塾や個別指導を続けても、成績につながらないと感じるご家庭へ
授業を増やす前に、「分かった」が一人で解けるところまでつながっているかを見ます
塾に通っている。
集団塾から個別指導へ変えてみた。
宿題も提出している。
授業後には「よく理解できています」と言われる。
それでも、定期テストや模試の結果が変わらない。
家で一人になると、同じような問題でも手が止まる。
このような状態が続くと、次の塾を探すべきか、授業を増やすべきか、家庭教師を加えるべきか迷うと思います。
けれども、もう一つ授業や教材を増やす前に、確かめたいことがあります。
授業中に分かったことが、先生の助けがない場面でも使えるようになっているか。
成績が上がらないことを、本人の努力不足や塾の良し悪しだけで決めず、学習のどこでつながりが切れているかを見ます。
今の塾を辞めると決めていなくても構いません。
「教えてもらえば分かる」と「一人で解ける」は同じではありません
先生の説明を聞けば納得できる。
隣で声をかけてもらえば解ける。
授業の最後には正解できる。
それでも、翌日やテストでは解けないことがあります。
説明を受けている間は、先生の言葉、途中のヒント、問題を見る場所などが手がかりになります。
一人で解くときには、その手がかりがありません。
何を使う問題なのかを自分で判断し、必要な知識を思い出し、最初の一手を決める必要があります。
授業中の正解だけを見ていると、この違いが見えにくくなります。
大切なのは、先生が何を教えたかだけでなく、その後、本人が一人で何をできるようになったかです。
成績につながらないとき、五つを分けて見ます
内容を理解できているか
今習っている単元そのものが分からない場合があります。
一方で、現在の単元ではなく、その前につながる内容が曖昧なこともあります。
点数だけから「基礎がない」と広く戻るのではなく、どの内容とのつながりが切れているかを見ます。
分かったことを、自分で使えるか
説明を聞いた直後には解けても、問題の形が少し変わると使えないことがあります。
覚えていないのか、使う場面を判断できないのか、最初の考え方が決まらないのかでは、同じ不正解でも意味が違います。
困っていることを伝えられるか
個別指導でも、本人が自分から質問できるとは限りません。
何が分からないか本人にも分からない。
先生へ遠慮する。
間違いを見せたくない。
言葉にするまで時間がかかる。
「質問はありません」と答えていても、困っていないとは限りません。
宿題が、理解を確かめる時間になっているか
空欄がなく、期限までに提出できていても、自力で進めたとは限りません。
分からない問題を答えで埋める。
解説を写す。
塾へ出すために終わらせる。
量が多く、考える前に期限が来る。
宿題をしたかどうかだけでなく、その中で本人が何を考えられたかを見ます。
塾の宿題をめぐって親子でぶつかる場合はこちらです。
学校・塾・家庭学習の量が重なりすぎていないか
学校ワーク、塾教材、講習教材、映像授業、問題集、単語帳、過去問。
不安が大きいほど、やるものが増えていきます。
教材が多いと、本人が何から始めるか決められず、一つずつの復習が浅くなることがあります。
すべて行うことより、今の目的に必要なものが分かっていることが大切です。
個別指導だから、つまずきがすべて見えるとは限りません
個別指導が悪いという意味ではありません。
集団授業より質問しやすく、本人に合わせて説明してもらえることが力になる子は多くいます。
ただし、「個別」という名称だけでは、実際にどのような時間になっているかは分かりません。
本人が質問した問題へ答えることが中心なのか。
先生一人が複数の生徒を見ているのか。
担当者が変わるのか。
授業中の理解だけでなく、後日一人で解けることまで確認されているのか。
塾の形式ではなく、本人の困り方と実際の支援が合っているかを見ます。
家庭教師をつけても、うまくいかなかった場合があります
以前、家庭教師を頼んだことがあるけれど、成績が変わらなかった。
家庭教師がいる時間だけは進むが、ほかの日は勉強しなかった。
説明は分かりやすかったが、本人が自分で考える時間が少なかった。
先生との相性が合わず、続かなかった。
その経験だけで、家庭教師という形そのものが合わないとは限りません。
一方で、家庭教師へ替えれば変わるとも断定できません。
必要なのは、次の先生を先に探すことではなく、これまでの支援で何ができ、何が残ったのかを分けることです。
今の塾へ確認したいこと
塾を変える前に、次のことを具体的に聞けると、今の支援でできていることが分かりやすくなります。
授業中ではなく、一人でできるようになったことは何か
現在、どの内容で止まりやすいと見ているか
宿題は何を確かめるために出されているか
今月、優先して見直していることは何か
次のテストまでに、何が変われば前進と考えるか
塾から十分な説明がある場合でも、家庭での様子と違うことがあります。
どちらが正しいかを決めるのではなく、塾で見えている姿と、一人で学ぶときの姿を合わせて考えます。
塾を続ける・補う・変えるを、先に決めなくて構いません
今の塾を続ける意味がある場合
受験情報や学校別の対策が役立っている。
先生との関係が良く、本人が安心して通えている。
本人のつまずきが具体的に共有されている。
授業のあと、一人でできることが少しずつ増えている。
このような場合は、塾を続けながら、家庭学習や一部の教科だけを見直す方法もあります。
一度立ち止まって考えたい場合
通う回数や講習を増やしても、同じ問題で止まる。
塾ではできるのに、家やテストでは解けない状態が続く。
