塾に通っていることと、自分で考えられることは同じではありません
時習館中対策の塾には、塾だからできることがあります。
カリキュラムがある。
まとまった演習量を確保できる。
模試を受けられる。
受検情報を得られる。
同じ学校を目指す子どもたちと一緒に学べる。
これらを家庭教師で置き換える必要はないと考えています。
一方、一斉授業や集団指導では、一人の子どもが一問を考えている間をずっと見ることは難しくなります。
たとえば、
問題文のどこを最初に読んだのか。
表やグラフのどこを見たのか。
必要な条件と不要な情報を分けられたのか。
図を書こうとしたのか。
何を使えばよいか思い出そうとしたのか。
途中でおかしいと気づいたのか。
分からなくなった瞬間、考え続けたのか、それとも誰かのヒントを待ったのか。
完成した答案だけでは見えないことがあります。
家庭教師が塾と同じ授業をもう一度するのではなく、塾では見えにくい「考えている途中」を見る。
Thinking Studyでは、そんな役割分担ができます。
「授業でできた」を、そのまま「できる」とは考えません
解説を聞いたあとなら解ける。
先生と一緒ならできる。
一度やった問題ならできる。
もちろん、それも学習の途中として大切です。
ただ、適性検査では、同じ問題がそのまま出てくるわけではありません。
題材が変わる。
資料の形が変わる。
数字が変わる。
条件の与え方が変わる。
どの知識を使うかも自分で選ぶ。
そのときにも、以前学んだ考え方を使えるでしょうか。
Thinking Studyでは、一緒に考えてできるようになったあと、
少し違う問題でも、自分で同じ考え方を使えるか
を確認します。
具体的な教材の組み合わせや進め方をホームページで一律には公開していません。
教材を何冊使ったかではなく、学んだことが別の場面へ移ったかを見るためです。
初めて見る問題への考え方については、時習館中の初見問題対策でも詳しく説明しています。
時習館中を目指し始めると、家庭にはいろいろな教材が増えていきます。
塾教材。
宿題。
模試。
市販問題集。
適性検査対策教材。
過去問。
たくさん解けば安心するようにも見えます。
でも、量が増えるほど、
「何ができるようになったのか」
が見えにくくなることもあります。
たとえば10問間違えたとしても、10問すべてに同じ対策が必要とは限りません。
問題を読み違えている。
資料は読めているが整理できない。
知識はあるが、自分でそれを選べない。
途中まで合っているのに条件を一つ落とす。
最後まで考えられているのに、答え方を間違える。
同じ不正解でも、中で起きていることは違います。
必要なのは、さらに10問、20問と足すことではなく、
どこで考え方が切れているのかを見つけること
かもしれません。
間違えた問題だけを見ていると、見落とすものがあります。
正解していても、
二択で迷って偶然当たった。
理由を聞くと説明できない。
数字を変えると分からない。
翌週にもう一度出すと解けない。
ということがあります。
テスト上は同じ○です。
でも、本番でもう一度○になる状態とは限りません。
逆に、不正解でも、
途中までは正しく整理できている。
自分で違和感に気づいている。
ほんの小さなヒントだけで最後まで進める。
という場合もあります。
それなら、かなり自力に近いところまで来ています。
Thinking Studyでは、模試も点数だけで判断しません。
詳しくは時習館中の模試・答案は点数だけ見ないをご覧ください。
塾と家庭教師を併用すると、
「塾の宿題を家庭教師と一緒にやる」
という形になることがあります。
必要であれば塾教材も確認します。
宿題で分からなかった問題も見ます。
ただし、それを終わらせることだけを家庭教師の役割にはしません。
本人が一人で解けなかった問題なら、
なぜ一人では始められなかったのか。
どこまでなら自分でできていたのか。
何を言えば再び考え始めたのか。
次の問題では、その言葉がなくても動けるか。
そこまで確認します。
宿題を終わらせるための支援ではなく、次は一人でできる範囲を増やすための支援です。
塾の宿題そのものが回らなくなっている場合には、中学受験塾についていけない子の家庭学習も参考にしてください。
塾で適性検査の問題を学ぶ。
模試で現在地を確認する。
受検情報を得る。
家庭教師では、一人で解いているところを見る。
理解が曖昧なところを掘る。
違う形の問題でも使えるか確かめる。
必要なら小学校の基礎へ戻る。
このように役割を分けることができます。
塾を二つ掛け持ちすると、それぞれに授業、宿題、教材、テストがあり、学習量そのものが増えることがあります。
一方、家庭教師との併用なら、
「もう一つカリキュラムを載せる」のではなく、今ある学習を一人のお子さまに合わせて確認する
という使い方ができます。
塾のない曜日に家庭教師を入れ、そこで一度学習を整理してから次の塾の授業へ戻る、という形も可能です。
曜日や時間帯については、その時点の空き状況がありますので、お問い合わせ・初回相談からご確認ください。
小学5年生では、「難しい問題を早く」より土台を見ます
