高1の崩れ始めは、成績表より先に現れることがあります
高校の勉強が崩れ始めても、最初から大きく点数が落ちるとは限りません。
最初は、小さな変化として現れます。
課題の字や途中式が少しずつ雑になる
解答を見ながら終わらせる問題が増える
英単語や古文単語の小テストが安定しない
授業中は分かったつもりでも、家では解けない
数学の問題集を開いている時間だけが長くなる
休日にまとめて取り戻そうとして、結局進まない
テスト前には焦るが、普段の勉強を始められない
成績や課題について聞くと、不機嫌になる
この段階では、本人も保護者も「高校生活にまだ慣れていないだけ」「部活で少し疲れているだけ」と考えやすいものです。
実際に、時間がたてば落ち着く場合もあります。
ただ、数学や英語のように前の内容が次へつながる科目では、小さな分からなさを残したまま授業が進むと、どこから質問すればよいのかも分からなくなることがあります。
点数が大きく下がってから慌てる前に、課題、ノート、答案の変化を見ることが大切です。
高校で成績が下がる理由は、勉強時間だけでは分かりません
「高校生になって勉強時間が減ったから」と説明できる場合もあります。
しかし、机に向かっているのに点数へつながらないお子さまもいます。
原因を最初から一つに決めず、実際の学習を見ます。
高校の授業は、中学より速く進みます。
一度分からなくなっても授業は止まりません。質問しようと思っているうちに次の単元へ進み、気づいたときには、何を聞けばよいのか分からなくなっていることがあります。
本人が何も言わないから、理解できているとは限りません。
真面目なお子さまほど、「今さらこんなことを聞けない」と抱え込む場合もあります。
中学では、テスト前に学校ワークを繰り返したり、覚える量を増やしたりすることで、点数につながることがあります。
高校では、範囲が広く、授業も速くなります。
数学では、解法を覚えていても、条件や問い方が少し変わると使えないことがあります。英語では、単語、文法、構文、長文が別々になっていると、学習時間のわりに点数が安定しません。
中学までの努力が間違っていたのではありません。
扱う内容が変わったことで、学び方の調整が必要になっている可能性があります。
高校では、多くの課題が出されることがあります。
提出期限に間に合わせようとして、分からない問題を解答で埋める。提出物は完成していても、テストでは同じ問題が解けない。
この状態は、本人が何もしていないわけではありません。むしろ、毎日かなりの時間を使っていることがあります。
ただ、その時間が「提出するための作業」になり、理解や解き直しまで届いていません。
答え写しが中心になっている場合は、その行動だけを禁止するのではなく、自力で止まっている場所を確認する必要があります。
学校課題を答え写しで終えてしまう高校生へ
高校数学や英語、物理、化学は、前に学んだ内容を使いながら進みます。
成績が下がったからといって、中学内容や高校の最初から全部やり直せばよいとは限りません。
今の単元を理解するために、どこへ戻る必要があるのか。反対に、すでにできていて戻る必要のないところはどこか。
そこを分けないまま復習範囲を広げると、時間だけが足りなくなることがあります。
中学まで成績がよかったお子さまほど、高校で点数が落ちると自信を失うことがあります。
「自分は本当はできないのかもしれない」
「周りは分かっているのに、自分だけついていけない」
そう感じると、答案や課題を見せたくなくなります。親から尋ねられたときに、強がったり、不機嫌になったりすることもあります。
学習内容だけでなく、本人が今の状態をどう受け止めているかも見ます。
成績表やテストの点数は大切な情報です。しかし、点数だけでは、どこで学習が止まったのかまでは分かりません。
可能な範囲で、次のようなものを見ます。
学校の教科書と問題集
普段の課題とノート
定期テストの問題と答案
小テストや再試験の結果
模試の成績表と解答用紙
塾や映像授業で使っている教材
本人が難しいと感じている問題
そのうえで、実際に問題へ取り組む様子を確認します。
問題文の意味を取れているのか。必要な知識を思い出せないのか。公式は覚えていても使う条件が分からないのか。途中までは考えているのに、式や言葉へ表せないのか。
同じ不正解でも、止まっている場所は一人ずつ違います。
高校生活の変化と、学習内容の変化が同時に起こる時期です。
最初の定期テストで点数が下がっても、それだけで高校の勉強に向いていないと決める必要はありません。
一方で、数学や英語の分からなさを抱えたまま次の学期へ進むと、課題を処理するだけになりやすくなります。
学校の進度に合わせながら、どこを早めに戻した方がよいかを確認します。
科目数が増え、文系・理系の選択や大学受験も意識し始めます。
高1の内容に抜けがあるのか、高2で新しく学んだ内容から止まったのかによって、戻る場所が変わります。
すべてを同じように取り戻すのではなく、学校の授業、定期テスト、志望進路につながる科目を分けて考えます。
定期テスト、評定、進級・卒業、推薦・総合型選抜、一般選抜など、複数の期限が重なります。
できることを大きく見せるのではなく、残された時間と現在の学力を見ます。
全科目を一度に立て直すのか。特定科目へ絞るのか。学校の成績を優先するのか。入試対策へ移るのか。