宿題を終えるために答えを写すことが増えた。
教材が多く、睡眠や学校生活まで圧迫している。
塾で何を見直しているのか、本人も保護者も分からない。
このような場合は、さらに増やす前に現在の学習を整理する価値があります。
塾へ行くこと自体を嫌がっている場合は、こちらをご覧ください。
「何が問題か分からない」段階では、一度だけの相談もできます
塾を続けるか。
別の塾へ移るか。
家庭教師を加えるか。
家庭学習だけを変えるか。
まだ決められない段階でも構いません。
今使っている教材、答案、ノート、宿題、成績の推移から、現在できていることと、止まりやすい場所を整理する相談があります。
相談後に家庭教師を始める必要はありません。
学年や状況によって、確認したいことは変わります
小学生・中学受験
計算はできるが文章題や図形で止まる、塾の宿題を終えることが中心になる、模試になると自分で考えられないことがあります。
勉強量だけでなく、問題を読んで条件を捉え、自分で考え始められるかを見ます。
中学生・高校受験
学校ワークや塾の宿題は提出していても、定期テストでは解けないことがあります。
内申、提出物、定期テスト、入試で必要な学習を混ぜず、現在何を優先するかを考えます。
高校生・中高一貫校・大学受験
学校の授業が速く、塾や映像授業も増え、本人にもどこから戻ればよいか分からなくなることがあります。
大学受験だけでなく、学校の授業、定期テスト、評定、進級、残された時間を含めて考えます。
学校へ行きづらい時期
欠席した範囲や生活の変化が重なっている場合は、塾の成績だけで考えないほうがよいことがあります。
夜に疲れて学習できず、昼間のほうが動きやすい場合はこちらです。
読み書き・計算など、特定の場面で負担が大きい場合
塾や家庭教師で説明を受けても伸びない背景に、問題文を読む、文字を書く、計算過程を保つ、複数の課題を管理するといった特定の負担がある場合があります。
診断名の有無だけで決めず、実際の学習場面から考えます。
Thinking Studyが大切にしていること
Thinking Studyは、豊橋市を拠点に、東三河、岡崎・西三河、湖西・浜松方面へ訪問する個人契約の家庭教師です。
指導歴30年以上・600人以上の指導経験をもとに、正解か不正解かだけでなく、本人の考えがどこで止まり、何がつながれば次へ進めるかを見ます。
答えを伝えて、その場で解けるようにするだけではありません。
本人が何を見て、どう考え始め、どこから一人では進めなくなるかを大切にします。
以前の塾や先生を否定することが目的ではありません。
今の塾で役立っていることは残し、家庭だけで補いにくい部分があれば分けて考えます。
具体的な教材運用や指導手順は、学年、学校、目標、本人の反応によって変わるため、ウェブサイトでは一律の方法として公開しません。
ご相談から始める場合
今の塾を辞めると決めていなくても構いません。
家庭教師を始めることを前提にしない、一度だけの学習相談もあります。
現在使っている学校や塾の教材、答案、ノート、宿題があれば、新しい教材を先に購入する必要はありません。
本人が相談に参加したがらない場合は、保護者の方だけで話せることと、本人の学習を見なければ分からないことを分けます。
地域別のご案内
上記以外の地域は、対応地域ページでご確認ください。
よくあるご質問
個別指導塾に通っているのに、なぜ成績が上がらないのでしょうか
授業中には理解できても、あとで一人で思い出し、使うところまでつながっていない場合があります。
前の内容の抜け、質問のしにくさ、宿題の進め方、教材の多さなどが重なっていることもあります。
今の塾をすぐ辞めたほうがよいですか
必ずしも辞める必要はありません。
今の塾で得られていることと、まだ困っていることを分けます。
塾の授業や受験情報を活用しながら、家庭学習だけを別に整理する方法もあります。
塾と家庭教師を併用できますか
できます。
ただし、課題をさらに増やすだけの併用は、本人の負担になる場合があります。
塾と家庭教師で何を分けるのかを先に考えます。
家庭教師を以前頼みましたが、成績が上がりませんでした
以前の家庭教師で何ができ、何が変わらなかったかを確認します。
家庭教師という形が合わなかった場合もあれば、授業中だけ進み、一人で学ぶ時間につながらなかった場合もあります。
本人が何も質問しません
質問がないことと、理解できていることは同じではありません。
分からない場所を特定できない、言葉にしにくい、間違いを見せたくないこともあります。
保護者だけでも相談できますか
できます。
教材、答案、成績の推移、家庭での様子から分かることを整理します。
ただし、本人が実際に問題へ取り組むところを見なければ判断できないことも分けてお伝えします。
相談したら家庭教師を始める必要がありますか
ありません。
今の塾を続ける、家庭学習だけを見直す、別の支援を考えることも含めてご家庭で判断できます。
もう一つ増やす前に、現在の学習を見直します
塾に通っても変わらなかった。
個別指導へ変えても変わらなかった。
家庭教師を頼んだこともある。
それでもうまくいかないと、「本人に力がないのでは」と感じることがあります。
けれども、本当に分かっていないのか、分かっていても使えないのか、一人になると止まるのか、やることが多すぎるのかでは、次に考えることが違います。
もう一つ授業を増やす前に。
もう一冊問題集を買う前に。
もう一度塾を変える前に。
現在できていることと、止まっている場所を分けます。
最初のご連絡では、学年、お住まいの市町村、利用している学習支援、現在困っていることを、分かる範囲でお知らせください。