学校を休む日が増えたとき、勉強と進路をどこから考えるか
学校へ行ける日もあるけれど、休む日が増えてきた。
朝にならないと、その日に行けるか分からない。
欠席した授業が重なり、本人もどこから分からなくなったのか説明できない。
学校の課題、高校受験、進級や卒業のことが、全部同時に心配になっている。
このような時期は、「学校へ行くか、行かないか」だけで考えると、ご家庭も本人も苦しくなりやすくなります。
休養を優先したい日と、少し学べる日があって構いません。登校できるかどうかと、その子がこれから何を学ぶかを分けて考えると、今できることが見えやすくなります。
Thinking Studyは、豊橋市を拠点に東三河・西三河の一部・静岡県西部へ訪問する個人家庭教師です。学校復帰だけをあらかじめ目標にせず、現在の体調、生活、学校との距離を尊重しながら、家庭での学び直し、学校課題、テスト、受験、進路を一緒に整理します。
欠席した一日の課題や、休んだ授業範囲を家庭でどう確認するか迷っている場合は、先に学校を休んだ日の勉強をどう整理するかをご覧ください。
行ける日と行けない日があると、予定を立てにくくなります
毎日休んでいるわけではなくても、登校が安定しない時期には、学習の困りごとが重なります。
授業を受けた単元と、受けていない単元が混ざる
学校の進度と、本人が理解できている場所がずれる
提出物がたまり、何から手をつけるか決められない
登校した日は疲れ、帰宅後や夜に勉強できない
休んだ日に勉強させようとして、親子の会話が苦しくなる
定期テストや受験の日だけ参加できるか分からない
進級、卒業、内申、単位について何を学校へ聞けばよいか分からない
「休んだ分を全部取り戻す」と考えるだけでは、量が増え続けます。今の学校生活に必要なこと、次の学習につながること、進路のために確認したいことを分ける必要があります。
「登校できるか」と「何を学ぶか」を分けて考えます
学校へ戻りたいと思っている子もいれば、今は学校のことを考えるだけで疲れる子もいます。本人の気持ちが日によって変わることもあります。
登校については、本人、ご家庭、学校、必要に応じて医療機関や相談機関と話し合います。家庭教師が登校や転学を決めることはできません。
一方、学習については、今の状態でも確かめられることがあります。
どの教科なら比較的取り組みやすいか
欠席によって抜けた部分と、以前から曖昧だった部分はどこか
学校課題のうち、期限や評価の確認が必要なものは何か
今の学年を進める前に、どこまで戻る必要があるか
受験や進級までに、先に残しておきたい学習は何か
本人がまだ勉強を始められない日は、始められないこと自体を責めません。休めることが先になる時期もあります。学習へ戻れる日に、どこから始めるか分かるようにしておくことも支援の一つです。
学習の遅れは、量だけでは判断できません
教科書のページ数や、提出できていない課題の数だけを見ても、本人の学習状態は分かりません。
同じ「分からない」でも、授業を受けていないため初めて見るのか、前の学年の内容がつながっていないのか、問題文から必要な情報を取り出しにくいのかで、考え方は変わります。
Thinking Studyでは、正解したかどうかだけでなく、本人がどこで止まり、何がつながっていないのかを見ます。答えを伝えて一問を終わらせることより、本人が次に一人で考えるとき、どこから始められるかを大切にしています。
具体的な教材の運用や指導手順は公開していません。実際の教材、答案、学校からの資料、本人の様子を確認し、その子について考えます。
学習の遅れが大きく、何を頼めばよいかも決められない場合は、勉強の遅れをどこから整理するか分からないときの学習相談もご覧ください。
継続して確かめたい三つのこと
1.家庭で続ける学習
毎日同じ量を求めるのではなく、体調や登校の状況が変わっても続けやすい形を考えます。
家庭教師がいる時間だけ進むのではなく、一人で取り組める部分、質問したい部分、学校へ確認する部分を分けます。