小学5年生の時点で時習館中を目指していても、適性検査形式の問題だけを増やすとは限りません。
文章を正確に読めるか。
割合や速さを軽く使えるか。
問題の状況を図へ移せるか。
資料から必要な数字を探せるか。
理由を自分の言葉で説明できるか。
分からないときに少し試せるか。
こうした部分が重いまま難しい資料問題を増やしても、問題形式への慣れだけが先に進むことがあります。
必要なら前の内容へ戻ります。
できている部分まで全部やり直すことはしません。
小学5年生の中学受験学習全体については、中学受験の小学5年生|算数・宿題・家庭学習を立て直すでもまとめています。
小学6年生では、「何を増やすか」より「何が足りないか」を見ます
小学6年生になると、時間は限られてきます。
だからこそ、
教材をもう一冊。
講座をもう一つ。
問題をさらに大量に。
と増やし続けることが必ずしも効率的とは限りません。
模試の答案を見る。
実際に問題を解いてもらう。
初見で止まる場所を見る。
時間を入れたときに何が崩れるかを見る。
そうすると、
知識を戻す必要があるのか。
資料問題を増やすのか。
条件整理なのか。
読み取りなのか。
時間配分なのか。
答案の作り方なのか。
必要なものが絞れてきます。
小学6年生の受験全体については、中学受験の小学6年生|過去問・偏差値・志望校を立て直すもご覧ください。
すでに塾へ通っているからこそ、見えることがあります
塾へ通っていることを、マイナスには考えません。
すでに学習を積み重ねているからこそ、
塾の教材。
宿題。
模試。
ノート。
間違い直し。
こうしたものが、その子の学び方を知る材料になります。
「この問題を間違えました」
だけではなく、
以前にも似たところで止まっている。
解説後はできるが翌週に戻る。
資料の形が変わると弱い。
正解しているが説明は曖昧。
そんな繰り返しが見えてきます。
今ある学習を捨てて最初からやり直すのではなく、
すでにやってきたものから、その子に必要なものを拾います。
佐鳴予備校など、時習館中対策の塾と併用できますか?
できます。
現在通っている塾を変更していただくことを前提にはしていません。
塾で教材、授業、模試、受検情報を得ながら、家庭教師では一人で問題へ取り組む過程を確認する、という使い方ができます。
塾と家庭教師でまったく同じことを繰り返すのではなく、それぞれの役割を分けます。
ただし、すでに学習量が多すぎる場合には、さらに課題を増やすことが適切とは限りません。
まず現在使っている教材や模試を確認します。
「今の塾で大丈夫なのか」だけ相談することもできます
今の塾を辞めるつもりはない。
家庭教師をつけるかも決めていない。
でも、
「この教材だけでよいのだろうか」
「模試では取れているけれど、実力として身についているのだろうか」
「何か足りない気がするけれど、それが分からない」
という場合もあります。
継続指導への入会を前提とせず、塾教材、模試、答案、志望校などを詳しく整理したい場合は、中学受験のセカンドオピニオンをご利用いただけます。
塾を続ける。
家庭教師を併用する。
今は何も増やさない。
一度基礎を優先する。
結論は一つとは限りません。
このページは、すでに塾へ通いながら時習館中を目指しているご家庭を中心に書いています。
一方、
時習館中を受けるかまだ迷っている。
小4から対策塾へ入るべきか考えている。
地元中学校から時習館高校を目指す道とも比較したい。
という場合には、先に時習館中を受ける前に豊橋の保護者が考えておきたいことをご覧ください。
受検することを前提にせず、中学校へ入ってからの学び方まで含めて考えています。
受検ですから、合格を目指します。
だからといって、適性検査で点を取る方法だけを覚えて終わる学習にはしたくありません。
初めて見る問題で、
まず何を聞かれているか読む。
分かっている条件を整理する。
自分の知識から使えそうなものを探す。
試してみる。
うまくいかなければ戻る。
別の方法を考える。
最後に、自分の答えがおかしくないか確認する。
こうした学び方は、時習館中の受検が終わったあとにも残ります。
家庭教師が横にいるときだけできる状態ではなく、
少しずつ、家庭教師がいなくても考え始められる範囲を広げる。
Thinking Studyでは、そこまでを受検指導の一部と考えています。
答えを教えることより、思考の回路をつなぐこと。
時習館中を目指すお子さまでも、この考え方は変わりません。
Thinking Studyは、豊橋市を拠点に訪問指導を行う個人家庭教師です。
時習館中を目指している場合も、
現在通っている塾。
使用している教材。
模試。
学校での学習。
家庭学習。
お子さまが実際に問題を解く様子。
これらを見たうえで、家庭教師を加える意味があるかを考えます。
「すでに塾へ通っているので、家庭教師まで必要なのか分からない」
という段階でも構いません。
何かを増やす前に、今の学習でできていることと、まだ見えていないところを整理します。
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