目的を整理し、現実的に優先順位を決めます。
Thinking Studyの指導で大切にしていること
高校で成績が下がったという結果だけで、努力していない、能力が足りないとは決めません。
本人がどこまで考えていたのか。どの説明までは分かっているのか。何がつながらないまま残っているのか。
答えに至る途中を見ます。
学校の教材、課題、答案、塾教材の中に、現在の状態を知る材料があります。
新しい問題集を増やす前に、今使っているものがどのような状態になっているかを確認します。
教材が足りない場合は追加を考えますが、持っている教材を終わらせること自体を目的にはしません。
説明を聞いた直後に分かったことと、一人でもう一度できることは同じではありません。
なぜその式を使ったのか。問題文のどこを見たのか。少し形が変わっても考えられるか。
本人の考えを確認しながら、次に自分で動かせる状態を目指します。
学校課題をすべて丁寧に行おうとして、受験勉強が止まることがあります。反対に、受験用教材ばかりを進め、学校の授業や評定が崩れることもあります。
現在の学年、志望校、入試方式、学校の進度を見ながら、今どちらへ時間を使うのかを整理します。
具体的な教材の順番や進め方は、実際の学習状況を確認して判断します。
成績が下がった原因が、学習内容だけとは限りません。
部活、クラブチーム、補習、遠距離通学などで、帰宅後に考える力がほとんど残っていないことがあります。
この場合は、「もっと勉強時間を増やす」だけでは解決しません。
一日のどこで何を行うのか。帰宅後に行う内容をどこまで絞るのか。睡眠へ影響しないか。
生活時間から見直す必要があります。
部活・競技・遠距離通学で帰宅が遅い中学生・高校生へ
塾が合っている場合は、無理に辞める必要はありません。
一方で、塾の授業を受けることに時間を使い、学校の課題や定期テストの整理まで手が回っていないことがあります。
授業中には分かったつもりでも、家で同じ問題を解けない場合もあります。
塾を続けるのか、家庭教師と併用するのか、いったん学校内容の立て直しを優先するのか。本人の状態を見て考えます。
塾の授業後に家庭教師を利用したい方へ
指導歴30年以上・600人以上のお子さまと向き合ってきました
Thinking Studyは、多数の講師から担当者を紹介する家庭教師会社ではありません。
最初のご相談、面談、実際の指導、保護者の方への報告まで、同じ家庭教師が継続して担当します。
これまで、小学生の日常学習から、中学受験、高校受験、大学受験、中高一貫校、高校の学習、不登校や発達特性に伴う学習上の困りごとまで、30年以上にわたり600人以上のお子さまと向き合ってきました。
高校で成績が下がったという一つの結果だけを見るのではなく、その子がどのように学び、どこで考えが止まっているかを見ます。
講師について
指導方針・指導内容
指導実績・合格実績
高校生の訪問指導は、次の地域を中心に対応しています。
上記以外の地域についても、曜日、時間帯、移動距離などの条件によって対応できる場合があります。
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中学までは成績がよかったのに、高校で急に落ちました。戻せますか
どこで崩れ始めたかによって、立て直せる部分が見つかることがあります。
中学までと同じ方法を繰り返すだけでは合わない場合もあります。まず、どの科目のどの単元からつながらなくなっているのかを確認します。
やる気がないように見えても、実際には何から始めればよいか分からない、できない自分を認めたくない、疲れて考える力が残っていないという場合があります。
責める前に、教材や答案と、本人が問題へ向かう様子を確認します。
すべての課題を同じ重さで扱うと、提出だけで一週間が終わることがあります。
どこは理解のために丁寧に行うのか。どこは期限を優先するのか。テスト前に何を戻すのか。学校の方針と本人の状況を見ながら整理します。
併用できます。ただし、予定を増やすことで本人の負担が大きくなる場合もあります。
塾で得られているものと、現在整理できていないものを確認し、併用する意味があるかを考えます。
ご相談いただけます。
ただし、残された時間、現在の学力、志望校、入試方式によってできることは変わります。大きな約束をするのではなく、何を優先すべきかを現実的に整理します。
入会を前提とせず、まず現在の状況をお聞きします。
今の塾を活用した方がよい場合、学校へ相談した方がよい場合、学習より生活や体調の立て直しを優先した方がよい場合もあります。
成績を上げる前に、どこで学びが止まったのかを見ます
高校に入って成績が下がると、保護者の方も不安になると思います。
「このまま大学受験まで間に合うのか」
「もっと厳しく言った方がよいのか」
「何も言わずに待った方がよいのか」
本人も困っていながら、それをうまく説明できないことがあります。
そんなとき、最初から勉強量を増やすのではなく、実際の教材と答案を見ながら、どこから学びがつながらなくなったのかを確認します。
お問い合わせの際は、分かる範囲で、
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