ける。
その時期に必要な目的を考えます。
昼間に第三者が入ることが合う家庭もあれば、今は家族以外と会うことを急がないほうがよい家庭もあります。
本人の状態を見ずに、昼間の家庭教師を正解にすることはありません。
状況に応じて、詳しいページをご覧ください
学校へ行ける日と行けない日が続いている
欠席日の勉強だけでなく、学校との関係、生活、学習、進路を分けて考えたい場合はこちらをご覧ください。
朝起きられないことや体調の波が大きい
起立性調節障害については、学習支援でできることと医療的な判断を混ぜずに考える必要があります。
通信制高校への転校や入学後の学習が気になる
学校選びだけでなく、レポート、単位、日々の学習、卒業後の進路を考えたい場合はこちらをご覧ください。
一度だけ、現在の学習状況を整理したい
欠席した範囲が増え、
「どこから分からなくなったのか分からない」
「学校課題と学び直しのどちらを優先すればよいか分からない」
「受験や進路まで含めて、一度整理したい」
という場合は、継続指導を前提としない有料の学習相談も利用できます。
現在使っている教材、学校からの課題、答案などを見ながら、今できていること、欠席によって抜けた可能性があるところ、学校へ確認したいことを一度整理します。
Thinking Studyが学習面で大切にしていること
Thinking Studyは、学校を休んだ理由を診断したり、登校するかどうかを決めたりする機関ではありません。
家庭教師として見るのは、教材を前にしたときに、本人がどこまで分かり、どこで迷い、何がつながれば先へ進めそうかという学習の部分です。
答えを先に教えて課題を終わらせるだけでは、少し形が変わったときに再び止まることがあります。
本人が考えている途中を見ながら、今できていることと、まだつながっていないことを確かめます。
学校へ戻ることだけを急がず、今できる学習と、これからの進路を分けて考えます。
対応地域
対面での相談・指導は、豊橋市、豊川市、蒲郡市、田原市、岡崎市、湖西市、浜松市などを中心に、訪問可能な範囲をご案内しています。
地域、曜日、時間帯、お子さまの状況によって対応条件が異なります。
地域別の昼間の学習支援
よくあるご質問
学校を休んだ日は、少しでも勉強させたほうがよいですか
毎回そうする必要はありません。
体調や気持ちの回復を優先したほうがよい日もあります。
本人が比較的落ち着いていて、学習への抵抗が強くない日に、何を確かめるかを一緒に考えます。
不登校というほどではありませんが相談できますか
はい。
週に何日か休む、朝から行けない、遅刻や早退が増えた、特定の曜日に休むことが多いという段階でもご相談いただけます。
欠席した範囲が分かりません
教科書、学校ワーク、配付されたプリント、課題、テスト範囲など、現在分かるものから整理します。
資料がすべてそろっていなくても構いません。
学校に確認したいことと、手元の教材で確認できることを分けます。
勉強がかなり遅れています
最初から学校の進度へ追いつくことだけを目標にはしません。
欠席によって抜けた内容と、それ以前から分からなかった内容を分け、現在の学習へつながる場所を探します。
朝は動けません。午後からでもよいですか
午前中が難しくても、昼前や午後なら比較的動きやすいお子さまはいます。
実際に対応できる曜日・時間帯は、地域や現在の予定によって異なります。
お問い合わせ時にご確認ください。
親が仕事で昼間は家にいません
お子さまの年齢や状態、訪問時の安全確認などによって異なります。
保護者の方が不在の場合の対応条件は、事前に個別に確認します。
学校へ戻ることを前提にしなければいけませんか
いいえ。
登校再開、別室登校、現在の学校での継続、通信制高校、受験準備など、今後の選択はご家庭によって異なります。
Thinking Studyでは、登校の判断を代わりに行うのではなく、どの道を選んでも必要になる学習を一緒に考えます。
家庭教師を探していない段階でも構いません
学校を休んだ日に勉強させるべきか。
学校の課題を優先するのか、前の学年へ戻るのか。
今は休養が必要なのか、少しずつ学習との接点を作れるのか。
まだ答えが決まっていなくても構いません。
家庭教師を始めることを先に決めず、欠席した範囲、学校課題、受験や進路について一度だけ整理したい場合は、継続指導を前提としない有料の学習相談を利用できます。
保護者の方だけでの相談も可能です。