2.学校へ確認すること
提出物、定期テスト、出席、成績、進級、卒業に関する条件は、学校や学年によって異なります。
家庭で推測せず、現在の在籍校へ確認します。家庭教師は、学校から聞いた内容を学習計画へつなぐことはできますが、出席や成績の認定を決めることはできません。
3.その先の進路
学校へ戻ること、別室を利用すること、今の学校に在籍しながら家庭で学ぶこと、別の学校を検討することは、同じ時期に揺れ動くことがあります。
どの道を選ぶとしても、今できる学習を残しておくことは、その後の選択肢を狭めにくくします。進路を早く一つに決めるのではなく、いつまでに何を確認するかを分けます。
学年によって、心配になることが変わります
小学生
小学生では、学校へ行けないことと、学ぶことへの苦手意識を同じにしないことが大切です。
計算、漢字、語彙、文章の読み取りなど、その後の学習につながる部分を確認します。長い時間や多くの課題から始めず、本人が取り組みやすい教科や活動を探します。
文章題や問題文を読む場面で止まりやすい場合は、文章題・問題文が読めないときに確かめたいことをご覧ください。読む、書く、計算するなど一部分だけ強く困っている場合や、発達特性との関係も含めて学び方を考えたい場合は、発達特性のあるお子さまの学習支援につながります。
中学生
中学生では、学校課題、定期テスト、内申、高校受験が重なります。
すべてを同じ重さで追いかけるのではなく、在籍校へ確認することと、本人の学習として先に残したいことを分けます。欠席日数だけで進路を決めず、現在の学力、学校での評価、選抜方法、試験当日に向かえる状態かどうかを一つずつ確かめます。
高校受験については、学校や教育委員会、志望校の最新情報も確認してください。
高校生
高校生では、欠席、単位、課題、進級、転学、卒業、その後の進路を分けて考えます。
今の高校に在籍しながら立て直せるのか、転学を考える時期なのか、卒業に必要な課題を先にするのか、大学や専門学校への準備も進めるのか。学校からの情報をもとに順番を考えます。
通信制高校を検討している、または在籍後のレポートや学習に困っている場合は、通信制高校・サポート校での学習と進路をご覧ください。
昼間の方が動きやすいことがあります
朝は起きられない。登校の準備だけで疲れる。昼前や午後になると、少し話したり教材を開いたりできる。
学校と同じ時間割を家庭で再現する必要はありません。夜に疲れが強くなるなら、昼間に自宅で学ぶ方法もあります。
昼間に自宅で学ぶという選択肢では、午前・昼前・午後の時間を使う学び方を案内しています。
朝起きられない状態や体調の波があり、医療との関係も考える必要がある場合は、起立性調節障害のあるお子さまの学習支援をご覧ください。診断や治療は医療機関へ、学校での配慮は在籍校へ相談し、学習面はそれらの方針を尊重して考えます。
親子だけで勉強を抱え込まないために
保護者の方は、心配だから声をかけます。本人は、分かっていることを繰り返し言われ、責められたように感じることがあります。
「勉強しなさい」と言いたいわけではないのに、課題や受験の話をするたびに言い合いになる。その状態が続くと、親子の会話全体が勉強の確認になってしまいます。
学習の一部を家庭の外へ出すことで、保護者の方が毎日すべてを管理しなくてもよい形を考えられます。
学校へ戻ることだけを、唯一の答えにはしません
本人が学校へ戻りたい場合は、授業へ入りやすくする学習、学校課題、定期テストの準備を考えます。
今すぐ戻ることが大きな負担になる場合は、家庭での学習、別室、教育支援センター、転学などについて、本人、ご家庭、学校、必要な支援機関で相談します。
今の状態を否定しないことと、将来をあきらめることは同じではありません。休養を優先する時期も尊重しながら、本人が学習へ戻れるときの入口を残します。
自宅で行った学習が出席として認められるか、成績へ反映されるかには条件があります。教材、提出物、学習記録をどう残すかも含め、在籍校へ確認してください。